パラペットとは?
パラペットは、屋上やバルコニーの端部に設置される低い壁で、主に転落防止と防水保護の役割を果たします。
外壁材と同一素材を使用することで、建物の外観デザインを整える効果も兼ね備えています。
陸屋根や鉄筋コンクリート造に多い
パラペットが陸屋根や鉄筋コンクリート(RC)造の建物に多く採用されるのには、構造的な特性と機能的な必要性があります。
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都市部の高層建築物では、強風による影響緩和や落下物防止の観点から、パラペットが採用される傾向があります。
パラペットの主な役割
パラペットの主な役割は、建物の安全性と機能性を高めることです。
転落防止による安全確保
パラペットは、建物利用者の転落を防止し、安全を守る重要な役割を果たします。
安全設計のポイントは、次の通りです。
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強風時や地震時の安全性確保のため、基礎部分にはアンカーボルトを複数配置し、構造体と完全に一体化させる工法が一般的です。
屋上防水層の端部を保護
屋上の防水層は、端部が直接外部にさらされると紫外線や風雨による劣化が進みやすいため、パラペットによる保護が不可欠です。
パラペットは防水層の立ち上がり部分を覆うことで、雨水の浸入経路を物理的に遮断します。
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特に水切り金物の設置は、雨水が防水層の裏側に回り込むのを防ぐ重要な役割を担います。
定期的なドレンの清掃とあわせて実施することで、防水機能を長期にわたり維持できるでしょう。
室外機や配管などの目隠し
パラペットは、室外機や配管などの設備機器を効果的に目隠しする役割も担っています。
屋上やバルコニーに設置された機械類を囲むことで、建物外観の統一感を保ちながら美観を維持できます。
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パラペットの注意点

パラペットは美観や安全性を高める重要な建築要素ですが、適切な管理を怠ると建物に深刻な問題を引き起こす可能性があります。
ここでは、パラペット設置時の注意点と維持管理のポイントについて詳しく解説します。
排水対策や清掃が必要
パラペットの排水口(ドレン)は、雨水を適切に排出する重要な役割を担っていますが、落ち葉や砂埃などで詰まりやすいのが難点です。
排水不良が続くと雨水が滞留し、防水層の劣化や建物内部への漏水リスクが高まります。
効果的な排水対策のポイント
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清掃は、特に春の花粉や秋の落葉期後に注意して行いましょう。
定期的な点検が必要
パラペットを長期間良好な状態に保つためには、定期的な点検も不可欠です。
経年劣化によるひび割れやサビの発生を早期に発見するため、3か月に1回程度の目視チェックが推奨されます。
主な点検ポイント
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陸屋根の場合、パラペット内側の箱樋(内樋)の形状が複雑なため、専門業者による年次点検が推奨されます。
コンクリートのひび割れや金属部品の腐食を早期発見することで、大規模修繕を防げるでしょう。
パラペットを設置して、安全性と防水性を高めよう
パラペットは、主に転落防止と防水保護の役割を果たします。
パラペットを設置し定期的に点検することで、建物の安全性や耐久性を高め、将来の修繕費用を抑えられるでしょう。
設置をお考えの際は、複数の業者に見積もりを依頼し、ご自身の予算やイメージに合う提案をしてくれる業者を探すのがおすすめです。
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