店舗改装・リフォームにかかる費用は?リフォームすべき時期や起こりやすいトラブルについて解説

更新日:2025年02月04日

店舗リフォーム サムネイル

店舗改装・リフォームの費用相場は1坪あたり20〜50万円とされています。これらのリフォームのポイントは「かかった工事費用を、改装後の売上増加分で回収できるかどうか」です。そのためには、予算を明確化したうえで、余裕のあるリフォーム計画を立てることが重要です。
本記事では、詳細な費用相場に加え、内装工事の事例、リフォームすべき時期や行う際の注意点、起こりやすいトラブルについて解説します。

店舗改装・リフォームのメリット

店舗改装を行うと、お客様が通いたくなる雰囲気になったり、スタッフが働きやすくなったりします。
それぞれのメリットの内容を詳しく解説します。

入りたくなる・通いたくなる空間にできる

株式会社未来コーポレーションの事例 ショッピングモール内の店舗工事

店舗をきれいに改装すると、お客様も入りやすくなり、通いたいと思ってもらえるでしょう。

まず、「入りたくなるお店」にするためには、店舗の顔となる正面のデザインをこだわりましょう。

お客様からの第一印象を決める大事な部分なので、外観の印象はとても重要です。

また、店内がきれいで居心地のよい空間なら、「また通いたくなるお店」と思ってもらえます。
はじめて入店する方を増やして、長期的なユーザーを確保するためには、店舗改装はおすすめです。

働きやすく動きやすいレイアウトになる

株式会社ファミリー工房の事例 リラクゼーション店舗内装リフォーム

改装された店舗では、スタッフが働きやすくなります。

スタッフがのびのびと働きやすいデザイン・レイアウトにすることも、店舗を継続するためには大切な要素のひとつです。

例えば、飲食店の厨房やホールなどの動線が計画的につくられていれば、スタッフが効率よく働けます。

スタッフがストレスなく動けるお店は、お客様にも好感を持ってもらえることでしょう。

店舗の改装を行うときは、お客様と従業員の視点を大切にしながらリフォーム内容を考えていきましょう。

理想的な
店舗改装をしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

店舗改装・リフォームの注意点

店舗の改装をする前に、次の5つの注意点をチェックしておきましょう。

  • 多額の費用がかかる
  • ローンが組めない場合がある
  • 予算を必ず提示しておく
  • 外装・内装のイメージアップを図る
  • それぞれの注意点についてより詳しく見ていきましょう。

    多額の費用がかかる

    店舗改装・リフォームの重要なポイントは、改装後の売り上げ増加分でそのコストを回収できるかです。

    店舗改装における設備投資では、多額の費用がかかるため、適切な予算案を検討する必要があります。

    また、工事の規模にもよりますが、改装中は営業を休止する期間が発生するでしょう。
    その間は当然収入を得られないので、資金を調達して対策をとっておかなければなりません。

    ローンが組めない場合がある

    費用が多くかかるにもかかわらず、店舗改装の工事でローンが組めない場合があります。
    そのため、ローンが通らなかった場合の対策も考えておかなければなりません。

    また、厨房の機器はリースがあるので、万が一予算が足りなければリフォーム業者に仲介を依頼するのもおすすめです。

    予算に不安のある場合は、工事を依頼する前に相談してみるとよいでしょう。

    予算を必ず提示しておく

    改装工事をする際は、施工前に業者へ予算を必ず提示しておきましょう。

    リフォーム工事では、理想を追求しすぎるあまり、工事費用が高額になっていき、想定以上にお金がかかってしまうことがあります。

    また、予算内で収めるにしても、譲れない箇所や欲しい機能性を伝えておくと、より満足度の高いリフォームが行えます。

    予算内で納得のいくリフォームを行ってもらえるように、施工会社にあらかじめに相談しておくとよいですね。

    外装・内装のイメージアップを図る

    外装や内装はいわば店舗の顔です。
    そのため、競合店との差別化も図りつつ、店舗のイメージアップにつながるようなリフォームに仕上げましょう。

    店舗を利用するお客様の視線は、主に外装や廊下などの内装の汚れに目が行くといわれています。

    そのため、新しい施設や設備になったかに加えて、以前より清潔感のある店舗を目指すことが、イメージアップの鍵だと考えられます。

    また、店舗改装をする上で、単に見た目を重視するのではなく、清掃やメンテナンスのしやすさを考慮しておくことも大切です。

    理想的な
    店舗改装をしたい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    店舗の改装・リフォームにかかる費用

    株式会社未来コーポレーションの事例 新店舗工事 店内

    工事内容によって変化しますが、店舗改装の費用相場は1坪あたり20~50万円とされています。

    店舗のタイプ別に改装にかかる費用相場を次の表にまとめました。

    オフィスや小売店などの坪単価
    オフィスや雑貨店などの小規模な面積の店舗であれば、1坪あたり20~40万円以内でリフォームできます。

    比較的に、内装工事に費用がかからないためです。
    美容室/サロンの坪単価
    美容室やサロンでの改装にかかる費用は、1坪あたり20~50万円ほどです。

    美容院やネイルサロンなど、水周りの設備を必要とする施設なので、費用が高めになる場合もあります。
    飲食店の坪単価
    レストランやカフェといった飲食店の改装には、1坪あたり30~50万円はかかります。

    厨房設備がある飲食店は、ほかの店舗タイプに比べて工事費用が上がります。

    上記の内容は既存の店舗の改装で、設備が複雑ではない場合の費用です。

    外装もリフォームする場合や、新規で物件を購入・レンタルして開業する際には、さらに費用がかかるため、注意しておきましょう。

    店舗改装・リフォームする時期の目安

    株式会社未来コーポレーションの事例 新築ショッピングモール内の店舗工事 店内

    店舗改装をする時期は、主に2つです。

  • 設備の交換や建物の修繕が必要なとき
  • 店舗の印象を変えたいとき
  • 店舗の設備が古くなったり、建物自体が老朽化してきたりした場合は、安全性や衛生面からリフォーム工事が必要です。

    お客様が訪れる場所なので、建物の老朽化により事故が起きるのを防ぐためにも、定期的に点検を行い、不具合は早めに補修しましょう。

    また、業績が低迷したときや方向性を変更する際、店舗の印象を変えたい場合も改装のタイミングです。
    内装を中心に、設備の交換や看板の変更などを実施するとよいでしょう。

    店舗の改装・リフォームをした工事事例

    実際に店舗の改装・リフォームをした事例をご紹介します。
    工事を検討中の方は、ぜひチェックして参考にしてみてください。

    事例1
    都会的なバーに改装

    物件種別 店舗
    築年数 25年
    リフォーム費用 45万円
    工事期間 10日

    光るバーカウンターとVIPルームの設置を行いました。

    エメラルドグリーンの照明が良い雰囲気を演出しています。

    奥の空間を間仕切りし、内装をガラッと変えることでVIPルームに仕上げています。

    事例2
    美容院の内装を一新!

    【施工前】

    【施工後】
    物件種別 店舗
    築年数 40年
    リフォーム費用 50万円
    工事期間 10日

    床が剥がれてきたのを機に、店舗全体をリフォームした事例です。

    床材を剥がして、モルタル左官工事によって下地を整えました。

    また、暗い色の壁紙や床材を明るい色に変更しました。

    事例3
    中華料理店の改装

    物件種別 店舗
    築年数 -
    リフォーム費用 100万円
    工事期間 7日

    ご家族の帰省に合わせて、元の中華料理店を改装しました。

    新たな店舗となり、より働きやすくなるとともに、お客様にとっても快適な空間に仕上がりました。

    飲食店の改装費用を節約するなら厨房設備がカギ

    飲食店 改装費用節約

    飲食店の店舗リフォームにおいて、工事価格のうち2~4割は厨房にかかる店舗の改装・リフォームをした際の費用です。

    新規でお店を開業する場合は、厨房付きの居抜き物件を選ぶと改装費が安くできます。

    ただし、居抜き物件の場合は、立地がよくないために退去した可能性もあるので、物件探しは慎重に行いましょう。

    理想的な
    店舗改装をしたい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    店舗改装で起こりやすいトラブル

    店舗を改装する際に起こりやすいトラブルには、次のような内容があります。

  • 工事中の従業員への補償問題
  • 改装後の経営がうまくいかない
  • 施工期間が長引く
  • 法律を守らずに工事を行った
  • それぞれのトラブルの詳細と対策について解説します。

    工事中の従業員への補償問題

    工事中に従業員へ十分な給与補償がされないと、トラブルに発展するでしょう。

    店舗を改装中は、オーナーだけでなく従業員も働けないため、給与の補償が必要となるのです。

    店舗改装中の休業時に従業員へ給与の補償を行うのは、労働基準法の第26条にて定められています。
    補償する金額は、平均給与の60%以上です。

    そのため、店舗改装を行う際は、従業員へ支払う給与額も予算に組み入れておきましょう。

    改装後の経営がうまくいかない

    改装後に、思っていたよりも客足が戻らず、経営がうまくいかないというケースもあります。

    店舗の改装後は、ローンを組んでいたらその返済がはじまったり、離れていた固定客を取り戻したりしなければなりません。

    想定していたよりも収入が増えずに、改装費の支払いに苦しむということは避けたいところです。

    そのため、改装後も安定した営業が行えるように、資金や予算についてもよく検討しておく必要があります。

    施工期間が長引く

    改装の期間が長引いてしまい、経営に影響を及ぼしてしまう場合もあります。

    店舗改装では、破損箇所があったり、天候が悪化したりして施工期間が長引いてしまうケースがあります。
    想定していたよりも工事が長引いて、収入が得られない期間が長くなる場合もあるのです。

    そのため、工事が長引く可能性も考慮して、スケジュールを組んでおくとよいでしょう。

    法律を守らず工事を行う

    店舗を改装する際は「建築基準法」や「消防法」などの法律を順守したレイアウトや内装のデザインを考えなければなりません。

    もし、法律を守らずに改装を行った場合は、再工事が必要となり多額の費用がかかることになるでしょう。

    無駄な費用と工期を発生させないためにも、工事前は法律的に施工可能なリフォームかどうかを確認しておきましょう。

    また、改装工事は施工実績が豊富で、法律にも詳しい業者に依頼すると、安心して相談ができます。
    業者選びの際の参考にしてみてください。

    店舗改装・リフォームを依頼する業者の選び方

    店舗の改装やリフォームを依頼する業者の選び方について、詳しく解説します。

    依頼する業者の種類

    店舗の改装やリフォームでは、次のようなさまざまな種類の業者が関わってきます。

  • 塗装業者
  • 内装業者
  • 左官業者
  • 防水業者
  • タイル業者
  • 板金業者
  • 電気工事業者
  • 水道工事業者
  • 土木業者
  • 大手の会社に依頼した場合は、それぞれの工事を下請けに依頼することになります。
    そのため、中間マージンがかかってしまい、工事費用が高めになるでしょう。

    反対に、複数の工事を自社ですべて対応できる業者も多くいます。
    費用を少しでも安く抑えたい方は、自社施工を行っている業者へ依頼するのがおすすめです。

    依頼する業者の選別法

    工事を依頼する業者を選ぶ際は、相見積もりをとることをおすすめします。

    相見積もりとは、同じ条件で複数の業者に見積もりを出してもらう方法です。
    工事内容や費用を比較できるため、安い業者を見つけやすくなります。

    ただし、価格だけで判断すると手抜き工事をされるリスクがあります。
    工事後の保証内容や担当者の態度、さらに業者の施工実績なども検討材料にしましょう。

    まとめ

    店舗のイメージや売上げを大きく左右する改装工事は、時間もコストもかかるからこそ、理想的な形に仕上げたいです。

    今後の目標や的確なタイミングを決断して、お客様も従業員も満足できる店舗づくりを目指しましょう。

    理想的な
    店舗改装をしたい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

    【この記事のまとめ&ポイント!】

    店舗改装・リフォームの注意点を教えてください。
    費用が高額になりやすいことや、ローンが組めない場合がある点などが挙げられます。

    詳しくは、店舗改装・リフォームの注意点をご覧ください。
    店舗改装・リフォームにかかる費用は、いくらでしょうか?
    店舗の改装はお店によって異なるので相場はあまり定まっていません。

    飲食店を改装する場合は、1坪あたり30~50万円ほどを目安に考えておきましょう。

    詳しくは、店舗の改装・リフォームにかかる費用を参考にしてみてください。
    店舗の改装・リフォームをした事例を見たいです。
    美容院や飲食店などの内装をリフォームした施工事例に掲載していますので、ぜひご覧ください。
    理想的な
    店舗改装をしたい!/
    無料!
    リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
    リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    SNSでもお役立ち情報をお届け中!

    公式LINEアカウントはこちらあ
    公式Instagramアカウントはこちら

    リノベーションのおすすめ記事

    • 倉庫リノベーションのポイントと費用相場!おしゃれな家やオフィスにするコツ

      既存の倉庫を、住宅や店舗・オフィスにするためのリノベーションが注目されています。倉庫をリノベーションする際には、メリット・デメリットをよく理解した上で、費用相場や注意点を確認しておきたいところ。リフォームを成功させるには、倉庫リノベーションの流れや特徴を把握して良い施工業者を選ぶのが大事です。空き倉庫を活用したオリジナル度の高いおしゃれな家やお店を手に入れましょう!

    • 古民家リノベーションの費用相場!必要な工事・事例・補助金もご紹介!

      最近注目を集めている「古民家リフォーム・リノベーション」。昔ながらの日本家屋を利用し、時代に合わせた空間デザインを施したり、住居としての機能を高めたりできるのが、古民家リフォーム・リノベーションの魅力です。 古民家をリフォームする際に最も気になる費用相場や事例、そして必要な工事内容の見極め方と、部位毎の施工費用についてご紹介します。 古民家ならではのメリット・デメリット・注意点、物件・業者の選び方についても解説しますので、参考にしてください。

    • リノベーション/スケルトンリフォームの費用相場・事例!費用を抑えるコツもご紹介

      リノベーションやスケルトンリフォーム(フルリノベーション)を検討する際に「工事にはどの程度の費用がかかる?」「良い業者に出会えるか心配」といった不安を抱える方は多いでしょう。そこで本記事では、一戸建てやマンション、賃貸住宅(ワンルーム・1Kのアパートなど)のリノベーション/スケルトンリフォームの費用相場をご紹介します。坪単価の目安や当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手がけた施工事例を公開しています。費用を安くするためのポイントについても、一緒にチェックしておきましょう。

    • 【箇所別】水回りリフォームの費用を解説!施工事例やおすすめ会社の口コミ/評判もご紹介

      キッチンや浴室、トイレや洗面所などの「水回り」は使用頻度が高く、リフォームで人気の箇所です。ただ、「金額はいくら?」「築何年くらいでリフォームしたらよいの?」「施工日数は?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 本記事では、水回りを全体的にリフォームする際と部分リフォームする際の価格帯、注意点を解説します。他にもリフォームの総額や期間がわかる施工事例や、おすすめの会社の口コミもご紹介するので、参考にしてください。

    • トイレの増設(新設)や増築工事の費用相場・リフォーム事例!設置できない場合もある?

      トイレの増設・増築リフォームには、どんな工事が必要で、価格はいくらくらいか、気になるところですよね。家族構成やライフスタイルの変化に伴い、トイレが一つだと不便になってきたというご家庭に、トイレの増設・増築はおすすめです。そこで、リフォームを行うに際しての具体的な価格や施工事例(倉庫や、和室の押入れをトイレに変更など)、2階以上の場所に設置する時などの注意点も含めて、確認してみましょう。

    リショップナビは3つの安心を提供しています!

    • ご希望にあった会社をご紹介!

      お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

    • しつこい営業電話はありません!

      紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

    • 見積もり後のフォローも致します

      ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

    © ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.