自宅に地下室を増築(増設)する費用・値段!地下室を作れない場合のリフォーム方法や注意点もご紹介

更新日:2024年03月13日

地下室を増築/増設するリフォーム費用・価格

映画鑑賞やカラオケなど大きな音で趣味を楽しみたい時などに「家に地下室が欲しい」と思う方は、きっと多いはず。
けれども、実際に地下室のある家にリフォームすることは可能なのか、地下に部屋を増築する価格はどの程度になるかなど、わからないことがたくさんありますよね。
そこで今回は、一戸建てに地下室を作る費用や注意点、ポイントなどについてご紹介します。ご自宅でもリフォームができそうか、ぜひ検討してみてくださいね。

リフォームで地下室の増築/増設はできる?

自宅に地下室を増築(増設)する費用・値段!地下室を作れない場合のリフォーム方法や注意点もご紹介

既存の建物の下に地下室を作る場合は「設置する箇所の基礎部分を一部壊す」「建物をリフトアップする」といった作業を行った上で、地盤を掘らなければなりません。

このような技術が必要となる他、地盤の状態や住宅の構造などによっては施工できない場合があり、また建築基準法の制限の問題で確認申請(建築確認)の難易度も高くなります。

一方、庭の空いたスペースに地下室を作るのであれば、可能なケースが多いと言えます。

いずれにしても、施工が可能かどうかは現地調査をしないとわかりませんので、まずは詳しい業者に相談してみましょう。

地下室を増築/増設するリフォーム費用・価格

地下室を増築/増設するリフォーム費用・価格

地下室を作る際にかかる費用は、広さや構造、設置場所などにもよりますが、 1坪あたり80~130万円前後を目安として、総額600~1,000万円を見込んでおくとよいでしょう。

ただし、地下室の規模が大きい場合や、既存の建物を移築あるいは建て替える必要がある際などには、1,000万円を超えるケースもあります。

地下室を新設するリフォームは「地下室そのものの工事費」だけではなく「地盤の調査費」や「建物の基礎部分の補強費(耐震性を確保するため)」などもかかることから、高額になる傾向があります。
例えばですが、事前の「ボーリング調査(地盤調査)」だけでも、5~35万円(基本は20万円以上)は必要です。

資金面が心配な場合には、事前にリフォーム業者に伝えておくと安心でしょう。

自宅に地下室増設は可能?
リフォーム会社と相談したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

リフォームで地下室を作る際の注意点・ポイント

地下室を快適な空間にするためには、いろいろな工夫が必要です。
工事の計画を立てる際は、以下のような点に注意しましょう。

湿気・カビ・結露対策が重要

湿気・カビ・結露対策が重要

夏場の地下室の温度は外気よりも低く、涼しいことが利点となっています。
しかし、地上の湿った暖かい空気が浸入すると、温度差によって結露が生じ、かえってジメジメしたり、カビが発生したりしてしまいます。

そのため「換気や除湿などの設備を整える」「地上と地下の温度差を小さくするため、断熱処理をしてもらう」などの対策が重要になります。

>> 湿気対策でカビを防ぐ!原因/予防方法/おすすめリフォーム
>> 結露の原因/対策とは?窓や壁紙の結露の防止方法

暗くなるため、採光しやすい設計にする

暗くなるため、採光しやすい設計にする

当然ながら、地下室には容易に日の光を取り込むことができません。
採光はもちろん、換気などのためにも、最適な場所を探して窓を設置するとよいでしょう。

窓の設置には、主に「半地下にして、地上に面した部分に窓を設ける」「天窓を設ける」「ドライエリア(空堀り)を作って窓を設ける」といった方法があります。

「ドライエリア」を作れば換気・採光対策しやすい

「ドライエリア」とは、地下室の外側に設ける空堀りのことを指します。
ドライエリアを作ると、地上から日光や外気を取り込みやすくなり、また万が一の場合には避難経路として活用することもできます。

施工費が60~150万円程度プラス\されますが、換気や採光、安全性などの対策になるため、設置されることの多いスペースです。

地下室の施工に詳しい
リフォームしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

自分で地下室を作ること(DIY)は可能?

自分で地下室を作ること(DIY)は可能?

コストを抑えるため、DIYで地下室の新設を検討される方も時々いらっしゃいますが、ここまでご紹介してきたように、地下室を作るには高度な技術や専門的な知識が必要です。
安全面から言っても、自作は避けるべきでしょう。

ご自宅の敷地に地下室の設置が可能かどうか、あるいは予算内で工事できるかなど、不安な点がある場合は遠慮なく業者に聞いてみるとよいでしょう。

地下室設置が難しい際は、目的に合う他のリフォームも検討を

地下室設置が難しい際は、目的に合う他のリフォームも検討を

なお建築確認やご予算などの問題で、地下室の増築・増設が難しい場合でも、あきらめず「地下室が欲しい理由」について一度リフォーム業者に伝えてみることをおすすめします。

例えば「部屋・収納を増やしたい」ということであれば、間取り変更など建築確認上でも問題ない別の施工方法で解決できるかもしれません。

「もう一つ個室が欲しい」「防音室やシアタールームを作りたい」「パントリー(食品庫)が欲しい」など、ご家庭によって内容は異なると思います。
また「リフォームを機に、家の耐震性も高めておきたい」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

上記のようなご要望に沿って、リフォーム業者が意外な提案をしてくれる可能性もあります。
ご興味のある方は、ぜひ気軽にプロに相談してみてくださいね。

希望に合わせて提案してくれる
リフォーム会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

【この記事の要点まとめ◎】

リフォームで、自宅に地下室を増築/増設することは可能?
地盤の状態や住宅の構造などによっては難しい場合がありますが、庭の空きスペースに地下室を作る工事であれば可能なパターンが多いです(詳しくは、こちら)。
地下室を増築/増設するリフォームの、費用・価格帯はいくら?
広さや構造、設置場所などにもよりますが総額600~1,000万円程度が目安です。
ただし工事規模によっては1,000万円を超える場合もあります。
地下室を作るリフォームの注意点やポイントとは?
「湿気・カビ・結露対策が重要であること」「採光しやすいよう設計すること」などです(詳細は、こちら)。
希望に合わせて提案してくれる
リフォーム会社を探したい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

リノベーションのおすすめ記事

  • 掘り込み式車庫(ガレージ)にリフォームしたい!工事費用やデメリットなど、注意事項もご紹介

    掘り込み式車庫へのリフォームに興味がある方の中には「そもそもリフォームできるの?」「調べてみたけど、費用がよく分からない……」と思われる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、掘り込み式車庫リフォームの価格相場やリフォームの際の注意点をご紹介します。駐車場のスペースによってどれくらい金額が変わるかも解説しますので、工事費用の気になる方は必見です!

  • 家の建て替え費用はいくら?リフォームの場合と徹底比較!

    築年数が経過した一戸建て住宅を「新築に建て替えるか、リフォーム(リノベーション)するか」で迷う方は多いはず。あるいは、建て直したくても「まだ築30年の家だから、建て替えるのはもったいない」「お金がない」という理由で困っている方もいらっしゃるでしょう。今回は、建て替えとリフォームの工事費用などの違いや、どちらにするか判断する際の基準、メリット・デメリット、施工事例をご紹介します。

  • 防音工事の方法&リフォーム費用相場を解説!補助金は使える?賃貸/マンションでできる防音対策は?

    「屋外の騒音が気になる」「集合住宅で、生活音によるご近所トラブルを防ぎたい」「ピアノなどの楽器やホームシアターの音が漏れていないか心配」といった理由から、防音リフォームや防音室の設置を検討される方は、多いはず。 今回は防音対策でおすすめの工事や防音リフォーム・防音室工事の費用相場を解説します。 防音工事で活用しやすい補助金制度やアパートなどの賃貸住宅で、工事が難しい場合のDIY方法もご紹介するので、参考にしてください。

  • ビルトインガレージ増設リフォームの価格・費用!メリット・デメリットやシャッターの種類も解説

    ビルトインガレージ(インナーガレージ)のリフォームは「駐車スペースが欲しいけど敷地が狭い」「使っていない部屋があるから、ガレージにしたい」「大事な車を汚したくない」といった悩みがある方におすすめです。また、車のメンテナンスが趣味の方にもピッタリと言えるでしょう。今回は、ビルトインガレージの後付けリフォーム(増築する場合や、不要な部屋を減築してガレージにする場合)の値段についてご紹介します。シャッター・ドアの種類や、ビルトインガレージのメリット・デメリットも、リフォーム前にチェックしておきましょう!

  • 耐震リフォーム工事の費用相場は?耐震診断や補助金、施工事例4選ご紹介

    日本は地震大国。一戸建てかマンションかに関わらず、ご自宅の耐震補強・改修を検討されている方は多くいらっしゃるでしょう。 しかし、「耐震工事にはどのような方法があるの?」「耐震診断は必要?」など、気になることもたくさんありますよね。そこで、本記事では主な耐震リフォーム方法と費用相場、施工事例などをご紹介します。また、補助金や減税制度、耐震性の簡単なチェック方法なども詳しく解説します。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.