水道管が破裂する原因とは?よくあるケースと対処法

更新日:2025年05月08日

水道管が破裂する原因とは?よくあるケースと対処法

水道管の破裂は、生活に大きな支障をきたすだけでなく、大きな損害につながる可能性もあります。「まさか自分の家で?」と思っている方も、決して他人事ではありません。
この記事では、水道管が破裂する主な原因から、万が一の際の応急処置、そして専門業者への相談方法まで、解説します。
もしもの事態に備え、破裂してしまった際の適切な対処法を知り、慌てずに対処できるよう、ぜひ最後までお読みください。

水道管が破裂する主な原因3つ

水道管が破裂する原因としては、冬場の凍結、老朽化、地震などの物理的な要因が挙げられます。

水道管の破裂は、住まいに深刻な被害をもたらす可能性があります。
原因と発生メカニズムについて詳しくみていきましょう。

冬場の凍結

冬場は水が凍結・体積が膨張するため、配管内部に圧力がかかり、亀裂や破裂につながることがあります。

特に外気温が-4℃を下回ると凍結リスクが高まり、屋外に露出した配管や断熱材が不十分な箇所で凍結が発生しやすくなります。

  • 寒冷地特有の問題ではなく、近年は西日本などでも氷点下が続くことで発生
  • 夜間の急激な冷え込みや、数日続く真冬日が主な原因
  • 風通しのよい場所や、長期間使用しない水道管は特に注意が必要
  • 凍結を防ぐためには、天気予報で-4℃を下回る日を事前に把握し、水道管の保温対策をすることをおすすめします。
    特に築年数の古い住宅や外気に露出した配管は、早めの対策を心がけましょう。

    >> 給湯器が凍結する原因と対処法

    経年劣化

    水道管の経年劣化も、破裂事故の主要な原因の1つです。
    長年の使用によって腐食が進み、内部にサビが発生し、配管の強度が低下します。

    特に鉄製の配管では、サビが内側に蓄積することで内径が狭くなり、水圧への耐性が徐々に失われます。

    老朽化が進んだ配管は、地震時の振動や周辺工事の衝撃で破裂するリスクが高まります。

    日常的な水圧の変動にも弱く、ちょっとしたきっかけで亀裂が拡大することもあるため、定期的な点検と適切な更新計画が大切です。

    物理的ダメージ

    地震や振動による水道管の破損は、外部からの衝撃が原因で発生します。

    震度5以上の地震が起きると、地中の水道管にねじれや引っ張りの力が加わり、継手部分が外れたり、管自体が破断したりするリスクが高まります。

    建設工事や道路工事の継続的な振動で金属疲労が蓄積し、破裂に至るケースがあります。

    特に、経年劣化が進んだ鋳鉄管や腐食が進んだ部分は脆弱です。
    定期的な点検と耐震継手の導入を検討しましょう。

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    水道管が破裂した場合の応急処置

    水道管が破裂してしまった場合、迅速な対応が重要です。

    基本的には、専門業者への依頼が最善ですが、市販の修理キットなどで応急処置する方法も知っておきましょう。

    1. 止水栓を閉める

    水道管が破裂した際に、まず行うべきは、止水栓を閉めることです。
    漏水を素早く止めると、建物内への浸水被害や水道料金の高騰を防ぐことができます。

    止水栓の基本操作手順

    1. メーターボックス内や建物入口付近にある止水栓を探す
    ※マンションでは共有廊下や地下に設置されている場合も
    2. マイナスドライバーで、止水栓の溝に差し込み時計回りに回転させる
    ※手で回せるタイプはそのまま右回し
    3. 完全に閉じ、水道メーターの動きが止まることを確認

    特に集合住宅では、自宅の止水栓だけでなく、共用部分の元栓の位置も事前に確認しておくことが大切です。

    緊急時には管理会社へ速やかに連絡し、適切な対応を依頼しましょう。

    2. 破裂した部分を補修する

    破裂した部分を補修する際は、ホームセンターで購入できる水漏れ専用の補修テープを使う方法が効果的です。
    亀裂部分にテープを隙間なく巻き付けることで、一時的に水漏れを止めることができます。

    もし補修テープが手元にない場合は、タオルや古着を活用しましょう。
    破裂箇所に布を当ててビニールテープで固定し、その下にバケツを置けば応急処置として有効です。

    >> 水漏れの応急処置と修理方法を解説

    補修時の注意点

  • 補修テープは2cm幅以上のものを3層以上巻く
  • 布を使う場合は、吸水後に重ね巻きが必要
  • 金属パイプの場合は、縁を削って怪我をしないように注意
  • これらの処置はあくまで一時的なものです。
    補修後には速やかに、必ず水道工事業者に本格的な修理を依頼しましょう。

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    応急処置後はすぐに水道業者に連絡する

    水道管の破裂に対する応急処置が完了したら、専門業者への連絡が不可欠です。
    集合住宅や賃貸物件にお住まいの方は、まず管理会社や大家さんに連絡することを優先しましょう。

    集合住宅や賃貸の場合はまず管理会社や大家に相談

    集合住宅や賃貸物件で水道管が破裂した場合、まず管理会社や大家さんに連絡することが重要です。

    共用部分と専有部分で責任範囲が異なるため、自己判断で対応すると後々トラブルになる可能性があります。

    連絡が必要な理由

  • 配管の所有区分が建物の構造によって異なる
    ※共用配管は管理会社の責任範囲となることが多い
  • 契約書に基づいて、修繕費用の負担者が明確になる
    ※経年劣化の場合は大家さんが負担するケースもある
  • 管理会社が指定業者を手配でき、適正な価格で修理が可能な場合がある
  • 緊急時には賃貸契約書などで緊急連絡先を確認し、速やかに状況を報告しましょう。

    特に冬場の凍結による破損では、入居者の予防措置不足が原因と判断される場合もあるため、早期の連絡がトラブル回避の鍵となります。

    水道管が破裂する原因を知り、対策をしましょう

    水道管の破裂は、寒冷期や経年劣化、不適切な施工など、さまざまな原因で発生します。
    早期発見のためには定期的な点検が重要です。

    もし異常を感じたら、すぐに水道を止めて専門業者に連絡しましょう。
    予防策として、保温対策や適切な水圧管理を行うことで、突然のトラブルを防ぐことができます。

    また、水道管の寿命を考慮して、計画的な交換を検討することも大切です。

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