
浴室ドア・ドアノブの交換にかかる費用|交換するタイミングや注意点もご紹介
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水漏れなどで劣化している、耐用年数を超えて使用している、バリアフリーリフォームを検討している場合、浴室ドアの交換を行うとよいでしょう。 このリフォームにかかる費用の相場は、3〜16万円です。 本記事では、浴室ドアの施工タイミングや交換費用相場、実際の施工事例もご紹介しています。 リフォームをお考えの際は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
浴室ドア交換の費用相場
浴室ドアの交換リフォームにかかる費用の相場は3~16万円です。
これらの費用は次表の通り、ドアのタイプや工事内容など、外枠のグレード・サイズによって異なります。
内容 | カバー工法 | ドアのみ交換 | 外枠+ドアの交換 |
|---|---|---|---|
開き戸 | 5万円前後 | 3~5万円 | 7~10万円 |
中折れ戸 | 6~7万円 | 3~6万円 | 8~12万円 |
引き戸 | 10万円前後 | 8~10万円 | 13~16万円 |
浴室ドアの交換施工事例8選
当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した、浴室ドア交換の事例を8つご紹介します。
事例1 開き戸から折れ戸に変更

| リフォーム費用 | 1万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | - |
事例2 経年劣化した折れ戸を交換

| リフォーム費用 | 7万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | マンション・アパート |
| 築年数 | - |
事例3 既存ドアの同じサイズに特注

| リフォーム費用 | 8万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | マンション・アパート |
| 築年数 | - |
事例4 カバー工法でリーズナブルに施工

| リフォーム費用 | 9万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 21年 |
浴室のドアが壊れてしまったため交換をご希望されていましたが、費用が高くないか心配しているお客様からのご依頼でした。
カバー工法にてなるべくリーズナブルに施工できるようご提案し、特注でも10万円以下で施工しました。
事例5 浴室扉の交換

| リフォーム費用 | 9万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 25年 |
浴室の扉が劣化していたので、新しい扉に交換した事例です。
既存の扉の枠に合うように扉のサイズを特注しました。
製作時間はかかりましたが、リフォーム自体は1日で完了し、無事に既存の枠に収まりました。
事例6 浴室ドアをカバー工法で施工

| リフォーム費用 | 10万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 30年 |
浴室ドアの閉まりが悪く、カビ汚れなど落としきれないので交換したいという要望に合わせて、ドアのみを交換しました。
カバー工法なので、 大きな解体等もなく工事も1日で終わるため、その日にご利用いただけます。
事例7 レールが外れたドアを新たに取り換え

| リフォーム費用 | 10万円 |
|---|---|
| 施工日数 | 1日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 30年 |
レールが外れ開け閉めできなくなった浴室ドアを、既存枠を生かしたカバー工法で取り替えました。
枠の色をシルバーからホワイトにしたことで、キレイで明るい印象を与えるドアに仕上がっています。
スピーディーに施工を行い、わずか半日で作業を終えました。
事例8 浴室ドア交換をはじめ気になる箇所を補修

| リフォーム費用 | 180万円(浴室と洗面所含む) |
|---|---|
| 施工日数 | 4日間 |
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| 築年数 | 20年 |
浴室ドアが壊れてしまったことがきっかけで、経年劣化した浴室・洗面所の全体をリフォームした事例です。
ほかの箇所も気になる場合は、同時に施工した方が費用も手間もかからないのでおすすめです。
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浴室ドアの交換工事費用を安く抑える方法

浴室ドアの交換工事費用を安く抑える方法は、主に4つです。
必要最低限の交換で済ませてもらう
費用を抑えて施工したい時は、必要最低限の部分だけ交換してもらいましょう。
開き戸から開き戸へ、折れ戸から折れ戸への交換など、ドアの種類を変えなければ既存の部分が再利用できることがあります。
「ドアの枠を再利用する」「パッキンだけを交換する」など、既存の部分で引き続き使える部分があれば残してもらいましょう。
介護保険を利用する
要介護の方がいる場合に浴室のドアを引き戸に変更する場合は、介護保険により最大18万円を支給してもらえます。
申請には次の書類が必要です。
申請に書類必要な書類
- 支給申請書
- 住宅改修が必要な理由書
- 工事費見積もり書
- 住宅改修後の完成予定の状態がわかるもの(写真や図)
工事終了後にも、追加で次の書類が必要です。
追加で必要となる書類
- 住宅改修に要した費用に係る領収書
- 工事費内訳書
- 住宅改修の完成後の状態を確認できる書類(原則として撮影日がわかる写真)
申請にはケアマネージャーへの相談が必須です。
バリアフリーのための工事を検討しているなら、まずは工事の必要性や内容をケアマネージャーに相談してみてください。
自治体の補助金を利用する
介護保険のほか、自治体の補助金を利用する方法もあります。
東京都世田谷区の「高齢者向け住宅改修の助成」では、自宅でのケガが原因で要支援・要介護状態にならないよう、住宅改修を行う高齢の方に補助金を支給しています。
開き戸から引き戸への交換も補助金の対象です。
補助金の有無や内容は自治体により異なります。
次のサイトでは各市町村で実施している支援制度を検索できるので、お住まいの地域の補助金を調べてみてください。
お近くの役所の窓口でも質問や相談ができます。
複数の業者から相見積もりを取り比較する
見積もりは、1社だけでなく複数のリフォーム会社や工務店に依頼するのがおすすめです。
3社を目安に依頼することで、適正価格や各社の特徴が比較しやすくなります。
ただし、多くの見積もりを取りすぎると混乱してしまうこともあるため、多くても5社程度までに絞るとよいでしょう。
また、見積もり書は総額だけでなく内訳も確認することが重要です。
費用の詳細が分からない場合や不明な点があれば、遠慮せずに質問するようにしてください。
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浴室ドアを交換するべきタイミング
浴室ドアを交換するタイミングは、主に3つです。
劣化が目立つ
浴室ドアの劣化のサインは、次の通りです。
- 水漏れ
- ドアの開け閉めがしにくい
- 掃除しても落ちない汚れやカビ
ゴムや樹脂の部分にひびがあるときも、交換がおすすめです。
ひびを放置するとやがて大きな亀裂が入るため、浴室の密閉性に問題が出ることがあります。
「まだ使える」と思っても、劣化のサインがあれば交換を考えてみましょう。
15年以上使用している
国土交通省土地・建設産業局不動産業課の調査(※)によると、浴室設備の交換目安(期待耐用年数)は15~25年といわれています。
(※出典「TechAcademyMagazine期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」(国土交通省))
設置後15年経過しているなら、浴室設備全体のリフォームも念頭に入れながら現状を確認してみてください。
特に目立った劣化がない場合でも、数年以内の交換やリフォームを計画しておくとよいでしょう。
浴室をバリアフリーにしたい
高齢の方や障がいのある方がご家族にいる場合は、バリアフリー対応のドアに交換するのもよいでしょう。
一般的に引き戸は開閉動作がしやすく、バリアフリーに適しています。
引き戸の中でもゆっくり優しく閉まるドアを選ぶと、より安心です。
浴室ドアの選び方
浴室ドアを選ぶ際は次のように、ドアを使用するご家族の立場になって考えたり、掃除やお手入れがしやすいタイプを選ぶことが大切です。
使用者の目線に立って選ぶ
ドアを選ぶ時には、実際に使用する家族の目線で考えてみましょう。
お子さんや高齢の方がお住まいのご家庭では、指を挟んでしまうおそれがないものや、段差が低めなタイプを取り付けておくと、安心して使えます。
なお、親子で一緒にお風呂に入る時や、要介護の方がいる場合には、ドアを開閉するためのスペースがない方が、出入り口を広々と使えるため、引き戸が最もおすすめです。
掃除のしやすさで選ぶ
汚れやカビ防止のためにも、日々のお掃除がしやすい商品に交換しておきましょう。
湿気がたまりやすい浴室のドアには、カビが発生しにくい構造・素材の製品も多数販売されています。
お手入れが簡単になり、毎日衛生的な環境を保てるという魅力もあります。
ドアの種類別のメリット・デメリット

開き戸
開き戸のメリット・デメリットは、次の通りです。
- 開き戸のメリット
- ドアノブがレバータイプの場合、幼いお子さんや高齢の方でも開閉しやすい
- 開き戸のデメリット
- ドアを開閉するためのスペースが必要なので、車椅子の方が入浴する場合や、脱衣室が狭い場合には不便
ドアを浴室の方向に開くよう設置してしまうと、万一、洗い場で誰かが倒れてしまった時、ドアが引っかかって救出が困難になってしまうこともあります。
バスルームが狭い場合には、浴室側に開く扉はおすすめできません。
中折れ戸
中折れ戸のメリット・デメリットは、次の通りです。
- 中折れ戸のメリット
- ドア材が薄いので開いた時に入り口が広くなりやすい
- 開閉するためのスペースがコンパクトで済む
- チャイルドロック付きの商品も多く、お子さんや要介護者の方の入浴時にも便利
- 中折れ戸のデメリット
- 構造的に故障しやすい
- 開閉する際に力を入れなくてはいけないため、お子さんなどは使いづらい
- ドア自体やレール部分の掃除がしにくい
チャイルドロック機能がない折れ戸の場合、閉まりやすいため注意が必要です。
引き戸
引き戸のメリット・デメリットは、次の通りです。
- 引き戸のメリット
- スペースをとらず広々と使えるため、バリアフリーリフォームや狭い浴室・脱衣所にもおすすめ
- 引き戸のデメリット
- 設置の際、ドアの引き込みスペースが必須
- 引き戸と同様にレール部分の掃除が面倒
ドアの素材の特徴
浴室ドアの素材には、主に「ガラス」や「樹脂パネル」が使用されています。
素材を選ぶ時は、家族構成や実際の使用時を考慮しながら検討するとよいでしょう。
各素材の特徴は、次の通りです。
- ガラスの特徴
① スタイリッシュな見た目
② 透明で中が見えやすく、開放感のある仕上がり
③ 通常より何倍も強度のある強化ガラスと特殊な処理で作られている
④ 危険な割れ方をしないよう安全面を考慮している
⑤ 特殊なガラスのため、樹脂パネルより高額になりやすい
- 樹脂パネルの特徴
① 本体価格が安い
② 衝撃にも強く軽量で開閉しやすいため、どのドアにも採用されることが多い
③ 破損した場合でも、破片が飛び散らないため安全
④ ガラス素材と比べるとコストが低い
⑤ 柔らかい素材のため、傷つきやすい
⑥ 透明な樹脂パネルは、ついた傷が目立ちやすい
同居のご家族におすすめのドアの種類や素材はどれか、業者に相談してみましょう。
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DIYで浴室のドアを交換するのはおすすめしない
浴室のドアは、DIY用の商品がネット通販などで販売されていますが、素人の方には難しい作業が多いため、おすすめしません。
よくあるケースとして、ドアが開閉しづらい場合、新しいドア材に交換すれば解決するとは限らず、ドア枠も新調しなくてはいけないこともあります。
同じドア材が入手できないと、取り付けが上手くできません。
また、浴室のドアの取り付けに失敗すると、室外へ水漏れしてしまうだけでなく、周囲の壁や天井にも影響します。
集合住宅の場合、階下に水漏れすると、トラブルになるおそれがあるでしょう。
DIYが得意な方でなければ、リフォーム会社へ依頼するようにしましょう。
リフォーム業者に依頼する際の交換方法
カバー工法は浴室ドア交換におすすめ
カバー工法は、元のドア枠の上から新しいリフォーム用のドア枠を取り付ける、一般的な浴室ドア交換の方法です。
この工法には、次の特徴があります。
- 工期が短く、費用が抑えられる
外枠やドアを同時に交換する場合でも、周囲の壁を壊さずに済むため手軽です。 - 外枠や下地が劣化していない場合に最適
また、開き戸から引き戸や中折れ戸などへの交換も低コストで実現可能です - 敷居の段差には気をつける
カバー工法では敷居を設けるため、浴室の出入り口でつまずかないよう配慮が必要です。
ただし、外枠が歪んでいる、または下地が劣化している場合、カバー工法は適用できません。
外枠と浴室ドアを丸ごと交換する方法
ドアの外枠や壁、下地が傷んでいる場合は、浴室ドア全体を新しくする必要があります。
この工法の特徴は、次が挙げられます。
- 工期が長く、費用が高くなる場合がある
ドア周辺の壁を一度壊して作業するためです。 - 長期的に安心して利用できる
カバー工法のように敷居を設ける必要がなく、ドアのサイズを維持できます。
リフォームに時間や費用をかけてでも、長く快適に使いたい場合におすすめです。
浴室のドア本体だけを交換する方法
浴室ドアが割れてしまった場合や、外枠や下地に問題がない場合には、ドア本体のみを交換することで対応できます。
ただし、ドアの開閉がしにくい場合などは、ドア本体の損傷によるものなのか、外枠や下地の歪みによるものなのか、判断が難しいケースもあります。
このような場合は、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
ドア本体のみの交換であればコストを抑えつつ、浴室を快適な空間に整えることが可能なので、状況に応じて適切な対応を検討しましょう。
ハウスメーカー製ドアの交換を希望する場合
ハウスメーカー製のユニットバスでは、交換用部材が市場に流通していない場合があります。
同じ型のドアに交換したい場合は、ハウスメーカーに直接問い合わせる必要がありますが、施工費が高くなる場合があります。
一方、ドアのデザインや材質にこだわらない場合は、リフォーム会社で代替品を利用したり、カバー工法でリフォームすることも可能です。
事前にリフォーム会社と相談し、最適な方法を選びましょう。
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浴室ドアの交換施工業者を選ぶポイント
浴室ドアの交換施工業者を選ぶ時は、次のポイントを重視しましょう。
業者選びのポイント
- 水回りの施工が得意か
- カバー工法が前提か
- 浴室の丸ごとリフォームを強引にすすめてこないか
水回りの施工が得意か
業者を選ぶ時は、施工経験をホームページやSNSなどで調べ、水回りの施工が得意かどうか確認してみましょう。
各リフォーム会社には得意な分野があり、屋根や外壁の施工は得意でも、水回りには慣れていないことがあります。
ドアの交換自体は難しい作業ではありませんが、浴室のほかの部分も相談や点検をしてほしい場合は、水回りの施工が得意な業者に絞って選ぶとよいでしょう。
浴室の丸ごとリフォームを強引にすすめてこないか
浴室のドアの交換だけを相談したはずなのに、浴室を丸ごとリフォームするようすすめられた場合は注意しましょう。
会社の利益のために、何かと浴室全体のリフォームを強引にすすめてくる業者もいるからです。
古い浴室であれば将来的にリフォームが必要なのは確かなので、全体をリフォームする明確な理由を確認しましょう。
カバー工法を前提とした見積もりか
ドアの交換を相談した時、カバー工法を前提に見積もりを進めてくれるかどうかもチェックしましょう。
カバー工法は費用をおさえやすい施工方法のひとつであり、ドアを交換する時に基本となる工法です。
カバー工法ではなく、壁や枠を取り外しての工事を最初からすすめられた場合は、余計な工事により高い費用を請求されてしまうかもしれません。
ただし、劣化がひどい場合は壁や枠を取り外して工事をした方がよいこともあります。
カバー工法以外を提案されたら、なぜその工法の方がいいのかしっかり尋ねるようにしましょう。
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浴室ドアを交換しよう
浴室ドアの種類は、家族構成や入浴時の状況に応じて決めるとよいでしょう。
開閉時の手間や圧迫感が解消されるだけで、リラックスタイムの質は上がります。
見積もりは、3社程度に依頼するのがおすすめです。
施工内容や費用を十分に比較・検討し、信頼できる施工会社にリフォームを依頼しましょう。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
- DIYで、浴室のドアを交換することは可能?
素人の方には難しい作業が多いです。
失敗すると室外に水漏れしてしまいますし、ドア枠の交換も行う場合は周囲の壁や天井にも影響します。
よほど自信がある方でない限りは、リフォーム会社へ依頼しましょう。- 浴室のドア交換を、リフォーム業者に依頼する際にかかる費用はいくら?
ドアの種類や施工方法ごとの目安料金について、こちらで解説しています。
なお、リフォーム業者に依頼する場合の交換方法についてはこちらを参考にしてください。- 浴室のドアノブを交換する方法は?
ドアノブのみを交換したいときは、基本的には同じ商品の取り寄せが必要です。
サイズが似ているドアノブであっても、設置できないことが多いので注意しましょう。
メーカーによっては、工事とセットでないと受け付けてもらえないケースもあるため、可能であれば小規模なリフォームを受けてくれる業者に任せるとよいでしょう。
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