今すぐに自分でできる対策3選
まだ言葉を理解できないくらい小さいお子さんは、何度言ってもキッチンへ入ってきてしまうもの。
早急な対策が必要と感じた時は、市販品で対応できる以下のような方法がおすすめです。
収納扉に、市販のストッパー・ロックを付ける
包丁など、危険な物が収納してある場所の扉や引き出しは、市販のストッパーやロックを設置して開けられないようにしておきましょう。
粘着テープで簡単に貼り付けられる物も多くありますが、キッチンの塗装がはがれる心配がなければ、どこにでも使用できます。
一番下など、引き出しの一部は「開けてOK」にする
あまり使っていないキッチン用品をあえて届く場所に置き、おもちゃ代わりに遊ばせるというのも一つの方法です。
好きに開けて物を触ってよい場所があれば、お子さんの遊びたい気持ちを満足させてあげられますよ。
触ってもケガの心配がない物、口に入れても安全な物を選ぶのがポイントです。
ベビーゲート・柵・サークルで侵入防止
キッチンの入り口にベビーゲートや柵を設置する、あるいはお子さんをベビーサークルの中で遊ばせて、キッチンに入れないようにするという方法もあります。
ただし、これらのグッズが効果を発揮するのは、お子さんが本当に小さい時期に限られます。
また「通せんぼするのではなく、きちんとしつけをしたほうがよい」という見方もあり、この方法は賛否両論分かれるところです。
一方で、炊飯器の蒸気・魚焼きグリル・オーブン・包丁などによる、やけどやケガのリスクを考えると「設置したほうがよい」という意見も多く見られます。
お子さんの行動パターンや性格なども考慮しながら、設置の有無を検討するとよいでしょう。
DIYで解決しない場合におすすめの、簡易なリフォーム3選
上記でご紹介したような対策はすでに実施したけれど、お子さんが自力で開けてしまう、または毎回ロックや元栓の施錠・解錠をするのが面倒という場合には、業者に頼んで簡単なリフォームを行ってみてはいかがでしょう。
賃貸にお住まいの方は難しいかもしれませんが、持ち家でリフォームが可能であれば、以下のような対策がおすすめです。
業者に、間仕切りやベビーゲートを取り付けてもらう
壁付けタイプのキッチンや、最近の住宅に多いオープンキッチンなどの場合は、柵で囲えないのが大きな弱点。
通路幅が広い場合は、規格サイズのベビーゲートでは幅が足りないこともありますよね。
また、市販のベビーゲートを設置できたとしても、お子さんが成長すると自分で開けてしまったり、倒してしまったりするケースも。
このような場合は、業者に間仕切りドアやベビーゲートを取り付けてもらうと安心です。
「キッチンにぴったりのサイズに仕上げてほしい」「しっかり固定してほしい」といった具体的な要望に応えてもらえます。
子供が届かない位置に、収納・吊り戸棚を設置
子供にイタズラされたくない物は、手が届かない場所に移動することが多いはず。
そのための収納が足りなければ、吊り戸棚などの新たな収納スペースを設置するのもよいでしょう。
ただし、中身が見えると子供はどうしてもイタズラしたくなるもの。
吊り戸棚の中が見えないようにする、落下防止のロックを付けるなどの工夫も必要です。
ガスコンロをIHクッキングヒーターに交換する
子供がキッチンに入り込んでいる時に、頭上でガスコンロを使うのは危険がいっぱい。
そこで最近は、IHクッキングヒーターが子育て世代に高く評価されています。
火事の心配がなくなるため、お子さんが成長した後もメリットは継続します。
長い目で見ても無駄のないリフォームになるはずですよ。
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最新のシステムキッチンに交換するのもおすすめ
ちなみに最新のシステムキッチンなら、基本的に安全に設計されているため、事故のリスクも少なくなります。
家を建ててから築年数が経っている、あるいは今のキッチンが狭くて不便、などの理由で「そろそろリフォームしてもよいかも」とお考えの方は、キッチンの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
安全面では、以下のようなメリットがあります。
「チャイルドロック機能」を付けられる
画像引用:LIXILホームページより
URL : https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/alesta/parts/parts09.htm
製品の種類によっては、包丁などをしまう収納スペースやコンロなどにチャイルドロックが設置されています。
DIYで後付けする必要がないため、子育て世代におすすめの機能です。
ガスコンロを使う場合も、Siセンサー機能付きで安心
画像引用:リンナイホームページより
URL : http://rinnai.jp/products/kitchen/gas_table/gt_lakucie/gt_lakucie_safety
キッチンの交換を機に、ガスからIHへ変更する方法もありますが「できれば使い慣れたガスコンロがいい」という方もいらっしゃいますよね。
最新のガスコンロには、基本的に「Siセンサー」が付いています。
温度の上がり過ぎや消し忘れを感知して、自動でガスを止めてくれるなどの機能があるので、不安が軽減されますよ。
カウンターにコンセントがあると便利
画像引用:トクラスホームページより
URL : https://www.toclas.co.jp/kitchen/kurashi/idea/018/
やけどの心配がある炊飯器やポットは、なるべく子供の手の届かない位置に置きたいもの。
そんな時、キッチンのカウンターにコンセントがあると、とても便利です。
キッチンに標準装備されているタイプの他に、オプションで設置できるタイプもあるので、キッチンを選ぶ際に確認しておきましょう。
画像引用:パナソニックホームページより
URL : http://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Plug
コンセントの位置は、メーカーによっても異なりますが、カウンターの上か下、いずれかに設置できます。
使い勝手に合わせて選ぶとよいですが、お子さんの手が届く位置だとイタズラでコードを抜かれてしまう可能性もあるので、注意して見てあげてくださいね。
食洗機を付けるなら、やけど対策されている機種もあり
食洗機の排気口は子供の頭や顔の高さになることが多く、高温の排気に触れるとやけどする可能性があります。
このため、ビルトイン食洗機を設置したい場合には、やけど対策に配慮された物を選びましょう。
>> ビルトイン食洗機の交換費用は?食洗機の選び方やDIYの仕方を解説
画像引用:リンナイホームページより
URL : https://rinnai.jp/products/kitchen/kitchen_dryer/function
おすすめは、排気の温度を約35〜40℃まで下げてから排出するタイプです。
また、排気口が上部に設置されている機種もあります。
壁付け(背面式)のキッチンを、対面式に変更するご家庭も
壁付けのキッチンをお使いの方は、お子さんに背を向けている間に何かあると心配ですよね。
作業中にお子さんの様子が見えないと、「うっかり魚焼きグリルに触れてしまわないか」「揚げ物をする時の油ハネが怖い」「ゴミ箱で遊んでしまうかも」などと不安になることも多いでしょう。
そこで、思い切ったリフォーム方法ではありますが、壁付けキッチンを対面式キッチンに換えるという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
対面式はベビーゲートを設置しやすく、お子さんが小さい内はもちろん、大きくなってからもリビングやダイニングの様子を見守れるのが大きなメリット。
子育て世代に人気のリフォーム方法ですよ。
子供の好奇心を満たしつつ、子育ては安全面もしっかり考慮しておきたいもの。
危険な物が多いキッチンは、特に対策を練っておきたい場所です。
DIYから本格的なリフォームまで、ご家庭に最適な方法を選んでみましょう。
もしもリフォームを実施される場合には、複数の会社に見積もりを依頼し、提案内容を比較してみることをおすすめします。
子育て経験のあるプランナーなど相性のよいスタッフに出会えれば、より具体的なアドバイスもしてもらえるかもしれません。
なお、当サイト『リショップナビ』では、おすすめのリフォーム会社をご紹介しています。
キッチンの改装や、安全対策のためのリフォームを検討されている方は、ぜひ気軽に活用してみてくださいね。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
小さい子供がキッチンに入ってきて危険だと感じています。簡単にできる対策はありますか? |
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「収納のドアに、市販のストッパーやロックを取り付けておく」などの方法があります。 その他の簡易な対策の仕方は、こちらでご紹介しています。 |
市販のストッパーやロックを付けても、子供が自力で外してしまいます。もっと本格的なキッチンの安全対策・方法はありますか? |
リフォーム業者に「ベビーゲートを設置してもらう」などの方法もおすすめです。 簡易なリフォームによる安全対策の例は、こちらで解説しています。 |
壁付け(背面式)のキッチンを使用しており、子供に背を向けてしまっている時に不安です。何か良い安全策はありますか? |
規模の大きなリフォームではありますが、思い切って「対面式のキッチンへ変更する」という方法もあります。 |
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