ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法をご紹介

更新日:2024年11月11日

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスはシャワーヘッドやドアの交換など、ある程度ならDIYでもリフォームできます。
しかし、ユニットバスの交換は専門知識や経験が必要なため、ご自身での施工はおすすめしません。
本記事ではユニットバスのリフォームでDIYできることや業者に依頼する場合の費用なども解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

ユニットバスとは

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスとは、すでに完成された床や浴槽などの各パーツを現場で組み立てる浴室のことです。

各パーツは工場で作られているため、現場では色やサイズなどの調整はしません。

自由に設計できる在来浴室と比べると個性が出しにくいものの、断熱性や清掃性が高い傾向があります。

また、グレードにより価格帯が分かれているため、予算に合わせて選択可能です。

ユニットバスはシステムバスと呼ばれることもありますが、両者の意味に大きな違いはありません。

>> ユニットバスとは?メリット・デメリット・費用相場・リフォーム事例をご紹介

ユニットバスのサイズ

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスのサイズは多くのメーカーで次の表のように設定されています。

ユニットバスのサイズ 浴室内寸(幅/奥行き) 坪数
1216サイズ 120cm × 160cm 0.75坪
1317サイズ 130cm × 170cm
1418サイズ 140cm × 180cm
1616サイズ 160cm × 160cm 1坪
1717サイズ 170cm × 170cm
1618サイズ 160cm × 180cm 1.25坪
1620サイズ 160cm × 200cm
1624サイズ 160cm × 240cm 1.5坪
1818サイズ 180cm × 180cm

ユニットバスのサイズは浴室の内寸で決まります。

サイズがわからないときは、浴室内の壁から反対の壁までの長さを測りましょう。

ただし、サイズ表記は同じでも内寸はメーカーや商品によって異なることがあるため、不安な場合は業者に測ってもらいましょう。

>> 【1616・1418・1317】お風呂のサイズの特徴を徹底解説!
>> ユニットバスの最小サイズは0816?1014?おすすめメーカーをご紹介
>> ユニットバスの一般的なサイズは?リフォームする際にチェックしたいポイント

DIYでできるユニットバスのリフォーム

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

DIYでできる可能性のある、ユニットバスのリフォームを6つご紹介します。

>> DIYで浴室リフォームはどこまでできる?費用・注意点を解説!

①シャワーヘッドの交換

シャワーヘッドはホームセンターや通販で売っているものと簡単に交換できます。

シャワーヘッドを反時計回りに回して外し、新しいものと交換しましょう。

シャワーの勢いが足りないときは水圧アップシャワーヘッドがおすすめです。

節水効果のあるものやマイクロバブルが出るものなどもあるので、より快適なバスタイムにできそうなものを探しましょう。

②ドアの交換

ユニットバスのドアは、同メーカーの同シリーズであれば、多くの場合簡単に交換できるので、品番を調べてメーカーから取り寄せましょう。

品番がわからない場合はメーカーのカスタマーサービスに相談してください。

なお、開き戸から折れ戸に変更したい場合や、ドアの間口を広げたい場合などはDIYでは困難ですので、業者に依頼することをおすすめします。

>> お風呂の取っ手・ドアノブが壊れたら自分で直せる?よくある故障と修理費用を解説
>> 浴室ドア・ドアノブの交換タイミングは?費用相場と注意点も解説

③床シートの張り付け

ユニットバスの床の色を変えたいときや機能性を高めたいときは、浴室用の床シートの張り付けがおすすめです。

さまざまな色や模様があり、防カビ性や防滑性、断熱性があるものもあります。

張り付けるときは、既存の床をパテやサンドペーパーで平らに補修したうえで専用の接着剤を塗り、床シートを張り付けます。

床シートの張り付け後は溝に石けんカスやごみが溜まりやすくなるため、掃除に注意してください。

④浴室用壁紙の張り付け

浴室用の壁紙を張り付ければ、ユニットバスの雰囲気を大きく変えられます。

木目調やタイル調など多様な種類があるため、ホームセンターや通販の商品をチェックしてください。

浴室用の壁紙は防水や防汚コーティングがされており、メンテナンスが簡単です。

裏面がシールになっているものならコーキング剤を使わずに施工できます。

壁紙を張り付ける前は既存の壁をよく掃除し、壁紙の下でカビが繁殖しないようにしましょう。

>> 知らないのは怖い!カビが人体に与える影響とカビの種類ごとの対策方法
>> 【保存版】湿気対策を徹底解説!カビの原因や予防方法も紹介

⑤コーキングの打ち直し

コーキングの打ち直しもDIYが可能です。

コーキングとは、壁と壁の間や浴槽と壁の間にある充填材のことで、各パーツの隙間を塞ぎ建物内部への水漏れを防ぐ効果があります。

経年劣化によりボロボロになってしまうため、10年を目安に打ち直しましょう。

打ち直しの際は、カッターで古いコーキング剤を剥がし、下地を塗ったあとコーキングガンで新しいコーキング剤を充填してください。

コーキングする部分の両隣にマスキングテープを張ると、ずれたりはみ出したりしてもきれいに仕上がります。

>> お風呂のコーキング打ち直し費用相場
>> コーキングガンって何?用途と目的別の選び方を解説

⑥浴槽コーティング

浴槽を傷や汚れから保護するためのコーティングもDIYが可能です。

コーティングをすることで、浴槽をきれいな状態に保ちやすくなります。

コーティングの塗布は簡単に実施できます。

専用のコーティング剤を購入したら、浴槽の洗浄・研磨のあとにコーティング剤を均一に塗りましょう。

コーティング剤が乾くまで3~6時間かかるため、時間に余裕を持って実施してください。

>> 浴槽コーティングの価格・注意点を解説!

ユニットバスをDIYで交換できない6つの理由

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスは壁・床・天井・浴槽がセットになっているため、交換したい場合はユニットバスを丸ごと交換する必要があります。

ユニットバスをDIYで交換できない理由は、主に次の6つです。

①多様な専門知識が必要

ユニットバスの組み立てや解体には多様な専門知識が必要です。

給排水の配管工事や電気配線工事、浴槽を設置するための左官工事など、知識と経験がなければできない作業が多くあります。

個人が趣味でDIYを楽しむ範疇を超えた専門性が必要なため、気軽に挑戦できるものではありません。

プロ並みの技術力がない場合は、ユニットバスをDIYで交換するのはほぼ不可能です。

②サイズの微調整ができない

ユニットバスのパーツは既製品のため、サイズの微調整ができません。

1cmでも採寸を間違えると設置できなくなってしまいます。

とくに既存の浴室にぴったりのサイズを設置したい場合、万が一採寸が間違っているとオーダーし直しになります。

ユニットバスの採寸自体は難しくありませんが、メーカーや商品ごとに内寸が違うことも計算してプランニングが必要です。

また、普段からさまざまなユニットバスの設置作業をしていなければ、サイズを間違えてしまう恐れがあります。

③仕様を間違えると設置できない

ユニットバスは誤った位置にドアがあると設置できません。

ユニットバスの仕様はドアの位置によって数種類あります。

ドアが脱衣所に向いていない仕様を頼んでしまった場合は、正しい仕様で再度注文が必要です。

脱衣所には向いていても正しい位置にない場合は、正しい仕様をオーダーするか、脱衣所の壁を壊して調整しなければいけません。

プロならドアの位置に合わせてオーダーすることに慣れていますが、初めてユニットバスをプランニング・オーダーする場合は間違えてしまう恐れがあります。

④完成まで長期間かかる

DIYでユニットバスを工事する場合、施工期間は最低でも1ヶ月かかるでしょう。

業者が工事する場合は1週間もかからない場合は多いですが、素人が手順を調べながら作業をする場合は非常に時間がかかってしまいます。

また、仕事や家事などと両立しながら工事しなければいけないため、なかなか作業が進まず予想以上に時間がかかるケースも考えられます。

工事中は代わりの入浴場所も必要なので、入浴施設の利用代金もかさむでしょう。

>> リフォーム中のお風呂はどうする?対処法と工事中の過ごし方を解説

⑤メーカー保証がおりない

DIYで施工したユニットバスは基本的にメーカーの保証がおりません。

完全に自己責任のため、施工後に不具合が見つかっても自分で修理するか、自費で業者に依頼することになります。

修理の手間や費用を考えると、最初から業者に依頼したほうが簡単で安く済むでしょう。

⑥施工後次々とトラブルが起きるリスクがある

水まわりは、カビや水漏れなどのトラブルが起きやすい箇所です。

なんとか組み立てがうまくいっても、いざ使用し始めるとカビや水漏れ、配線の不具合などが見つかる恐れがあります。

>>お風呂の床から水漏れ!対処方法を解説
>> 水漏れの応急処置と修理方法を解説!業者の施工事例や費用もご紹介

また、適切な組み立て方に慣れていない人が施工すると、施工不良が原因であとから次々とトラブルが起きることもあるでしょう。

不具合が見つかるたびに修理を依頼すると費用がかさむため、最初から業者に依頼するよりも総額が高くなる可能性があります。

ユニットバス
リフォームしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶

ユニットバスの交換を業者に依頼する場合の費用相場

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

業者にユニットバスのリフォームを依頼した場合の費用相場は次の表の通りです。

リフォーム内容 費用相場
ユニットバス全体交換 50~150万円
在来浴室からユニットバス 65~150万円

グレードの高いユニットバスを選んだ場合や、浴室の拡張も行う場合などは相場よりも高くなることがあります。

具体的な費用相場は実際に見積もりを依頼して確認しましょう。

>> 【お風呂・浴室・ユニットバス】リフォーム費用相場&施工例!おすすめ業者の口コミも公開
>> ユニットバスの交換費用相場は?補助金など安く抑えるコツや事例を紹介
>> お風呂・浴室リフォームを格安・激安で行う方法とポイント

ユニットバスの施工業者を選ぶときの4つのポイント

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスの施工業者を選ぶときの主なポイントを4つご紹介します。

①適正価格か

見積もりを依頼して、施工費用が適正か確かめましょう。

適正価格は3社ほどに相見積もりを依頼することで確認できます。

高すぎる業者は過剰請求の恐れが、安すぎる業者は手抜き工事の恐れがあるため注意しましょう。

費用の総額だけでなく内訳にもよく目を通し、何に使うのかわからない材料や、合計の個数がわからない表記などがないかチェックしてください。

不明瞭な内訳があれば、遠慮せずに質問しましょう。

>> 【完全版】"リフォーム見積書"のチェックポイントとは?
>> リノベーションの見積もりの取り方とは?注意すべき点も解説
>> リフォーム/リノベーションの見積もり時の重要ポイントを解説!相見積もりの注意点とは?

②実績は豊富か

施工実績の数や内容も調べましょう。

施工実績の豊富さは技術力の参考になります。

また、業者のホームページやSNSを開き、ユニットバスの施工経験があるか確認しましょう。

マンションと戸建てどちらの経験が多いのか、増築や拡張などの経験もあるのかなども調べてください。

③丁寧な説明があるか

業者に見積もりに来てもらったときは、丁寧な説明があるか確認しましょう。

優良な業者はどのようなユニットバスがニーズに合うか、どのように工事を進めるのかなどをしっかり説明してくれます。

予算や機能性などで迷っている部分があれば相談してみて、提案力も確かめましょう。

④保証は充実しているか

保証やアフターサービスの内容も忘れずにチェックしましょう。

ユニットバスのメーカー保証以外にも施工保証があると、施工に不具合があったときに無料で再施工してもらえます。

アフターサービスとして定期的に点検に来てくれるとより安心でしょう。

保証の内容や期間は業者により異なるため、各業者に確認してください。

>> 【リフォーム会社の選び方】比較のポイントやおすすめ業者の口コミも公開
>> 失敗しないリノベーション会社の選び方!ポイントや注意点を解説

ユニットバスのDIYは業者に依頼するのがおすすめ

ユニットバスはどこまでDIYできる?自分でリフォームする方法

ユニットバスのDIYは、簡単なパーツ交換やシートによるリメイク以外はおすすめしません。

解体や組み立てには専門知識が必要なため、業者に依頼しましょう。

もし、DIYでユニットバスを設置した場合は、メーカー保証がおりない点や施工後のトラブルに注意が必要です。

業者を選ぶ際は複数社に見積もりを依頼し、金額や説明のわかりやすさ、保証内容などを比較してください。

ユニットバス
リフォームしたい!/
無料!
リフォーム会社一括見積もり依頼 ▶
リフォーム費用は比較で安くなる! 最大50%DOWN 簡単30秒 見積もり件数No.1 無料リフォーム会社一括見積もり依頼 カスタマーサポートがびったりの会社をご紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお役立ち情報をお届け中!

公式LINEアカウントはこちら
公式Instagramアカウントはこちら

風呂・浴室のおすすめ記事

  • お風呂リフォームで多い後悔は?色や設備で失敗しないポイントをご紹介

    お風呂のリフォームを計画中、工事後に後悔しないか心配な方もいるのではないでしょうか?大きな買い物なので、よくプランを練ってから工事をしたいですよね。 この記事では、お風呂のリフォームで後悔する方が多い点や、失敗しないための大切なポイントをご紹介します。 優良業者の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

  • お風呂・浴室の窓を設置するメリットは?デメリット対策や費用・事例もご紹介

    お風呂や浴室に窓を設置すると、自然な光が入り、換気がしやすくなるため、カビ対策や快適な入浴環境を実現できます。しかし、プライバシーや断熱性能に関する心配事もあるかもしれません。 本記事では、窓を設置するメリットや種類だけでなく、デメリットへの対策や費用、さらに具体的な事例も詳しくご紹介します。 リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

  • お風呂・浴室を、増築リフォームで“増設”or“拡張”したい!費用・工期・注意点は?

    「狭い浴室を増築で広くしたい」「二世帯住宅用にお風呂を新設したい」など、浴室の大掛かりな工事を計画する時、まず気になるのが費用の問題ですよね。 また、工事中は入浴できなくなる可能性があるため、具体的な工事期間も知りたいところです。 そこで今回は、浴室を新設もしくは拡張する場合にかかる費用や日数、さらに確認申請が必要なケースについてもご説明します。 また、施工事例や、増築ができない場合のリフォーム方法もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • お風呂でよくあるトラブル・部位別の修理費用相場はいくら?業者の探し方は?

    お風呂は、一日の疲れを癒してくれる大切な場所。水漏れや、換気扇の故障といったトラブルを発見すると、なるべく早く対処したくなりますよね。 しかし、修理費用はいくら位かかるか、不安な方も多いでしょう。 そこで今回は、お風呂のトラブルの中でも特に多い、詰まりや水漏れ、浴槽・壁材・ドア・給湯器・換気扇などの修理を、業者に依頼する際の費用相場を確認してみましょう。また、設備全体を交換するほうがよい場合や、業者探しのポイントについてもあわせてご紹介します。

  • お風呂の窓の寒さ対策!自分でできる5つの方法やリフォーム事例をご紹介

    寒い季節、お風呂の窓から冷気が入り込み、快適なバスタイムを妨げていませんか?この記事では、浴室の窓の寒さ対策として、自分でできる5つの効果的な断熱アイデアをご紹介します。DIYで手軽に実践できる方法から、本格的なリフォームまで、様々な予算に対応した対策法を詳しく解説。快適なお風呂時間を取り戻し、冬の光熱費削減にもつながる断熱対策のヒントが見つかるはずです。

リショップナビは3つの安心を提供しています!

  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

  • 見積もり後のフォローも致します

    ご紹介後にご不明点や依頼を断りたい会社がある場合も、お気軽にご連絡ください。弊社から各会社へのご連絡も可能となっております。

© ZIGExN Co., Ltd. All Rights Reserved.