畳の上にフローリングは大丈夫?デメリットやカビ・ダニ対策を解説

更新日:2024年09月10日

畳の上にフローリングはカビが生える?デメリットやカビ対策を解説

「畳の上からフローリングって敷けるの?」このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。結論から言うと可能ですがおすすめはしません。畳の上からフローリングマットや専用のフローリング材を敷けば、フローリングに変更はできます。しかし、カビやダニなどが発生する恐れがあります。
この記事では畳の上にフローリングを張るデメリットや、カビ・ダニ対策をご紹介します。また、畳からフローリングへのリフォームの費用や事例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

畳の上にフローリングを張る方法

畳の上にフローリングを張る方法

畳の上からフローリングを貼りたい場合、次のような方法があります。

● フローリングマットを敷く
● 畳の上に直接フローリング材を置く

上記の方法で、畳からフローリングにする場合のメリットやデメリットについてご紹介します。

フローリングマットを敷く

フローリングの模様が印刷されたクッションフロアやウッドカーペットを畳の上に直接敷くことで、和室から洋室になります。

フローリングマットを敷く方法のメリット・デメリットは次の通りです。

メリット ● ハサミやカッターで自由にカットできる素材もある
● バリエーションが豊富にある
● 費用を抑えられる
● DIYしやすい
デメリット ● 畳にカビが生えやすくなる
● フローリング材と部屋のサイズが合わない場合がある
● 安っぽく見える場合がある

リフォームとは異なり大掛かりな工事の必要がなく自分で施工できるため、費用を抑えられます。

畳の上に直接フローリング材を置く

畳の上に直接置くことができる専用のフローリング材は、床に置いてはめ込むだけで手軽にフローリング施工ができます。

畳の上に直接フローリング材を置く場合のメリット・デメリットは次の通りです。

メリット ● 費用を抑えられる
● 賃貸の原状回復にも対応できる
● 大掛かりな工事が必要ない
デメリット ● カビが生える恐れがある
● フローリング材と部屋のサイズが合わない場合がある

なぜ上記のようなデメリットが発生するのかは次で解説しているので、ぜひ合わせて参考にしてください。

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畳の上にフローリングを張るデメリット

畳の上にフローリングを張るデメリット

畳の上にフローリングを張るデメリットには主に3つあります。

● 畳にカビが生えやすくなる
● フローリング材と部屋のサイズが合わない場合がある
● 安っぽく見える場合がある

上記のデメリットについて詳しく解説していきます。

畳にカビが生えやすくなる

畳の上にフローリングを張ると、湿気がこもり、カビが生えやすくなります。

畳は湿気を吸収したり、放出したりして湿度を保つ調湿素材のため、畳の上にマットなどを敷くと、畳の表面から湿気が放出しにくくなってしまいます。

たまった湿気は、畳にカビを発生させる原因になるため、畳の上にフローリングを張る場合は定期的に通気性をよくすることが必要です。

>> カビの影響について詳しくはこちら
>> 畳のカビ・ダニ対策を万全にする方法について詳しくはこちら

フローリング材と部屋のサイズが合わない場合がある

フローリングマットを敷く場合、フローリング材と部屋のサイズが合わない場合があります。

部屋とマットの大きさが合わないと、フローリングマットと畳の間に段差ができてしまうので、ほこりやゴミが溜まりやすくなってしまいます。

間にたまったほこりやゴミは掃除しにくいので、ご注意ください。

>> フローリングの種類と特徴について詳しくはこちら

安っぽく見える場合がある

フローリングマットは木目調の模様をプリントしているものが多いので、本物のフローリングとは質感が異なり、安っぽく見える場合があります。

費用を抑えながら質感も大事にしたい方は、はめ込み式のフローリングがおすすめです。

はめ込み式のフローリングは接着剤や釘を使わずに施工可能で、賃貸の原状回復にも対応できます。

畳のカビ・ダニを防ぐ方法

畳のカビ・ダニを防ぐ方法

畳の上にフローリングを張る際の畳のカビ・ダニを防ぐ方法は次の通りです。

● ダニよけシートを敷く
● 畳をきれいにしてからフローリングを敷く

上記の方法について、詳しく解説していきます。

ダニよけシートを敷く

畳のダニを防ぐためにはダニよけシートを敷くのがおすすめです。
畳にフローリングマットを敷くと、長期間敷きっぱなしになることが多いので、しっかりとダニ防止をしておきましょう。 畳をしっかりと掃除したら、フローリングマットを敷く直前にダニ除けシートを敷きます。

ダニ除けシートは、インターネット通販やホームセンターなどで販売されています。
ダニ除けシートと合わせて、防カビ剤スプレーを使用するのが効果的でおすすめです。

畳をきれいにしてからフローリングを敷く

畳のカビ・ダニを防ぐためには、畳をきれいに掃除してからフローリングマットを敷く必要があります。
カビやダニは畳に落ちているフケやアカ、食べこぼしなどを栄養源としているので、フローリングマットを敷く前にしっかりと掃除をしましょう。

ただ、畳を掃除する際は水拭きは適切ではないので、掃除する場合はほうきや掃除機などを利用するのがおすすめです。

もしカビが生えてしまった時は

畳のカビ・ダニを防ぐ方法

もし畳にカビが生えてしまっても、軽度のカビなら除去できます。
畳にカビが生えてしまったら、水と酢を10:1で混ぜ合わせたものに雑巾を浸して絞り、擦ります。
畳の目に沿って擦るのがポイントで、消毒用エタノールでも代用可能です。

しっかりと落とせたら、その後しっかりと水拭きをしましょう。
また畳に水分が残っているとカビの再発につながるので、日陰で3日〜4日ほど干してしっかりと乾かしてください。

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畳からフローリングにする費用相場とメリット

畳からフローリングに変えたい場合はリフォームがおすすめ

畳にカビやダニがたくさん生えてしまうと除去が大変なので、畳からフローリングに変更する際は、リフォームがおすすめです。

そこで、畳からフローリングへのリフォームでかかる費用や、リフォームでフローリングに変えるメリットについて、解説します。

畳からフローリングに変える場合の費用相場

6〜8畳程度の部屋を、リフォームで畳からフローリングに変える場合の費用相場は「10〜40万円程度」です。費用はフローリングの性能や強度、部屋の広さで異なります。

また畳を剥がした下地の状態が劣化している場合は、さらに10万円前後の費用がかかる場合もあります。 畳からフローリングに変える場合は、複数社に見積もりを取るのがおすすめです。

また、見積もりを依頼する時は、畳の状態を確認してもらってから作成してもらいましょう。

>> 畳からフローリングリフォームについて詳しくはこちら

フローリングに変えるメリット

畳からフローリングに変えるメリットは次の3つです。

● 掃除がしやすい
● ダニが発生しにくくなる
● 複合フローリングならメンテナンスが簡単

上記のメリットについて詳しく解説します。

【掃除がしやすい】

畳からフローリングに変えることで掃除が簡単になり、部屋を清潔に保ちやすくなるでしょう。
畳は気軽に水拭きができませんが、フローリングなら簡単に水拭きができるので、何かこぼしてしまっても安心です。

【ダニが発生しにくくなる】

フローリングは畳と比較すると、ダニが発生しにくくなります。
ダニの栄養源はフケやほこり、食べかすですが、フローリングは掃除がしやすいため、ダニの栄養源となるものが溜まりにくくなります。

ただ、カーペットにはダニが発生しやすいので、フローリングの上にカーペットを敷くのであればこまめな掃除が必要です。

【複合フローリングならメンテナンスが簡単】

畳は裏返しや表替えなどの定期的なメンテナンスが必要ですが、賃貸物件などでよく使われる複合フローリングはメンテナンスがほとんど必要ありません。

ただ無垢材を使用したフローリングの場合は、定期的にワックスがけが必要なので、ご注意ください。

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畳からフローリングにリフォームした事例

畳からフローリングにリフォームした事例

最後に、当サービス『リショップナビ』の加盟会社が施工した、畳からフローリングへのリフォームを含む事例を5つご紹介します。

● リビングとの段差を無くした洋室へ
● 和室を撤去して広々リビングに
● 和室を広々とした空間に
● ダイニング・キッチンの和室は洋室に
● 4つある和室を洋室に

畳からフローリングへのリフォームを検討している方は、ぜひ事例を参考にしてください。

事例1:リビングとの段差を無くした洋室へ

住宅の種類 マンション
築年数 -
施工日数 40日間
リフォーム費用概算 約650万円
(うち和室リフォームは50〜100万円)
この事例は和室を洋室へ変更し、お子様の部屋にするリフォームです。
リビングとの段差を無くし、リビングと同じ種類のフローリングを採用しているので、引き戸を開けておけば、広々とした空間に見えます。
>> この事例の詳細を見る

事例2:和室を撤去して広々リビングに

住宅の種類 マンション
築年数 21年
施工日数 5日間
リフォーム費用概算 約69万円
この事例は購入した中古マンションの和室を洋室に改装したリフォームです。
押し入れも洋室に合うようにクローゼットに変更しています。
和室とリビングの境の壁をなくすことで、広々とした空間に仕上がりました。
>> この事例の詳細を見る

事例3:和室から広々とした空間に

住宅の種類 マンション
築年数 25年
施工日数 -
リフォーム費用概算 約298万円
こちらは、購入した公団マンションをきれいな状態にしたいという事例です。
施工前はリビングに隣接して和室がありましたが、和室を無くし広々としたリビングにしています。
また、リビングの床も修繕が必要な状態になっていたので、和室の床と合わせて新しいフローリングに変更しました。

>> この事例の詳細を見る
>>マンションの床張り替え費用を種類別に解説!補助金や事例も紹介

事例4:ダイニング・キッチンの和室は洋室に

住宅の種類 一戸建て
築年数 40年
施工日数 90日間
リフォーム費用概算 約1,500万円
こちらはバリアフリー仕様にリフォームした事例です。
こちらのお客様は急な階段や和室と洋室の段差を治したいとのことでしたので、ダイニング・キッチンを和室から洋室に変更し、段差をない一続きの空間に仕上げました。
一続きの空間になったことで、ペットのわんちゃんも自由に走り回れます。
>> この事例の詳細を見る

事例5:4つある和室を洋室に

住宅の種類 一戸建て
築年数 -
施工日数 -
リフォーム費用概算 約109万円
(うち和室リフォームは20〜50万円)
この事例は空き家の内装リフォームで、4つある和室を洋室に変更しています。
こちらのお客様は賃貸として貸し出す予定でしたので、見た目もきれいになり、使い勝手もよくなるように施工しました。
>> この事例の詳細を見る

畳からフローリングに変更したい場合はリフォームがおすすめ

畳の上にフローリング

和室から洋室に変更したい場合は、畳の上にフローリング敷く方法より、リフォームをするのがおすすめです。 畳の上にフローリングを敷くとダニやカビが発生しやすくなりますし、隙間にゴミやほこりが溜まりやすかったりします。

畳からフローリングにリフォームをする際の費用相場は、6〜8畳で「10〜40万円程度」です。

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