
トイレの水は出るけど流れないときの主な原因と対処法
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トイレから水は出るのに流れないとき、焦りますよね。実はこの症状は、便器の詰まりやタンク内部の故障、排水管トラブルなど、いくつかの原因が考えられます。 この記事では、トイレが流れない主な原因と、ラバーカップを使った安全な対処法から業者に依頼すべき状況まで詳しく解説します。 ご自身で簡単に解決できるケースも多いので、焦らず適切な対処法を知って、トイレトラブルを早期解決しましょう。
目次
トイレの水が流れない主な原因

便器内で詰まりが起きる原因は、主に次の4つです。
トイレットペーパーの過剰使用
一度に大量のトイレットペーパーを流すと、排水口で紙が塊になり、水の流れを阻害します。
異物の誤落下
おもちゃやスマートフォンなどが便器に落ちると、便器奥のS字カーブ(トラップ)で引っかかります。
この部分は詰まりやすく、異物が排水管に入りきらないと水が流れなくなります。
固形物と紙の複合詰まり
排泄物とトイレットペーパーが固まって排水管を塞ぐことがあります。
S字カーブは詰まりやすく、自力での解消は難しい場合もあります。
タンク内の故障
タンク内部の故障が水の流れを悪くしている場合、次の3つの原因が考えられます。
フロートバルブの不調
水位調整をするフロートバルブに不具合が発生すると、給水が止まらない、または水量が不足します。
バルブのパッキン劣化や調整ネジの緩みが原因で、タンク側面から水が漏れることもあります。
ゴミが溜まっている場合は清掃し、老朽化している場合は交換しましょう。
レバー機構の接続不良
排水弁を操作するレバーとチェーンの接続が外れると、レバーを押しても排水弁が完全に開きません。
チェーンが緩すぎると、水が流れにくい状態になります。
- 金具のサビの清掃
- レバーが歪んでいる場合は交換が必要
排水弁の経年劣化
ゴム製の排水弁(フラッパー)が劣化すると密閉できなくなり、水が流れ続けます。
排水音がずっと続く場合は、交換が必要です。
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自力で解決する方法
トイレの詰まりは、多くの場合ご自身で直せます。
ここでは、ラバーカップや水圧を利用した方法を解説します。
ラバーカップで詰まり解消
ラバーカップを使うときは、便器に10cm程度水を張り、カップを排水口に密着させます。
効果的な作業手順
- ゴム手袋を着用
- カップを斜めに挿入し、垂直に立てる
- 強く押し込み、勢いよく引き上げる動作を繰り返す⇒詰まりの程度に応じて圧力を調整
- 最後に水を流して確認⇒頑固な詰まりには40℃程度のぬるま湯を使う
作業後はカップを洗いましょう。
水圧を利用した安全な流し方と注意点
タンク内の水位を調整することで、水圧を上げて詰まりを解消できる場合があります。
タンクの蓋を開け、水位調整ネジを回し、水位を高くしてみましょう。
排水レバーを引く際は、勢いよく水を流すことを意識してください。
便器の排水口に狙いを定めて水を流し込むことで、詰まりを押し流す効果を高めることができます。
熱湯や洗剤は、便器の破損や配管の劣化につながるため、使用しないでください。
絶対にやってはいけない危険な対処法
トイレの詰まりを解消しようと、間違った方法を試すと、状況を悪化させる可能性があります。
特に次の3つの対処法は避けましょう。
熱湯を流す
熱湯を流すと便器が割れることがあります。
特に冬場は温度差が大きく危険です。
強力な薬剤の使用
強力な洗浄剤は配管を腐食させる可能性があります。
古い配管では穴が開き、水漏れにつながる危険性があります。
先の尖った工具の使用
針金ハンガーなどの工具を使うと、便器や排水管を傷つけるおそれがあります。
詰まりが悪化したり、水漏れが発生する可能性があります。
これらの方法は一時的には効果があるように見えても、根本的な解決にはなりません。
専門業者に相談するのが最善です。
解決しない場合は業者に相談を
自力で解決できない場合は、業者に相談しましょう。
専門知識と工具で、トイレのトラブルを迅速に解決してくれます。
費用は状況によりますが、無料見積もりを提供している業者も多いです。
緊急時には24時間対応の業者もいるので、状況に応じて適切なサポートを受けましょう。
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