コーキングとシーリングの違いとは?簡単に解説

更新日:2025年05月16日

コーキングとシーリングの違いとは?簡単に解説

コーキングとシーリングという言葉を聞いて、「あれ?何が違うんだ?」と混乱したことはありませんか?実は、建築業界ではほとんど同じ意味で使われ、どちらも隙間を埋める作業を指します。
この記事では、コーキングとシーリングの使い分け、地域による呼び方の違い、材料選びのポイントなどを詳しく解説します。

コーキングとシーリングは基本的に同じ意味

コーキングとシーリングは、どちらも建材の隙間を埋めて防水処理をする作業を指し、建築業界ではほぼ同じ意味で使われています。

厳密な区別よりも、主に「隙間を密封する」という機能が重視されているでしょう。

  • 防水性能と耐久性の基準を満たしているか
  • 施工する場所に合った材料を選んでいるか
  • 目地の幅や深さに合わせて、適切に充填できるか
  • 地域や業界によって呼び方が異なる場合も

    地域や業界によって呼び方が異なることもあります。
    例えば、関東と関西での違いや、住宅リフォーム業界と大規模建築業界で使い分けがあるようです。

    一般の方には「コーキング」専門家の間では「シーリング」が使われる傾向もあります。

    DIYショップやホームセンター 一般の方向けに「コーキング材」と表示
    建築資材のカタログや業者間の打ち合わせ 「シーリング材」と記載

    日本ではシーリング材よりも先に油性コーキング材が広まったため、一般の方には「コーキング」という言葉が定着しました。

    >> 外壁コーキング(シーリング)の費用相場

    基本的には、どちらの言葉も、同じ施工方法、同じ材料を指しているということを覚えておきましょう。

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    あえて違いを挙げるなら?

    あえて違いを挙げるなら、コーキングは隙間を埋める作業そのもの、シーリングは 防水・気密性確保の目的強調

    コーキングとシーリングの違いをあえて解説します。

    「コーキング」は隙間を埋める作業を指すことが多い

    「コーキング」という言葉は、主に隙間を埋める作業そのものを指すことが多いです。
    特に、DIYや家庭でのちょっとした修繕でよく使われます。

    例えば、窓枠の隙間、浴室のタイル目地、キッチンのシンク周りなど、家の中の細かい部分を補修する際に「コーキングする」と表現することが多いです。

    家庭でよく使われる場面

  • サッシと壁の隙間を埋める
  • キッチンカウンターの防水処理
  • ホームセンターで手軽に買えるチューブに入った充填材とコーキングガンを使って作業することも、一般的に「コーキング」と呼ばれます。

    専門的な技術というよりは、あくまで「隙間を埋める」という行為に焦点が当てられているのでしょう。

    >> お風呂のコーキング打ち直し費用相場

    「シーリング」は防水・気密性確保の目的が強調される

    シーリングは、建物の防水性や気密性を高めるという目的が意識される工法です。

    雨水が建物の中に入らないようにしたり、室内の空気が外に漏れないようにしたりするために、建物を設計する段階から計画的に使われます。

    主な使用箇所と特徴

    マンションなどの外壁の目地や、建物の構造体の接合部など、長く防水性能が求められる部分でよく使われます。

    特に、次のような特徴を持っている素材が選ばれます。

  • 紫外線や温度変化に強い
  • 建物の揺れに追従できる伸縮性がある
  • 10〜15年程度の耐久性
  • これらの特徴から、シーリング材は単に隙間を埋めるだけでなく、建物の性能を維持するための「機能性材料」として考えられています。

    施工時には、専用の下地処理や養生が必要になるなど、専門的な技術が必要となる点も特徴です。

    コーキングとシーリングの違いを知り、適切な使用を

    コーキングとシーリングは、どちらも建物の隙間を埋める大切な作業です。

    大きな違いは基本的にありませんが、コーキングは比較的小さな規模の隙間を埋める作業、シーリングはより大規模な防水処理に使われることが多い、という傾向はあるでしょう。

    適切な材料を選び、定期的にメンテナンスを行うことが、建物を長持ちさせる秘訣です。
    DIYでできる範囲もありますが、大規模な工事の場合は専門業者に依頼するのが安心です。

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