
お風呂をバリアフリーにするポイントを解説!費用や補助金、事例も合わせてご紹介
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高齢の家族がいると、お風呂での転倒やヒートショックが心配ですよね。足腰が不自由になると衣服の着脱や入浴の介護も必要になるため、バリアフリー化のための工事を検討している方もいるのではないでしょうか。 本記事では、お風呂をバリアフリーにする際のポイントを6つご紹介します。リフォームにかかる費用や注意すべき点、補助金についても触れています。 実際のリフォーム事例もご紹介するので、お風呂のバリアフリー化の参考にしてください。
目次
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お風呂のバリアフリーが重要な2つの理由

お風呂のバリアフリーは、主に以下の理由で重要です。
お風呂のバリアフリーが重要な理由
- 転倒の危険を回避するため
- 介護側の負担を軽減するため
それぞれ詳しく解説します。
転倒の危険を回避するため
家の中でも、お風呂は転倒のリスクが高い場所となっています。
洗い場の濡れた床を歩くときやイスから立ち上がるとき、浴槽をまたぐときなどはバランスを崩しやすく、転倒に注意が必要です。
高齢者の転倒は骨折につながりやすく、骨折した部分によってはその後車イスや寝たきりの生活になってしまうかもしれません。
また、頭部外傷により入院したり、湯舟で溺れたりする危険性もあります。
こうしたトラブルを防ぐため、お風呂のバリアフリー化は高齢者のいる家にとって大切な工事と言えるでしょう。
介護側の負担を軽減するため
お風呂がバリアフリーになれば、介護する側の身体的な負担も減ります。
湯舟につかる際や立ち上がる際に介助するときは、中腰になったり身体を支えたりと肉体的に負荷がかかります。
長期的に負担がかかると、介護する側がケガをしてしまうこともあるでしょう。
しかし、滑りにくい床やまたぎやすい浴槽への変更、手すりの設置などを施工することで、介護する側の姿勢や動きが楽になります。
介護される側、する側両方の安全のためにも、浴室のバリアフリー化を実施しましょう。
お風呂をバリアフリーにするポイント6つ

ここでは、お風呂をバリアフリー化する際に一般的に行われる工事の内容をご紹介します。
● 手すりを設置する
● 出入り口や扉の段差を調整する
● 滑りにくい床材に変える
● 浴室暖房機を導入する
● 出入りのしやすい浴槽に変える
● 非常用の浴室発信機を設置する
手すりを設置する
手すりは、立ったり座ったり、移動したりするときに身体を支えてくれます。
入浴時は、以下のタイミングで手すりが役立ちます。
手すりが役立つタイミング
- 浴室への出入り
- 洗い場での移動
- 浴槽への出入り
- 浴槽での立ち座り
- 洗い場(イス)での立ち座り
設置する高さは、利用者の身長や動作などにより異なるので、業者によく相談しましょう。
出入口や扉の段差を調整する
浴室への出入口に段差があるとつまずいて転倒する恐れがあるので、できるだけ低い段差にしましょう。
脱衣所と浴室の理想的な段差は2cm以下と言われています。
0cmにできればさらに安全ですが、段差がまったくない脱衣所だと、水が侵入しやすくなります。
水漏れを防ぐには排水の工夫が必要なので、業者に相談してみてください。
滑りにくい床材に変える
濡れた床でも、転倒によるケガのリスクを抑えられるよう、水はけが良く滑りにくい床材に変更しましょう。
TOTOの「ほっカラリ床」やクリナップの「足ピタフロア」など、システムバスメーカーごとに独自の技術による滑りにくい床を提供しています。
転倒してしまった際に衝撃をやわらげてくれる、クッション性のある床材もおすすめです。
浴室暖房機を導入する
ヒートショック対策として、浴室暖房機の導入も、バリアフリーでよく行われるリフォームです。
ヒートショックとは急激な温度の変化により血圧が大きく上下して、心臓や脳に疾患が生じることです。例えば脳梗塞や心筋梗塞、大動脈解離などがあります。
暖かいリビングから寒いお風呂への移動、冷えた脱衣所から熱い浴槽への入浴はヒートショックの原因になりやすいため、注意しなければいけません。
ヒートショックを予防するため、脱衣所でのストーブの使用のほか、浴室暖房機を設置して家の中での急激な温度変化を防ぎましょう。
浴室暖房機は、乾燥機能付きタイプならカビの予防や悪天候時の洗濯も楽になりますよ。
出入りのしやすい浴槽に変える
負担なく浴槽にまたいで入れるよう、浴槽の高さや深さを変更しましょう。
一般的に浴槽の高さは30〜40cmだと負担が少なく、またぎやすくなります。
なるべく入りやすい高さにしたい場合は、浴槽の3分の1ほどが床に埋め込まれた「半埋め込み式」にするとよいでしょう。
また、浴槽が深いと溺れてしまうリスクがあるので、膝上よりも深い場合はより浅いタイプの浴槽への変更を検討しましょう。
非常用の浴室発信機を設置する
万が一のことがあったときにすぐ気づけるよう、浴室発信機の設置もおすすめです。
紐を引くタイプやボタンを押すタイプなどがあり、浴室内で困ったことがあった際に家族に知らせることができます。
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介護を想定したお風呂のバリアフリー化で必要なこと2つ

ここでは、お風呂での介護をより楽にするためにおすすめの対策を2つご紹介します。
お風呂での介護をより楽にするためにおすすめの対策
- シャワーキャリーを設置する
- バスリフトを設置する
シャワーキャリーを設置する
シャワーキャリーとは、浴室内や脱衣所専用の車イスのことです。
シャワーキャリーに座ったまま移動したり体を洗ったりできるので、転倒のリスクを軽減できます。
足腰が不自由なご家族がいらっしゃる場合はぜひ使ってみてください。
バスリフトを設置する
バスリフトとは、浴槽に設置できる電動で上下するシートのことです。
足腰が不自由な人や浴槽内での立ち座りに不安がある人でも安心して湯船舟につかれます。
バスリフトの設置はDIYでもできますが、手間や時間がかかるため、業者への依頼がおすすめです。
リショップナビでは近隣の業者に一括で見積もりを依頼でき、金額や工事内容を比較してあなたにぴったりの業者を選べます。
見積もり依頼は1分ほどで入力できるので、スキマ時間に依頼してみてくださいね。
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お風呂をバリアフリー化する費用の相場

リフォーム内容 | 費用相場 |
|---|---|
手すりの設置 | 0.5〜5万円 |
段差の解消 | 5〜28万円 |
床材の交換 | 4~20万円 |
浴室暖房機の設置 | 9〜25万円 |
浴槽の交換 | 10~55万円 |
浴室発信機の設置 | 0.2~5万円 |
在来工法のお風呂ではなくユニットバスをリフォームする場合は、浴室を丸ごと交換するケースがほとんどです。
お風呂のバリアフリーで利用できる補助金制度

ここでは、お風呂のバリアフリー化工事で利用できる補助金制度として以下の3つをご紹介します。
● 自治体の補助金
● 介護保険の補助金
● 長期優良住宅化リフォーム推進事業
自治体の補助金
自治体の補助金を利用できる場合があります。
たとえば東京都八王子市では、浴槽の取替え工事に37.9万円を限度基準額として「高齢者自立支援住宅改修給付」を実施しています。
また、兵庫県神戸市の「バリアフリー住宅改修補助事業」では、浴室の手すりの取り付け、段差解消などを対象に最大12万円補助しています。
補助金の有無や内容は各市町村で異なるので、お住まいの地域の役所に問い合わせてみてください。
>> どんなリフォーム・リノベーションが補助金対象?
>> 東京都が実施する2024年版リフォームの補助金制度一覧!申請方法や併用についてご紹介
介護保険の補助金
要支援、または要介護認定されている家族がいれば、介護保険の補助金を申請できます。
風呂のバリアフリーでは、以下の工事などを対象に上限18万円が支給されます。
介護保険の補助金の対象となる工事
- 手すりの設置
- 段差の解消
- 滑り防止のための床材の交換
申請はケアマネージャーを通して行う必要があるので、まずはケアマネージャーに相談してみましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は国が実施している施策で、省エネやバリアフリーなど住宅の性能を高めるリフォームを対象に、工事費用等の1/3、1戸あたり最大100万円までを補助しています。
一戸建ての場合はリフォーム後の住宅規模が55㎡以上、共同住宅などの場合は40㎡以上である必要があります。
また、長期優良住宅化リフォーム推進事業でバリアフリーリフォームを行う場合、耐震改修工事や窓や壁、床の断熱化など、住宅の性能向上工事を併せて行うことが必須になりますので、注意しましょう。
出典:「令和5年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業に関する説明資料(国土交通省)」
※出典より、内容に関する情報は加工してまとめております。
お風呂をリフォームするときに注意するポイント3つ

バリアフリーのためにお風呂をリフォームする際は、以下の3点に注意しましょう。
● 自由に設計できない場合がある
● 施工期間はお風呂が使えない
● リフォームするタイミングを把握しておく
自由に設計できない場合がある
ユニットバスはあらかじめ部品を工場で製造し、現場では組み立てるだけのため、穴開けの位置や寸法などの細かい調整は基本的にできません。
浴室発信機やバスリフトの設置などのために柔軟に設計してほしい場合は、見積もりの時点で相談しておきましょう。
施工期間はお風呂が使えない
工事の内容にもよりますが、お風呂のリフォーム期間中は2〜3日程度自宅の浴室を使用できません。
近所の銭湯の場所や知り合いのお風呂を借りられるかどうかなど、代わりの入浴手段を事前に確認しておきましょう。
リフォームするタイミングを把握しておく
一般的にお風呂のリフォームは新築から15〜20年が目安のタイミングです。
20年以上使っていると汚れや傷が目立ち、排水機能にも異常が出てくるでしょう。
新築から15年ほど経っているなら、リフォームのタイミングに合わせてバリアフリー化を検討してみてください。
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お風呂のバリアフリーの事例3選

後に、リフォームの参考になるお風呂のバリアフリーの施工事例をご紹介します。
事例1:手すりを最適に設置!断熱材も入れてあったかい浴室にリフォーム

| リフォーム費用 | 約139万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 7日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 26年 |
建物の老朽化と介護が必要なお母様のためにリフォームをした事例です。
ケアマネージャーとも相談しながら、1番使いやすい位置に手すりを設置しました。
浴室のほか廊下にも手すりを設置し、安心して室内を移動できるように配慮しています。
事例2:断熱性が高く、お湯が冷めにくい浴室にリフォーム

| リフォーム費用 | 約136万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 7日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 25年 |
事例3:安全・安心で暖かいユニットバスにリフォーム

| リフォーム費用 | 約99万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 10日 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 40年 |
お風呂をバリアフリーにして快適・安心に暮らそう

手すりの設置や滑りにくい床材への変更などにより、お風呂をバリアフリーにできます。
バリアフリーが目的のリフォームの場合、各自治体による補助金や介護保険の補助金を受け取れる可能性があるので、役所の窓口やケアマネージャーに相談してみてください。
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