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ユニットバスとはどんなタイプのお風呂?
「ユニットバス」とは、浴室内のユニットのパーツ(浴槽・シャワー・壁・床・天井・ドアなど)を、現場で組み立てて完成させる、一体型のバスルームのことです。
こうした工法は「ユニット工法」と呼ばれ、パーツを組み立てるだけなので、短い施工期間で工事できるのが大きな特徴といえます。
ユニットバスは現在、一戸建て住宅や賃貸住宅、ホテルなど日本のほとんどの住宅で採用されている人気の浴室です。
システムバスと明確な違いはない
ユニットバスとシステムバスには、明確な定義上の違いはありません。
以前は「浴槽・洗面台・トイレが一体になったタイプ」をユニットバスと呼ぶイメージが強くありましたが、現在は浴室のみの独立タイプが一般的です。
また最近では、「追い焚き機能」や「ジェットバス」など多機能な製品が登場したことで、高性能なユニットバスを「システムバス」と呼ぶケースも増えています。
さらに、呼び方はメーカーや業者によって異なる場合もあるため、実際の仕様を確認するのが安心です。
ユニットバスの主な3種類と規格サイズ

ユニットバスは主に3種類
ユニットバスの主な種類と、特徴について次の表にまとめました。
種類 | 構成 | こんな建物に多い |
---|---|---|
1点ユニットバス | 浴室(浴槽と洗い場)のみ | ファミリー向けの住宅 |
2点ユニットバス | 浴室・洗面ボウル(洗面台) | (独立洗面台がない)単身者向け の賃貸住宅 |
3点ユニットバス | 浴室・洗面ボウル(洗面台)・ トイレ |
ホテル、単身者向けの賃貸住宅 |
ユニットバスの主なサイズ

メーカーによって多少の違いはありますが、ユニットバスの主な規格サイズや特徴は、次の通りです。
ユニットバス のサイズ |
浴室内寸 (幅 × 奥行き) |
坪数 | 対象の住宅 |
---|---|---|---|
1216 | 120cm × 160cm | 0.75坪 | 一戸建て用 マンション用 |
1317 | 130cm × 170cm | ||
1418 | 140cm × 180cm | 主にマンション用 | |
1616 | 160cm × 160cm | 1坪 | 一戸建て用 マンション用 |
1717 | 170cm × 170cm | ||
1618 | 160cm × 180cm | 1.25坪 | |
1620 | 160cm × 200cm |
>> ユニットバス(お風呂・浴室)の一般的なサイズとは?
>> ユニットバスの最小サイズは?おすすめメーカーはどこ?
ユニットバス製品には、一戸建て用とマンション用があります。
「一戸建て用」のほうは天井が高く、「マンション用」はコンパクトに設計されるのが一般的です。
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ユニットバスのメリット5つ
掃除が楽
ユニットバスは、汚れが落ちやすい素材(プラスチック・樹脂など)で製造されたパーツが多いです。
さらに壁や床のつなぎ目・溝が少ない(一体化している)ため、日々の掃除やメンテナンスをしやすいといえます。
防水性が高い
FRP(繊維強化プラスチック)などの素材が使われ、壁・床が一体になっていることから、防水性が高いです。
階下への水漏れの不安が少ないため、集合住宅で採用しやすい点も魅力でしょう。
冬の寒さ対策をしやすい
ユニットバスは断熱性・気密性に優れ、浴室内の熱が外に逃げにくいため、冬でも暖かさを保ちやすい構造です。
特に寒さやヒートショックが気になる季節でも、快適に入浴できます。
なお、近年のユニットバスには、浴室全体に断熱材を施工できるタイプや、高断熱浴槽を備えたタイプも多く、さらに温度低下を防ぎやすくなっています。
例えば、ご自宅の浴室がタイル張りの「在来浴室」で、寒さが気になる場合は、ユニットバスへのリフォームも選択肢として検討してみるとよいでしょう。
バリアフリー対策に向く
「すべりにくい床材」「またぎやすい高さの浴槽」「オプションで手すりを付けられる」など、バリアフリー対策しやすいデザインの製品が多く流通しています。
高齢の方や障害のある方、幼いお子さんがお住まいの場合でも、安心して使いやすいです。
工期やリフォーム費用を抑えやすい
ユニットバス誕生の歴史からもわかるように、あらかじめ製造されたパーツを搬入して組み立てるだけのため、短期間で施工できます。
リフォーム費用が安く済むのもメリットの1つといえるでしょう。
ユニットバスのデメリットと注意点
湿気・カビが発生しやすい
断熱性が高いというメリットの反面、通気性がやや悪いため、湿気がこもりやすい傾向があります。
カビの原因となる湿気を軽減するため「浴室暖房乾燥機」や「24時間換気システム」の活用が推奨されます。
設置可能なサイズが限られる
ユニットバスは「規格サイズ」が決まっているため、リフォーム時には設置場所によっては狭く感じたり、間取りによっては設置できないケースもあります。
ただし、リフォーム業者に相談すれば、バスルームの拡張が可能な場合もあるため、希望するユニットバスのサイズが適しているか事前に確認しておきましょう。
また、ユニットバス導入時は、搬入経路の確保も重要です。
パーツが大きいため、間口65cm以上・曲がり角は75cm以上の幅があるかを確認してください。
搬入経路に問題があると設置ができない場合もあるため、スムーズなリフォームのためにも事前の確認を忘れないようにしましょう。
梁(はり)・柱・窓がある浴室は、サイズが合わない場合がある
ユニットバスでは、浴室に梁や柱などの出っ張りや窓があると、規格サイズが合わず設置できないことがあります。
このような場合、業者によっては「ユニットバスへのリフォームは難しい」と判断されることも。
しかし、ほかのメーカーの製品で解決できる可能性があります。
例えば、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」なら、間口や奥行きのサイズを細かくオーダーすることが可能です。
ユニットバス選びで後悔しないためにも、複数メーカーを比較検討したり、現地調査の際に業者からおすすめ製品のアドバイスをもらうのが安心です。
規格品のため、部品やオプションが限定される
規格品であることから、ほとんどのメーカー品は、デザインやオプションの自由度も限定されます。
(そうとはいえ、壁パネルは「木目調」「大理石調」「花柄」など、選択肢が豊富なので、おしゃれな浴室にすることは可能です。)
もしも「絶対にジェットバスを付けたい」などのこだわりがある場合は、必要なオプションやデザインを選べる商品の中から選択をしましょう。
ユニットバスのリフォームで失敗しないためにも、施工経験と知識が豊富な業者に依頼することが大切です。
どこに頼めばいいか迷ったら、ユニットバスのリフォーム実績が豊富な複数の業者に、無料で相談・比較してみましょう。
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ユニットバス以外のお風呂は2タイプ

壁・床一面がタイル張りの「在来浴室」
ユニットバスが今のように普及する前は、壁・床がタイル張りの「在来浴室」が一般的でした。
このタイプは、住宅ごとの広さ・形状に合わせて、浴室を作る「在来工法」によって施工されたお風呂です。
今でも、築年数が経過した一戸建てや団地で、在来工法の浴室が見られます。
壁・床材にタイルを用いるのが主流ですが、ヒノキなど別の木材を用いることもできます。
在来浴室は「オーダーメイドのお風呂」とされ、事例は多くはありませんが「ユニットバスではなく、あえて在来浴室にリフォームする」というご家庭も見られます。
「ハーフユニットバス」というタイプもある
最近は、ユニットバスと在来浴室のよい部分を組み合わせたような「ハーフユニットバス」というタイプもあります。
主に、壁の下部分や浴槽・洗い場はユニットバスのように設計し、壁の上部分と天井は在来工法のように施工します。
特殊形状の浴室のリフォームで「既製品であるユニットバスが入らない場合」などに採用される工法です。
ユニットバスのリフォーム費用相場
ユニットバスのリフォームを行う際の費用相場は、次の表を参考にしてください。
リフォーム内容 | リフォーム費用の目安 |
---|---|
ユニットバスからユニットバス | 60〜160万円 (安い場合でも40〜50万円) |
在来工法浴室からユニットバス | 70〜150万円 (安くても60万円〜、高い場合は〜200万円程度) |
>> ユニットバスの交換費用相場!補助金など安く抑えるコツ
>> 在来浴室からユニットバスにリフォームする費用や注意点
>> お風呂・ユニットバスのリフォーム費用や施工事例
施工業者によって、商品の割引価格や施工費用が異なります。
リフォームをお考えの方は、見積もりを依頼し、総額がいくらになりそうか確認することが大切です。
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ユニットバス選びで失敗しない3つのポイント
既存の浴室に入るサイズを選択する
繰り返しになりますが、ユニットバスは「既存の浴室スペースに入るサイズ」の製品を選ぶ必要があります。
ご自身で判断が難しい場合は、リフォーム業者に適した製品を提案してもらいましょう。
なおちょうどよいサイズがない場合にはタカラの「ぴったりサイズ〜」や「ハーフユニットバス」のリフォームも視野に入れるとよいですね。
サイズに不満を感じる場合は、浴室自体の拡張が可能なこともあります。
最適な浴槽(バスタブ)の素材・形・サイズを検討する
浴槽(バスタブ)だけでも、さまざまな種類の中から選べます。
選択可能な素材や大きさも、ユニットバス製品によって異なります。
「ホーロー製の浴槽に憧れる」「ベンチがある浴槽で、半身浴をしたい」といった希望がある場合は、浴槽を基準として商品を絞り込むとよいでしょう。
家族構成や予算にあわせて、性能・オプションなどを選ぶ
「親子で一緒に入浴する」「介護が必要な人がいる」など、ご家族の年齢や状況によって、どんなお風呂なら快適に使えるかは違ってきます。
「2人でも入れるよう、浴槽や洗い場の広さを確保する」「適切な位置に手すりを付ける」といった工夫も大事です。
高齢の方がいらっしゃる場合は、ヒートショック対策として「高断熱仕様」や「浴室暖房」のオプションを追加するのもおすすめです。
ユニットバスのリフォームは経験豊富な業者に相談する
リフォーム会社によっては、浴室の施工経験があっても「在来浴室からのリフォームには対応していない」「特殊な形状のお風呂の工事の仕方はわからない」という業者も存在します。
ご自宅に合ったユニットバスにリフォームするためには、知識・実績ともに豊富な業者に任せることが肝心です。
ユニットバスのリフォームを実施したい際には「狭い浴室を広くしたい」「柱がある在来浴室だけど、ユニットバスにしたい」など、要望を伝えることから始めましょう。
商品・サイズ・素材選びで迷う際にも、プロのスタッフであれば、適したプランを提案してくれるはずです。
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