自転車置き場の屋根(サイクルポート)を造るには?DIYのメリット・デメリットもご紹介

更新日:2024年10月21日

サイクルポートの施工事例やDIYのメリット・デメリットをご紹介

自転車置き場に屋根がなく、自転車が雨や紫外線にさらされているというお住まいの方も多いのではないでしょうか。屋根を造るだけで、自転車の色あせやサビなどの劣化を遅らせることができます。
本記事では、自転車置き場の屋根を造るアイデアやサイクルポートの種類、選び方を解説します。
施工事例もご紹介しますので、参考にしてください。

自転車置き場に屋根を造る4つの方法

自転車置き場に屋根をつけたい場合、場所に合わせていくつかのアイデアがあります。

本章では、自転車置き場に屋根を造る4つの方法をご紹介します。

①サイクルポートを設置する

自転車置き場に屋根を造る一般的な方法は、サイクルポートの設置です。

マンションの駐輪場でよく見かけるサイクルポートは、戸建て用にも後付けできます。

屋根の形状や柱の位置は、設置場所や自転車の台数に合わせて選べます。

カーポートをそのまま小型にしたような見た目であり、カーポートと同じデザイン・カラーにすれば、スッキリと統一感のある外観になるでしょう。

サイクルポートは独立して建てるため、外壁にビス打ちができない場合などにおすすめです。

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②柱なしタイプのテラス屋根を造る

自転車置き場のスペースが限られている場合は、家に固定して取り付ける柱なしテラス屋根が向いています。

テラス屋根は、掃き出し窓やウッドデッキの上に取り付けることが多いアイテムですが、自転車置き場にも利用できます。

隣家と接した狭い場所でも、柱なしタイプのテラス屋根であれば設置でき、自転車を雨風から守れるでしょう。

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③家の裏庭にストックヤードを造る

ストックヤードとは、裏庭や勝手口など建物に隣接するスペースに直接取り付ける設備です。

食料品や灯油などを保管したり、自転車やバイクを収納したりさまざまな用途に使えます。

ドア付きや袖付きのタイプもありますが、ドアのないオープンタイプであれば、自転車でスムーズに出入りできるでしょう。

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④延長タイプのカーポートを造る

延長タイプのカーポートは、1台用よりも少し余裕があるため、車と一緒に自転車置き場に活用できます。

車と自転車を1ヵ所にまとめることで、家の外観もスッキリと見せられるでしょう。

すでに設置されているカーポートを延長する場合、適した方法は場所により異なります。

延長工事はホームセンターや専門業者などに依頼できるため、相談してみるとよいでしょう。

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サイクルポートの3つの種類

屋根付きの自転車置き場にするには、サイクルポートを設置するのが一般的です。

本章では、サイクルポートの主な3つの種類について解説します。

設置場所や予算に合わせて選びましょう。

①簡易タイプ

工事の必要がなく、簡単に組み立てができるタイプです。

骨組みにシートをつけただけの簡易な作りで、主にハウス型・ガレージ型・テント型の3種類があります。

製品によっては、使わないときに折りたたむこともできます。

コストが低いため、予算が限られているときやお試しで設置したいときにおすすめです。

ただし、横からの強い風雨は防ぎにくいというデメリットがあります。

②施工タイプ

設置工事でコンクリートや壁に設置するタイプです。

価格は10万円程度からと高めですが、耐久性が高く、三面囲いタイプでは横殴りの雨や風も防げるため、しっかり雨風から自転車を守れます。

デザインが豊富で家の外観に合うものを選べたり、雨どいが付いているものはポート周辺にまとめて雨水を流せたりするというメリットもあります。

③物置タイプ

物置と一体となっているタイプです。

ご自身で組立・設置も可能ですが、業者による工事が必要な場合もあります。

3面ないしは4面で囲まれているため、自転車を雨風から守れます。

物置の中に自転車を停められるタイプであれば、強い風雨からしっかり守れるだけでなく、盗難防止にもなるでしょう。

備品を一緒に保管できるのもメリットです。

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サイクルポートの3つの選び方

サイクルポートを選ぶときは、いくつか基準があります。

本章では、サイクルポートの主な3つの選び方を解説します。

①収納台数に合わせてサイズを選ぶ

サイクルポートを選ぶ際は、収納台数に合わせてサイズを選ぶことが大切です。

サイズは、自転車1台に対して約60cmを目安にするとよいでしょう。

製品には収納可能台数を表示しているものもありますが、あくまでサイズに着目することをおすすめします。

買い物で多くの荷物を持って帰ってきたり、家族が同じ時間帯に自転車を出したりする場合には、より広めのサイズを検討するとよいかもしれません。

また、小さいお子さんがいる場合は、将来自転車に乗ることも想定してサイズを選ぶようにしましょう。

②耐久性をチェックする

サイクルポートは、耐久性のチェックも大切です。

強い雨風が起こることも予測し、自転車を守り、長く使えるかどうかを確認しましょう。

簡易タイプはもちろん、施工タイプや物置タイプも耐久性のチェックが必要です。

耐久性の高いサイクルポートは価格が高くなりがちですが、長く使用できるため、結果としてコストを抑えられます。

③地域の気候で選ぶ

サイクルポートを選ぶ際は、お住まいの地域の気候を考慮しましょう。

気候 おすすめのサイクルポート
台風や豪雨が多い 物置タイプや施工タイプなど、
自転車を囲えるもの
日差しが強い 半透明ではなく、
日光を遮る屋根のタイプ
雪が多い ● 積雪20cmまで
一般的なタイプ

● 積雪50cmまで
積雪地域対応タイプ

● 積雪100cmまで
豪雪地域対応タイプ

積雪地域対応タイプは、梁が太く柱の数が多いなど、大量の雪にも耐えられる設計です。

豪雪地域では、柱の数がさらに多い豪雪地域対応タイプを選びましょう。

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自転車置き場の屋根(サイクルポート)の施工事例3選

本章では、当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に屋根付きのサイクルポートを設置した事例を3つご紹介します。

事例1: 自転車置き場を増床

リフォーム費用 約55万円
施工日数 5日
住宅の種類 一戸建て
築年数 20年
玄関の横に屋根付きの自転車置き場を増床し、アプローチもスッキリさせた事例です。
これまでは屋根のないスペースに自転車が置かれ、玄関前には樹木があって入りにくい構造でした。
自転車置き場の増床と同時にアプローチをリフォームすることで、見違えるような外観になっています。

>> この事例の詳細を見る

事例2: 駐輪スペースをおしゃれにリフォーム

リフォーム費用 約65万円
施工日数 1日
住宅の種類 一戸建て
築年数 4年
自転車置き場に屋根がなく、雨から守るためにサイクルポートの設置を行った事例です。
地面をコンクリートではなく乱形の石張りで仕上げ、よりおしゃれな駐輪スペースになりました。

>> この事例の詳細を見る

事例3: 自転車も置けるカーポートを設置

リフォーム費用 -
施工日数 4日
住宅の種類 一戸建て
築年数 10年
自転車も一緒に置けるカーポートを設置した事例です。
建物に接した空きスペースに、柱と屋根のカーポートを造りました。
雨の日の車・自転車の乗り降りで濡れにくくなったのがメリットです。
直射日光や雨、雪などから車や自転車を守り、ワックスの効果も長持ちするようになりました。

>> この事例の詳細を見る
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自転車置き場の屋根(サイクルポート)をDIYするメリット・デメリット

自転車置き場の屋根は、DIYも可能です。

本章では、自転車置き場の屋根をDIYするメリット・デメリットを解説します。

駐輪の屋根をDIYする2つのメリット

自転車置き場の屋根をDIYする主なメリットは、次の2つです。

DIYの主なメリット

● 敷地に合った設計ができる
● コストを抑えられる

市販品は限られたスペースの敷地に合わないケースもあり、無駄なスペースができる場合もあるでしょう。

DIYであれば敷地に合わせて調整でき、使いやすいようにカスタマイズできます。

駐輪の屋根をDIYする2つのデメリット

自転車置き場の屋根をDIYする主なデメリットは、次の2つです。

DIYの主なデメリット

● 経験や知識がないと正確な施工が難しく時間がかかる
● 業者とコストが変わらない可能性がある

必要機材を揃えると、業者に依頼した場合とそれほど金額が変わらないということもあり得ます。

不適切な施工は安全性にも問題があり、結局業者に依頼することになればかえって高くつくことになるでしょう。

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自転車置き場に屋根をつけて雨ざらしを防ごう

自転車置き場に屋根がないと、自転車が雨や直射日光にさらされ、劣化が進みます。

大切な自転車を長持ちさせるためにも、自転車置き場には屋根をつけることがおすすめです。

屋根を造るには、サイクルポートの設置をはじめ、柱なしタイプのテラス屋根やストックヤードの設置といったアイデアがあります。

設置場所や予算に合わせ、適した屋根を造りましょう。

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