エアコンが焦げ臭いときの原因と対処法

更新日:2025年06月09日

エアコンが焦げ臭いときの原因と対処法

エアコンが焦げ臭くて、ご不安な気持ちでいませんか?これは、電気系統のトラブルや埃の焦げ付きが主な原因で、放置すると火災につながる危険性もあるんです。
まずは落ち着いて、すぐにエアコンの電源を切り、コンセントを抜いて安全を確保してください。その後、専門業者に点検を依頼するのが、最も確実で安心な対応方法です。
この記事では、焦げ臭さの具体的な原因から、緊急時の対処法、さらに予防のためのメンテナンス方法まで、詳しく解説していきます。

エアコンが焦げ臭いときの主な原因

エアコンが焦げ臭いときの主な原因

エアコンが焦げ臭い場合、主な原因としては、電気系統のトラブル、ヒーター周辺の埃の焦げ付き、ファンモーターの過熱などが挙げられます。

これらの症状を放置すると、火災などの危険につながる可能性もあります。

焦げ臭さを感じたら、速やかに使用を中止して、次にご紹介する適切な対処を行うようにしましょう。

電気系統のトラブル

エアコンが焦げ臭い場合、電気系統のトラブルが原因となっている可能性があります。

主に、電子基板や配線の経年劣化による過熱現象が発生し、絶縁体が焦げることで特有の臭いが発生します。

特に、10年以上使用した機種では、基板上のコンデンサの膨張や、コネクター部分の接触不良が起きやすくなります。

これらの現象は、漏電やショートを引き起こす可能性があり、放置すると発火リスクが高まります。

なお、電気系統の修理時は、感電や2次災害の危険性があるため、必ず専門の技術者に修理を依頼するようにしましょう。

>> エアコン修理はどこに頼む?業者の選び方|失敗しないためのコツ

熱交換器や霜取りヒーター周辺の埃の焦げ付き

長期間掃除を怠ると、フィルターを通り抜けた埃が熱交換器や霜取りヒーター周辺に付着し、加熱時に焦げ臭さを発生させてしまうことがあります。

特に、シーズン初めの暖房使用時は、夏場の冷房運転で溜まった埃が一気に加熱され、強い臭いが目立ちやすくなるため、注意が必要です。

ファンモーターの過熱

エアコンが焦げ臭い原因の1つに、ファンモーターの過熱が考えられます。

ファンモーターの軸受けが摩耗すると回転抵抗が増加し、モーター内部が過熱状態になることがあります。

この熱によって、潤滑油が焼け焦げたり、樹脂製の部品が変形することで、独特の焦げ臭さが発生するのです。

故障しているエアコンを、無理に使用し続けると、モーターの焼損や火災の原因となるため、早期の対処が重要です。

焦げ臭さを感じた場合は、すぐに運転を停止し、専門業者に点検を依頼しましょう。

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焦げ臭いエアコンへの対応方法

エアコンから焦げ臭さがする場合、火災のリスクを避けるために、迅速な対応が必要です。

次に紹介する対応方法をもとに、緊急時にやるべきことを把握しておきましょう。

電源をオフにしてコンセントを抜く

エアコンから焦げ臭さを感じた場合、最初に行うべきは電気系統の完全遮断です。

リモコンの電源ボタンを押すだけでは不完全な場合があるため、分電盤のブレーカーを落として電気供給をストップさせましょう。

次に、本体やコードの状態を必ず確認した上で、コンセントを抜きます。

このとき、熱くなっている部分がある場合に、素手で触ると火傷の危険があるため、軍手や厚手のタオルを使用しましょう。

特に、プラグ部分が変色している場合は、内部で過熱や接触不良が発生している可能性が高い状態です。

万が一、電源遮断後も焦げ臭さが残る場合は、速やかに専門業者に連絡してくださいね。

ご自身の判断で再通電すると火災リスクが高まるため、絶対に電源を入れ直さないようにしましょう。

専門業者に点検を依頼する

エアコンが焦げ臭い場合、専門業者への点検依頼が最も確実な解決策となります。

焦げ臭さの原因は複合的である場合が多く、素人判断で運転を再開すると火災リスクを高める危険性があるため、行わないようにしましょう。

プロの技術者は、専用の診断機器を使用して電気系統の異常をチェックし、霜取りヒーターや熱交換器周辺の焦げ付きファンモーターの過熱など、目視できない不具合も発見できます。

なお、点検を依頼する際は、「においが発生した時期」「運転モード(冷房/暖房)」「異音の有無」を具体的に伝えると、スムーズな診断につながります。

特に10年以上使用している機種は、定期的なプロの点検でトラブルを未然に防げます。

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焦げ臭くならないよう予防するためのメンテナンス

エアコンが焦げ臭くなるトラブルを未然に防ぐには、適切なメンテナンスが欠かせません。

日頃からできるエアコンのメンテナンスについてご紹介します。

>> 自分でエアコン点検をする場合のポイント

定期的なフィルター清掃

エアコンの焦げ臭さを発生させないためには、2週間に1回を目安としたフィルター清掃が効果的です。

フィルターに埃が蓄積すると通気性が悪くなり、内部部品やモーター部分に負荷がかかって過熱し、焦げ臭さの原因となる場合があります。

正しいフィルター清掃手順

次の手順にしたがって、フィルターを掃除するとよいでしょう。

① フィルター表面の埃を掃除機で吸引する
② 中性洗剤を溶かした水で裏面をやさしく洗浄する
③ 日陰で完全に乾燥させてから取り付ける

水洗い後は、必ず陰干しで完全乾燥させることが大切です。
半乾きの状態で取り付けると、内部でカビが繁殖し、逆効果となることがあります。

特に、ペットを飼育しているご家庭や、花粉が多い季節は、目視確認を兼ねて月1回の本格的な洗浄をおすすめします。

>> エアコンのフィルター掃除の基本手順をおさらい!節電しながら&夏場も快適に

送風運転で内部を乾燥させる

エアコン使用後は、送風運転を10~15分間行うことで、内部に溜まった湿気を効果的に除去できます。
この習慣が、カビや細菌の繁殖を防ぎ、焦げ臭くならないための予防につながります。

特に湿度の高い日は入念に行いましょう。
梅雨時や夏場は運転時間を15分程度に延長し、内部部品の腐食を防止することが大切です。

また、風量は「強」設定がおすすめです。
弱風よりも広範囲に空気を循環させ、熱交換器の隅々まで乾燥させることができます。

リモコンに「内部乾燥」ボタンがない場合、冷房モードで設定温度を32℃にすると、送風運転と同じ効果が得られます。

ただし、室温が32℃を超えると冷房が作動してしまうため、涼しい時間帯に実施するのがポイントです。

自動乾燥機能(内部クリーン)を搭載した機種では、運転停止後60〜120分間、自動で乾燥処理が行われます。
この機能を活用すれば、手動操作不要で、確実な内部乾燥が可能です。

>> エアコン内部クリーン機能の効果と注意点

エアコンが焦げ臭いときは専門の業者に修理を依頼

エアコンが焦げ臭いときは、埃の焦げ付き、電気系統のトラブル、冷媒漏れなど、さまざまな原因が考えられます。

軽度な場合は清掃で改善できることもありますが、異音や煙を伴う場合は、すぐに使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。

定期的なフィルター清掃や、室外機周りの点検など、日頃のメンテナンスが焦げ臭さを予防する鍵となります。

安全に長くエアコンを使用するために、異常を感じたら早めの対応を心がけてくださいね。

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