外観リフォームの費用相場
外観リフォームの費用はリフォームの内容や使用する建材などによって変わります。
改修したい箇所の状態によっても差が出るため、大まかな目安を知っておくと計画を立てやすいです。
リフォーム内容別の費用相場を次にまとめたので、ぜひ予算計画の参考にしてみてください。
リフォーム箇所 | 費用相場 |
---|---|
外壁 | ● 塗装 60~180万円 ● 張り替え 150~300万円 ● カバー工法(重ね張り) 130~220万円 |
屋根 | ● 塗装 15~80万円 ● 葺き替え 80~266万円 (※屋根瓦の素材・工法により変動) ● カバー工法(重ね葺き) 60〜250万円 |
玄関 | ● 玄関ドアの変更・設置 10~50万円 |
窓 | ● 窓の変更・設置 4~12万円/組 |
外構 | ● 外構の変更・追加 ~50万円 |
外観リフォームの種類・できること
外観リフォームは、次の6つのリフォームが一般的です。
- 外壁・屋根の塗装
- 外壁の張り替え/カバー工法(重ね張り)
- 屋根の葺き替え/カバー工法(重ね葺き)
- 玄関ドアの変更・設置
- 窓の変更・設置
- 外構の変更・追加
外壁・屋根の塗装
外壁や屋根は雨風によって塗装が薄くなるため、5〜10年の周期で再塗装が一般的とされています。
外観の印象に大きく関わる部分であるのはもちろんのこと、塗装は防水や断熱などの性能にも影響するため、機能性の回復・向上が期待できます。
目的に合わせて、遮音性や耐震性などの機能をプラスすれば、安全で快適な暮らしを実現できるでしょう。
外壁の張り替え/カバー工法(重ね張り)
外壁の耐用年数を迎える場合は、壁の「張り替え」または「カバー工法(重ね張り)」を検討しましょう。
外壁の素材や色を変えることで、住宅のイメージを一新することが可能です。
また、張り替えに関しては、外壁内部の補修を行う場合も多いため、壁のメンテナンスや耐久性アップなどを期待できます。
対して、カバー工法(重ね張り)は、張り替えよりは費用を抑えられ、断熱性や遮音性が向上するのがメリットです。
張り替えやカバー工法(重ね張り)の費用相場の詳細について、下記のページもあわせてご確認ください。
屋根の葺き替え/カバー工法(重ね葺き)
屋根の劣化が進んでいる場合は、屋根を張り替える「葺き替え」または新しい屋根材を上から重ねる「カバー工法(重ね葺き)」を行いましょう。
屋根のメンテナンスは、外壁の張り替えと同様に見た目の変更も可能です
また、雨漏りやネズミなどの害獣侵入の対策にも効果があります。
屋根の張り替えでは、瓦やスレートなど屋根材の種類を変えたり、交換にともなって下地を補修したりするなどの作業が行われます。
一方、カバー工法は、重量増加によって耐震性が低下してしまうため、使用できる屋根材は限られてしまうものの、短期間に低コストでリフォームできます。
葺き替えやカバー工法(重ね葺き)の費用相場の詳細は、下記のページよりあわせてご確認くださいね。
玄関ドアの変更・設置
玄関ドアは住宅への出入口であり、外観の中でも目に留まりやすい箇所です。
住宅の見た目に影響を与えるため、イメージを変えたいときに変更するケースがあります。
気密性などの機能を高めるために、引き戸から開き戸に変えるといった設置方法も可能です。
また、風通しや採光を意識したり、電子錠やオートロックで防犯を強化したりするなど、目的に応じたドアも選択できます。
窓の変更・設置
窓を新たに設置したり、既存のものを変更したりすると、住宅の印象が変わります。
窓の形や場所は目に入りやすく、外観のアクセントをつけられるリフォーム箇所です。
窓は住宅の機能性にも関わる部分であり、窓の性能や設置位置によって断熱性や防犯性などを高められます。
外構の変更・追加
外構とは住宅の外周部分であり、外観のイメージに大きく関わる部分です。
門扉やフェンス、アプローチなど施工範囲が広めなリフォームであるため、外構の変更・追加を行う際は目的に合わせてどこをリフォームするかの検討が必要です。
例えば、防犯性を高めるためにフェンスを新しく設置したり、見た目を意識してデザインの異なる門扉に変更したりするなどの工事が可能です。
カーポートやウッドデッキ、サンルームなども外構に含まれるため、車やガーデニングなどの趣味に合わせたリフォームを実施するのもよいでしょう。
>> 外構工事とは?主要な工事や費用相場・施工事例を解説
>> 外構・エクステリアリフォームの費用相場
外観リフォームは対象範囲が広いため、どこから手をつければよいか迷う方も多いでしょう。
リフォーム業者に相談し、プロの経験をもとにアドバイスをもらうことで、優先順位や進め方を明確にできます。
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外観リフォームのビフォーアフター事例5選
外観リフォームのビフォーアフター事例をご紹介します。
【外壁・屋根の塗装】モノトーンでシックなデザインに
リフォーム費用 | 約73万円 |
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施工日数 | 7日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 15年 |
築年数15年の住宅に屋根・外壁塗装を行った事例です。
白と黒でメリハリをつけたツートンカラーで仕上げています。
屋根と外壁を合わせて73万円という低価格でありながらも、塗料は高耐久のものを使用しています。
【外壁の張り替え】断熱・遮音効果をプラス
リフォーム費用 | 約250万円 |
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施工日数 | 13日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 35年 |
ベランダや外壁を中心に改修した外観リフォーム事例です。
外壁を建物への負担が少ないスチールサイディングに張り替え、断熱性や遮音性もプラスしています。
外壁に加えてベランダの床張り替えも実施し、安全で快適なベランダづくりも同時に行いました。
【屋根のカバー工法】断熱性の向上で暮らしやすい住まいへ
リフォーム費用 | 約90万円 |
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施工日数 | 5日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 21年 |
屋根に破損があったため、台風や大雨に備えてカバー工法によるリフォームを実施した事例です。
破損箇所の補修や塗装などの選択肢から、既存の屋根を生かすカバー工法を選択することで、費用の節約に成功しました。
新しい屋根を既存屋根に重ねることで断熱性がアップし、暮らしやすさも改善されています。
【玄関ドア】ナチュラルテイストな印象に

リフォーム費用 | 約58万円 |
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施工日数 | 5日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | - |
外観で印象に残りやすい玄関ドアのリフォーム事例です。
モダンなデザインのLIXIL「ジエスタM14型」に交換しています。
タイルや照明も玄関ドアに合わせて一新することで、外観の印象をガラッと変えました。
【外構・エクステリア】統一感を出す竹フェンス
リフォーム費用 | 約150万円 |
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施工日数 | 10日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | - |
見栄えの悪くなったフェンスを改修した外観リフォーム事例です。
ボロボロになってしまったフェンスをLIXILの竹フェンスに交換しました。
ブロック部分もジョリパットで丁寧に仕上げています。
外観リフォームを行う4つのメリット

住宅の見た目・イメージを変えられる
好みのデザインや雰囲気を取り入れれば、見た目から満足できる住宅になるでしょう。
例えば、築年数が古い家を今風のデザインに変更すれば、新築のような見た目に変えることもできます。
外壁や屋根など範囲の広い箇所ほどイメージが変わりやすいです。
アクセントやちょっとした工夫を入れたいときは、ドアや窓などをリフォームし、さりげないイメージチェンジも可能です。
家を長持ちさせられる
外観リフォームでは、内部や下地などの点検・補修にも対応できるため、メンテナンスによって住宅の寿命を伸ばせるのがメリットです。
外観の老朽化や劣化は見た目の問題に留まらず、内部にもダメージがあります。
例えば、外壁の塗装が取れてきている部分にひびができ、そのひびから内部にダメージが加わっているケースがあります。
塗装や張り替えで外壁を一新できれば、こうした老朽化や劣化に対応でき、住宅の耐久性アップを期待できます。
住宅の価値を高められる
外観は、新しい住まいを探している人にとっても目に留まりやすい重要な部分です。
リフォームで定期的なメンテナンスをしていた住宅は、資産評価を得やすくなり、将来的に手放す際に売り手が見つかりやすくなるでしょう。
見た目で老朽化を感じる住宅よりも、外観がきれいな住宅の方が需要は高い傾向があるため、売却を想定する場合は外観リフォームが重要です。
機能性をプラスできる
住宅の機能性をプラスできるのも、機能性を高められるのもメリットです。
例えば、外壁や屋根の塗装は断熱性や防水性の強化につながり、室内温度の維持や雨漏りの防止などの効果を期待できます。
また、ドアや窓は風通しや採光、防犯などと関わりが深く、種類や素材によって目的に応じた機能をプラスできるのが嬉しいポイントです。
このようにお住まいで課題に感じている箇所に合わせて、機能を重視した外観リフォームをしてみましょう。
外観リフォームを成功させる3つのポイント
外壁や屋根をまとめてリフォームする
外壁のみや屋根のみなど一部だけをリフォームすると、素材や色に差が出るため、なるべく複数の箇所をまとめてリフォームするのがおすすめです。
また、一度にまとめてリフォームすればデザインを統一しやすいです。
そして、足場などの費用を節約できるため、リフォームにかかるコストを抑えられます。
やむを得ず部分的にリフォームしたい場合は、他の箇所のデザインや色に合わせて計画を立てましょう。
風合いや色味は直接見て判断する
外観リフォームは、素材の見た目や性能に影響を受けやすいため、建材や塗料などにこだわりましょう。
カラーシュミレーションやカタログはもちろん、素材の風合いや色味などを、直接目で見てサンプルを確認するのがおすすめです。
くわえて、業者の意見も交えながらイメージに合う色やデザインを選ぶのがポイントです。
耐久性にこだわれば将来的な負担が減る
高耐久の塗料や素材がある場合は、そちらを選ぶ方が経済的におすすめでしょう。
1回あたりのリフォームのコストは高くなりがちですが、将来的なリフォーム回数が減り、トータルコストを節約しやすい場合があります。
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外観リフォームで住まいの機能やイメージを改善しよう
外観リフォームは、見た目・イメージを変えられるほか、防水性や断熱性といった機能性をプラスしたり、将来的な資産価値を高めたりするなど、多くのメリットを期待できます。
見た目や耐久性などこだわりたい部分に合わせて、素材や塗料などをしっかり選ぶと、理想のリフォームを実現しやすいです。
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