【2023年版】家庭用蓄電池の価格/値段の相場!補助金やおすすめメーカー/商品もご紹介

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【2023年版】家庭用蓄電池の価格/値段の相場!補助金やおすすめメーカー/商品もご紹介

更新日:2023年06月08日

屋外に設置された家庭用蓄電池

「家庭用蓄電池」の導入を、省エネ対策や停電時などの防災用品として、あるいは太陽光発電システムと併用するため、検討されている方は多くいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、家庭用蓄電池の「設置工事の費用・値段」や「補助金制度(2023年に活用しやすい、国や東京都の補助金)」「補助金対象になるおすすめメーカー品」「メリット・デメリット・注意点」「寿命」「容量」「選び方」について、お話しします。

(※記事内情報引用元:パナソニック経済産業省環境省各ウェブサイトより)

家庭用蓄電池を設置するリフォームのポイント

模型(一戸建て住宅と蓄電池)

まずは、家庭用蓄電池を設置するリフォームのポイントについて、簡単に確認しておきましょう。

家庭用蓄電池を設置する際の、価格相場は?国や自治体が実施する補助金制度はある?
設置費用の相場は、容量などにより異なりますが、約80〜200万円です。
1kWhあたりの参考価格=約15〜21万円(本体価格+工事費込み)です。

なお2023年1月現在、地域によっては補助金を受給できる可能性があります。
国の補助金制度もありますが、2022年度実施分は受付終了しています(詳細は、こちら)。
家庭用蓄電池でおすすめ・主力のメーカーや商品は?
京セラ・シャープ・ニチコン・パナソニックなどの主力製品について、こちらでご紹介しています。
一部、補助金の対象になる機種を解説しているので、チェックしてみてください。
家庭用蓄電池の選び方は?寿命はどのくらい?
家庭用蓄電池で特に人気があるのは、蓄電容量が5~7kWhのタイプです。
貯めたい・使いたい電気の量をそれぞれ考えた上で、選択しましょう。
なお寿命の目安は、10〜15年くらいです(詳しくは、こちら)。

それでは、家庭用蓄電池の設置費用や、蓄電容量、寿命目安、長持ちさせる使い方、特徴などの詳細について、順番に見ていきましょう。

家庭用蓄電池の設置価格・費用相場

住宅用の据え置き型蓄電池を設置する費用は、本体+工事費込みで約80〜200万円が相場です。
容量が10kWh未満であれば、160万円以下でおさまる可能性が高いでしょう。
(※最もポピュラーな容量=5kWhや7kWhなど)

家の模型と、見積書と一万円札の束

基本的には、蓄電容量が多い物や、性能が高い製品ほど、価格が高くなりやすいです。
ただし、値段が高い物ほど停電時の動作がよいため、より便利と言えます。

1kWhあたりの参考費用は、15〜21万円(本体価格+工事費込み)です。
単純計算で、5kWhの蓄電池なら75〜105万円、7kWhの蓄電池であれば105〜147万円程度の予算を見込んでおくと安心でしょう。
(※厳密には、機種や業者により変動)

内訳の目安としては、設置工事費用が20〜35万円ほどで、ここに本体価格がプラスされるイメージです。
配線工事費や諸経費などが別途かかる場合もあるため、見積書をもらう際には内訳金額も確認しておくとよいでしょう。

なお補助金の対象となる機種を選択することで、設置にかかる費用を抑える方法もおすすめです。

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家庭用蓄電池の主なメーカー/商品6選比較

ここで、2023年1月時点で国の補助金(通称「DER等導入事業」)や、自治体が実施する補助金・助成金の対象となりやすい、主な蓄電池メーカー商品(「SII(環境共創イニシアチブ)」登録製品)について、チェックしてみましょう。

タイル状の外壁の住宅と、屋外に設置された家庭用蓄電池

京セラ

京セラ社は、携帯電話やスマートフォン、ソーラーパネルなどの実績豊かな大手企業。
だからこそ、充電・蓄電についても卓越した技術を有しています。

太陽光発電と好相性の機器はもちろんのこと、屋内・屋外どちらにも設置できる商品や小型蓄電池など、バリエーションに富んでいます。

おすすめ蓄電池【『エネレッツァ』EGS-LM0500】
特徴 ●安心できる国内生産
●世界初のクレイ型蓄電池内蔵→長寿命化を実現
蓄電容量 5.0kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅48.5cm × 高さ56.2cm ×奥行28cm
重量 (蓄電ユニット) 64kg
メーカー保証期間 15年
設置可能場所 屋内 / 屋外ともに対応

シャープ

テレビやエアコン、携帯電話やパソコンなど、スリムで使いやすい商品を扱ってきたシャープ社。
設置スペースが必要になりがちな家庭用蓄電池でも、同社ならではの発想でコンパクトサイズを実現しています。

「蓄電池を置けそうな場所がない」と悩んでいる方は、シャープの製品を検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめ蓄電池【クラウド蓄電池システム』JH-WBPDB650】
特徴 ●停電しても各部屋で電気を使える
 「家中まるごと停電対応」
●便利なスリム型で、後から増設することも可能
蓄電容量 6.5kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅56cm × 高さ32cm ×奥行57.5cm
重量 (蓄電ユニット) 約74kg
メーカー保証期間 10年(有償で15年に延長可能)
設置可能場所 屋内 / 屋外ともに対応

ニチコン

ニチコンは家庭用蓄電池の世界トップレベルのメーカーで、国内No.1の累積販売台数を誇ります(2020年12月時点)。

太陽光設置済みの方向けの単機能蓄電システムから、ハイブリッド蓄電システム、EV(電気自動車)充電も可能なトライブリッド蓄電システムなど、様々なタイプがあります。
蓄電池容量も2〜16.6kWと幅広く商品展開しています。

おすすめ蓄電池【『トライブリッド蓄電システム』ESS-T3M1】
特徴 ●太陽光発電や電気自動車も、1台で対応OK
●容量の組み合わせパターンが豊富で、
 後から追加・増設も可
蓄電容量 7.4kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅54cm × 高さ41.8cm ×奥行23cm
重量 (蓄電ユニット) 約61kg
メーカー保証期間 15年
設置可能場所 屋内 / 屋外ともに対応
(※パワコン=屋外)

オムロン ソーシアルソリューションズ

太陽光発電システムのパワーコンディショナで有名な、オムロン社。
エネルギーを無駄なく活用する技術に加え、より効率的なエネルギー利用に欠かせない蓄電システムの提供も行っています。

オムロンの蓄電池は特に、エネルギーの消費やライフスタイルなどの変化に合わせ、柔軟に機器を選択・追加できる『マルチ蓄電プラットフォーム』シリーズが好評。
狭い場所にも設置できるので、あまりスペースがないという場合にも適しています。

おすすめ蓄電池【『マルチ蓄電プラットフォーム』KPBP-A-PKG-MM3】
特徴 ●既設の太陽光発電パネルへの後付けが簡単
●目的別(交換・新規導入・増強など)に柔軟対応
蓄電容量 6.5kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅49cm × 高さ84.7cm ×奥行14.7cm
重量 (蓄電ユニット) 約150kg
メーカー保証期間 15年
設置可能場所 屋内 / 屋外ともに対応
(※パワコン=屋外)

パナソニック

キッチン・トイレなどの住宅設備や家電製品を数多く手掛け続けてきたパナソニック社。
住まいと電気どちらのノウハウも積み上げてきた同社の蓄電池は、非常時に備えた小型の物から、太陽光発電システムと一緒に使用しやすい「創蓄連携システム」タイプなど、ラインナップも豊富です。
省エネ性を重視したい方にもピッタリと言えるでしょう。

おすすめ蓄電池【『[住宅用]創蓄連携システムS+』PLJ-RC41063A】
特徴 ●同社HEMS『AiSEG2』との連携で、
 「気象警報連動」などによる停電対策が可能
●容量の組み合わせパターン豊富で、
 後から追加・増設も可
蓄電容量 6.3kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅64.9cm × 高さ64.6cm ×奥行33.3cm
(突起部は含まず)
重量 (蓄電ユニット) 約85kg
メーカー保証期間 15年
設置可能場所 屋外に対応

Tesla(テスラ)

補助金の対象ではありませんが、電気自動車で有名なテスラ社の蓄電池についても触れておきましょう。

テスラの製品は「認定施工会社」のみが工事を許可されています。
(※当サービス『リショップナビ』でご紹介している設置業者でも、ほとんど取り扱っておりません。)

ただ、13.5kWhと大容量であるにもかかわらず、国内メーカーの物よりも低価格でデザイン性が高いため関心を持っている方が多く、今後どれほど普及していくか注目していく価値があります。

おすすめ蓄電池【Powerwall】
特徴 ●停電しても各部屋で電気を使える
 「まるごとバックアップ」に対応
●専用アプリで、電気消費量のモニタリングや、
 遠隔アクセスによる操作などが可能
蓄電容量 13.5kWh
サイズ (蓄電ユニット) 幅75.3cm × 高さ115cm ×奥行14.7cm
(蓄電池ユニット内に、パワコン内蔵)
重量 (蓄電ユニット) 約114kg
メーカー保証期間 10年
設置可能場所 屋内 / 屋外ともに対応

上記のほかにも、屋内に設置しやすいコンパクトタイプや、ご家族が多い場合に適している大容量タイプなど、色々な製品があります。

専門的な内容が多く、設置の仕方や商品選びで迷ってしまうこともありますが、まずは気軽に蓄電池に詳しい施工業者に相談してみましょう。
プロの意見も参考にしながら、ご自宅に最適な蓄電池を導入できるとよいですね。

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【2023年】家庭用蓄電池設置の補助金の例(全国/東京都)

家庭用蓄電池の設置リフォームで活用できる補助金制度は、基本的に、国から支給されるもの・自治体から支給されるものと2タイプあります。

全国共通で利用可能な補助金制度の例

(※2023年1月現在、こちらの補助金の「2022年度」分は受付終了しています。)

国の補助金では、通称「DER等導入事業(C事業)」と呼ばれる、下記の制度が代表的です。

※DER=「分散型エネルギー資源(Distributed Energy Resources)」のこと

参考までに「2022年度」実施分の募集要項の一部を確認してみましょう。

(※なお現時点で「2023年度」に行われる国の補助金制度の詳細はまだ出ていないため、制度名や補助要件などが変更になる可能性があります。)

蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金
(分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業 [C事業])
<申請受付期間>

■申請受付=2022年6月1日〜2022年12月23日 12時必着 (※ただし予算に達し次第、終了)
※2022年度実施分=終了
<概要・要件>

■(家庭用の場合、)蓄電システムの商品代および工事費の合計が、1kWhあたり15.5万円以下であること
■施工業者とは、補助金の交付決定後に契約すること
■補助金を受給できるのは「DERの実証」参加に同意し、かつ実証を終えた後
■当該DER設備を制御する「リソースアグリゲーター(事前登録した業者)」からの代行申請が必要

(※上記のほか、国が定める諸条件あり)
<主な補助対象>

「SII(環境共創イニシアチブ)」で事前登録される製品が対象
<補助金額>

■蓄電池の商品代および工事費の1/3以内を上限とし、初期実効容量1kWhあたり3.7万円(TPOモデルの場合=5.2万円)を補助

>> 蓄電池の補助金について詳しく知りたい!

自治体が実施する補助金制度の例

役所の模型と、電卓と、一万円札の束

都道府県や市区町村が実施する制度も多数あります。
自治体によって条件は異なり、補助額も「一律5万円」「上限10万円」など、多種多様です。

一例として、東京都の補助金の内容を見てみましょう。

災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(東京都)
<申請受付期間>

■申請受付=2022年6月22日~2025年3月31日 17時必着 (※ただし予算に達し次第、終了)
<概要・要件>

■都内の住宅で、未使用品の機器を新規設置する場合が対象
■原則、施工業者とは、補助金の交付決定後に契約すること
■太陽光発電システムを同時に導入する、もしくはすでに設置されていること

(※上記のほか、東京都が定める諸条件あり)
<主な補助対象>

■2021年度以降に国が実施する補助事業において、補助対象機器として「SII(環境共創イニシアチブ)」で登録されている製品が対象
■蓄電池システムの機器費=蓄電容量1kWhあたり20万円以下であること
<補助金額>

■以下を上限とし、蓄電池の機器代の1/2を補助

【蓄電池と、太陽光(4kW以上)をあわせて設置する場合】
AとBの内、いずれか小さい額 (上限1,000万円)
・A. 蓄電池の容量:1kWhあたり10万円 (100kWh未満)
・B. 太陽光発電の容量:1kWあたり20万円

【蓄電池のみを設置、もしくは蓄電池と太陽光(4kW未満)をあわせて設置する場合】
・1kWhあたり10万円 (1戸につき上限80万円)

>> 窓のリフォームで使える補助金

蓄電池の補助金は、いつもらえる?

補助金を受給できる時期は、地域や混雑具合・書類の到着状況・審査状況などにより変わってくるため、一概には言えません。

目安としては、申請書類を受付後、2週間〜3ヶ月程度で「交付決定通知書」や「確定通知」などが送付されるでしょう。

その後は、制度によって、

■例1) 交付決定通知書送付後、約2〜3週間で振り込み
■例2) 確定通知(実績報告書の受付後、5〜6ヶ月程度)の後、約3週間で振り込み

など、幅があります。

いずれにしても交付まで時間がかかるため、申請時期や予算などに、ゆとりを持たせておきたいですね。

蓄電池の補助金申請で注意すべきことは?

申請方法や補助対象となる条件は、自治体や制度によって「工事契約前に申請が必要」「設置後の申請でOK」など、異なります。

また上記の例のように「太陽光発電も併設しないと対象外」という場合もあれば「蓄電池単体工事でも補助対象」という地域もあります。
支給される金額も「機器本体のみ対象」「設置工事にかかる費用も対象」など様々なパターンがあるため、勘違いすることがないよう注意してくださいね。

家の模型と、電卓と通帳と観葉植物

さらにほとんどの場合、予算に達してしまうと受付終了してしまうので、詳細はお住まいの自治体や、地元の補助金に詳しいリフォーム会社に確認してみましょう。

知識がある業者であれば、補助金の計算方法・申請の仕方や、対象となる機種などについてもアドバイスしてくれるはずです。
申請手続きの代行サービスをしてくれる施工会社もあるので、まずは相談してみるとよいですね。

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家庭用蓄電池のデメリット・注意点=設置場所・サイズ選び

家の外構と、リビングの掃き出し窓

蓄電池は高温や湿気に弱いため、設置場所は慎重に決めましょう。

結露しないよう、湿気がこもらない通気性のよいスペースであることが望ましいです。
温度が25℃以下を保てる環境にできると理想的です。
直射日光や室外機からの風が当たってしまう場所や、ホコリが多い所などは避けましょう。

また、蓄電池を設置したい場所に合うサイズであるかどうかも重要です。
配線工事の都合もあるので、施工業者に現地調査をしてもらう際、適した位置や商品を提案してもらうとよいでしょう。

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家庭用蓄電池の選び方!寿命(耐用年数)/容量は?

ご自宅に蓄電池を設置する際には、寿命・容量などを基準に選びましょう。

家庭用蓄電池の法定耐用年数=6年、寿命=約10〜15年

蓄電池の寿命は、一般的には約10〜15年とされていますが、短い場合は5~6年程度で交換が必要になることもあります。

ちなみに、たいていの製品のメーカー保証は「10年」もしくは「15年」です。

(なお国税庁によると「法定耐用年数は6年」とされていますが、法定耐用年数=税務上の基準であるため、平均寿命とは異なります。)

基本的に蓄電池は、充放電回数の上限を超えると、交換しなくてはいけません。
充放電サイクル回数の限度は、メーカーや商品によって異なり、また設置する場所の温湿度などによっても左右されます。

寒冷地や塩害がある地域には対応しない物もあるため、お住まいの環境に合った製品を選びましょう。
蓄電池の寿命は、一般的には約10〜15年とされていますが、短い場合は5~6年程度で交換が必要になることもあります。

ちなみに、たいていの製品のメーカー保証は「10年」もしくは「15年」です。

(※国税庁によると「法定耐用年数は6年」とされていますが、法定耐用年数=税務上の基準であるため、実際の平均寿命とは異なります。)

基本的に蓄電池は、充放電回数の上限を超えると、交換しなくてはいけません。
充放電サイクル回数の限度は、メーカーや商品によって異なり、また設置する場所の温湿度などによっても左右されます。

寒冷地や塩害がある地域には対応しない物もあるため、お住まいの環境に合った製品を選びましょう。

蓄電池を長持ちさせる使い方=サイクル回数を減らすこと

蓄電池を長持ちさせるコツは「充放電のサイクル回数」を工夫して減らすことです。
過度な充放電を控えることで、電池やシステムにかかる負荷を軽減し、劣化スピードを遅らせることができます。

原則として、蓄電池内の残量0%の状態から100%まで充電し、その後0%になるまで放電する流れを「1サイクル」として数えます。

なお「据え置き型」の家庭用蓄電池のほとんどは、過剰な充電・放電を防ぐために残量が100%や0%にならないよう制御できる機能が搭載されてはいます。

ただ、さらに長持ちさせるためには頻繁に充電することをおすすめします。
フル充電後、30~50%程度まで放電させたら、再び充電する使い方を心がけるとよいですね。

蓄電池内の残量が多いほうが、非常時に使用できる電力も増えるのでより安心とも言えるでしょう。
蓄電池を長持ちさせるコツは「充放電のサイクル回数」を工夫して減らすことです。
過度な充放電を控えることで、電池やシステムにかかる負荷を軽減し、劣化スピードを遅らせることができます。

原則として、蓄電池内の残量0%の状態から100%まで充電し、その後0%になるまで放電する流れを「1サイクル」として数えます。

なお「据え置き型」の家庭用蓄電池のほとんどは、過剰な充電・放電を防ぐために残量が100%や0%にならないよう制御できる機能が搭載されてはいます。

ただ、さらに長持ちさせるためには頻繁に充電することをおすすめします。
フル充電後、30~50%程度まで放電させたら、再び充電する使い方を心がけるとよいですね。

蓄電池内の残量が多いほうが、非常時に使用できる電力も増えるのでより安心とも言えるでしょう。

家庭用蓄電池の蓄電容量

蓄電容量」とは、電気エネルギー(kWh)をどのくらい貯めておくことができるかを示す数値です。
容量が大きいほど、使える電力量が増えて停電時に稼働させられる時間も長くなりますが、本体価格が高額になります。

実際に使用できる電気の容量は、製品に表記されている定格容量よりも少ないためご注意ください。
(前述の通り、ほとんどの家庭用蓄電池、電池の容量が100%あるいは0%にならないよう制御されているためです。)

ちなみに家庭用蓄電池のメーカー品は、1~12kWhの物が多いですが、特に人気があるのは5~7kWhの商品です。
貯めたい電気の量・使用したい電気の量の配分を考えて、蓄電容量を選択しましょう。
蓄電容量」とは、電気エネルギー(kWh)をどのくらい貯めておくことができるかを示す数値です。
容量が大きいほど、使える電力量が増えて停電時に稼働させられる時間も長くなりますが、本体価格が高額になります。

実際に使用できる電気の容量は、製品に表記されている定格容量よりも少ないためご注意ください。
(前述の通り、ほとんどの家庭用蓄電池、電池の容量が100%あるいは0%にならないよう制御されているためです。)

ちなみに家庭用蓄電池のメーカー品は、1~12kWhの物が多いですが、特に人気があるのは5~7kWhの商品です。
貯めたい電気の量・使用したい電気の量の配分を考えて、蓄電容量を選択しましょう。
蓄電池の設置工事について
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ここまでの内容をご覧になり「蓄電池を導入する必要はあるのかな……」と悩み始めた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、以下からは「そもそも、蓄電池とは何?」「蓄電池を設置すると、どのようなメリットがある?」という点について、あらためて確認していきましょう。

蓄電池の主な特徴・種類・タイプとは

蓄電池の特徴・主な種類

蓄電池には、主に以下のような種類があります。

●パソコンや携帯電話のバッテリーにも使われる「リチウムイオン蓄電池」
●携帯音楽プレーヤーのバッテリーや充電式乾電池『エネループ』などに多い「ニッケル・水素蓄電池」
●自動車のバッテリーとして広く使用されている「鉛蓄電池」

ちなみに「蓄電池(二次電池・充電式電池)」とは、貯蓄した電気を、使いたい時に必要な分だけ利用できる電池のことを指します。

一般的な乾電池のように、完全に放電すると捨ててしまう使い切りタイプの電池のことを「一次電池」と呼ぶのに対し、充電することによって何度も繰り返し使用できる電池のことを「二次電池」あるいは「蓄電池」「充電池」などの名称で呼んでいます。

コンセントなどからの充電や、太陽光発電システムと連携などにより、電気を貯められる仕組みになっています。
蓄電池には、主に以下のような種類があります。

●パソコンや携帯電話のバッテリーにも使われる「リチウムイオン蓄電池」
●携帯音楽プレーヤーのバッテリーや充電式乾電池『エネループ』などに多い「ニッケル・水素蓄電池」
●自動車のバッテリーとして広く使用されている「鉛蓄電池」

ちなみに「蓄電池(二次電池・充電式電池)」とは、貯蓄した電気を、使いたい時に必要な分だけ利用できる電池のことを指します。

一般的な乾電池のように、完全に放電すると捨ててしまう使い切りタイプの電池のことを「一次電池」と呼ぶのに対し、充電することによって何度も繰り返し使用できる電池のことを「二次電池」あるいは「蓄電池」「充電池」などの名称で呼んでいます。

コンセントなどからの充電や、太陽光発電システムと連携などにより、電気を貯められる仕組みになっています。

家庭用蓄電池のタイプ=「コンセント型」と「系統連携型」

家庭用蓄電池には主に、ご自宅のコンセントで充電できる「コンセント型」と、容量・サイズが大きく配線工事が必要な「系統連系型(据え置き型)」の2タイプがあります。

「コンセント型」は、テレビや冷蔵庫などのバックアップ用電源として利用でき、価格もサイズも手頃ですが、特定の機器に対して一時的にしか使用できないという欠点があります。

一方「系統連系型」は、電力会社の電力網から直接電気を貯めていくことができるので、停電時にも家全体で電気を長時間使いやすく、また電気代を節約しやすくなるという利点があります。

特に「系統連系型」のリチウムイオン蓄電池は、元々ほぼ産業用として用いられてきましたが、2011年の東日本大震災や福島原発事故の影響を受け、防災対策のために一般家庭でも導入する方が増えてきました。

電力の供給量不足などによる停電対策や省エネ対策にも有効であることから、現在は多くの自治体が家庭用蓄電池の設置工事に対する補助金制度を用意しています。
家庭用蓄電池には主に、ご自宅のコンセントで充電できる「コンセント型」と、容量・サイズが大きく配線工事が必要な「系統連系型(据え置き型)」の2タイプがあります。

「コンセント型」は、テレビや冷蔵庫などのバックアップ用電源として利用でき、価格もサイズも手頃ですが、特定の機器に対して一時的にしか使用できないという欠点があります。

一方「系統連系型」は、電力会社の電力網から直接電気を貯めていくことができるので、停電時にも家全体で電気を長時間使いやすく、また電気代を節約しやすくなるという利点があります。

特に「系統連系型」のリチウムイオン蓄電池は、元々ほぼ産業用として用いられてきましたが、2011年の東日本大震災や福島原発事故の影響を受け、防災対策のために一般家庭でも導入する方が増えてきました。

電力の供給量不足などによる停電対策や省エネ対策にも有効であることから、現在は多くの自治体が家庭用蓄電池の設置工事に対する補助金制度を用意しています。
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家庭用蓄電池を設置するメリット

家庭用蓄電池には主に、非常用電源として活用でき、光熱費削減の対策をしやすいという長所があります。

災害時・停電時も電気が使える

蓄電池に貯めておいた電気は、災害などで停電した際にも使用可能です。
実際のところ、停電時に電気をどの程度使い続けられるか、パナソニックの人気機種を例に見てみましょう。

蓄電池をフル充電している状態で、以下の電気製品(消費電力の合計:265W)を同時に使用するとします。

●冷蔵庫(消費電力:50W)
●LED照明(消費電力:100W)
●携帯電話の充電(消費電力:15W)
●テレビ(消費電力:100W)

パナソニック社のデータによると、たとえ停電していてもこれらの機器を、
■蓄電容量5.6kWhであれば、約16~72時間以上
■蓄電容量11.2kWhであれば、約32~72時間以上
稼働させることができます。

<※参考にした蓄電池の機種>
[蓄電容量:5.6kWh] パッケージ型番:PLJ-25522KN1/停電時100V出力タイプ・自立出力2.0kVA
[蓄電容量:11.2kWh] パッケージ型番:PLJ-25532KN1/停電時100/200V出力タイプ・自立出力3.0kVA

ただ実際の稼働可能時間は、蓄電池の定格容量・定格出力や、使用時にかかる負荷、ご自宅の電気製品の電力量などによっても変動します。

それでも電気が復旧するまでの間、冷蔵庫や携帯電話を充分に利用できることがわかりますね。

電気代を安くできる可能性が高い

蓄電池で電気代を安くする

東京電力や関西電力などの電力会社では、電気代の契約プランが複数用意されています。
その中には、昼よりも夜のほうが、電気代が安く設定されているプランがあります。

このような料金プランを利用し、安い時間帯である夜の間に蓄電池へ電力を貯めておき、昼間に使用することで、電気代を削減できるのです。

参考として「東京電力エナジーパートナー(TEPCO)」の、関東の3つの契約プランを比較してみましょう。
2023年1月時点で、各プランにおける1kWhあたりの「電力量料金単価(※税込)」には以下のような違いがあります。

※参考:1世帯あたりの電気エネルギー消費量(2019年度)
●年間=全国平均 約4,047kWh
●月間=全国平均 約337.25kWh
【出典:『家庭でのエネルギー消費量について』(環境省)をもとに算出】
「スタンダードS」(※10〜60A)
最低月額料:(1契約) 235.84円
基本料:10Aにつき286.00円(15Aの場合=429.00円)

※使用時間にかかわらず、値段が一律。
ただし月間使用量に応じて、以下のように電力量料金(1kWh)が変動。
使用量が~120kWhの場合 19.88円
120kWhを超えた場合~300kWh 26.46円
上記を超過した場合 30.57円
「スマートライフS」(※10〜60A/主にオール電化住宅向け、加入条件あり)
最低月額料:(1契約) 235.84円
基本料:10Aにつき286.00円(15Aの場合=429.00円)

※深夜~朝方は、以下のように電力量料金(1kWh)が安い。
午前1時~午前6時 17.78円
午前6時~翌日の午前1時 25.80円
「夜トク8」
最低月額料:(1契約) 235.84円
基本料:214.50円(1kWh)

※夜間~朝は、以下のように電力量料金(1kWh)が安い。
午後11時~翌日の午前7時 21.16円
午前7時~午後11時 32.74円

電力自由化が開始する前に電気の契約をしているご家庭では、たいていの場合「スタンダードS」プランであるケースが多いようです。
蓄電池を導入する際には、電気代の契約プランを変更しないと光熱費の節約にならないかもしれないため、一度見直してみるとよいですね。

太陽光発電と併用して、効率的に電力消費

蓄電池と太陽光発電の併用

すでに太陽光発電システムを設置されているご家庭はもちろん、これから太陽光発電を新設したい方にとっても、蓄電池の併用は非常に有効です。
昼間に発電した電気を蓄電池に貯めておき、必要な際に自家消費・余った分は売電できます。

【2022・2023年度】住宅用太陽光発電(10kW未満)の売電価格

経済産業省の発表によると、住宅用太陽光発電(10kW未満の場合)の、FIT制度における2022・2023年度の買取価格(=売電価格)は下記の通りです。
(※参考として、2021年度の売電価格も掲載します。)

2023年度 2022年度 2021年度
16円/kWh (税込) 17円/kWh (税込) 19円/kWh (税込)

【出典:『再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2022年度以降の買取価格・賦課金単価等を決定します』(経済産業省)を加工して作成】

蓄電池は、政府や自治体も推奨しており、今後さらに普及していくことが期待される設備です。
ご家庭に合った蓄電池を選んだ上で、発電量と蓄電量のバランスを見ながら適した使い方をしてくださいね。

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    生活のエネルギー源を全て電力で賄う「オール電化」の住宅。オール電化住宅にリフォーム(リノベーション)する場合、施工費用はどの程度か、暮らしはどんな風に変わるのか、知りたい方も多いことでしょう。そこで、オール電化住宅のメリット・デメリットや、リフォーム工事の費用相場について、チェックしてみましょう。

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    住宅のリフォームやリノベーションを行う際には、補助金制度をぜひとも活用したいところ。しかし「今検討している工事は補助対象になる?」「受け取れる金額はどれくらい?」など、気になる点が多くありますよね。 今回は、助成対象になりやすい工事の例と費用、主なリフォーム補助金制度についてご紹介します。介護・バリアフリー工事や、断熱(内窓/二重サッシなど)、水回りの省エネリフォームなどは、対象になる可能性がありますよ。 「申請時期はいつからいつまで?」「業者はどう選ぶの?」といった疑問も解消していきましょう!

  • 【徹底比較】IHとガスコンロどちらが便利?光熱費や交換費用は?

    IHとガスを比較したとき、結局どちらが良いのか迷ったことがある方は多いのではないでしょうか。いまだに意見が分かれるコンロの種類ですが、オール電化が流行ったり、停電時の心配でガスが一番という話になったり、いずれにしても不安要素が残る気がしますよね。今回は、IHとガスそれぞれの特性についてあらためて調べてみたいと思います。

  • エコキュートの価格(設置・交換費用)の相場!おすすめしないという噂の理由やメリット・デメリットも解説

    省エネ効果が高いと評判の『エコキュート』。給湯器を買い替えるリフォームの際に、候補として考える方は多いです。 ただ「エコキュートは得なのか」「導入費用はいくら?」「おすすめしないという口コミを見かけたけど……」 といった疑問が生じるものですよね。 そこで、エコキュートの設置にかかる値段(工事費込みの費用)の相場や、メリットとデメリット、施工事例、設置時に活用しやすい補助金・助成金制度の例、導入時の注意点などをチェックしてみましょう。

  • 地震・台風・停電など災害やライフラインのトラブルに備える「防災リフォーム」でするべきことは?

    近年、「異常気象」という言葉がニュースなどで多々使用されていますが、決して地球・自然環境に異常を生じているわけではありません。自然環境は小さな周期・大きな周期にて常に変動(変化推移)している要素なのです。ゆえに、今後も日本の気象環境・自然環境は常に変動していくこととなります。そんな状況下にて、あらためて注目されてきているのが「防災リフォーム」。以前は防災といえば、「耐震リフォーム」のみが取り上げられていましたが、地震だけでなく、台風・洪水など自然災害や、火災など人為的なトラブルから家を守ることの重要性が増しています。今回は、家・生活を守るための「防災リフォーム」に関して、気をつける点・必要な工事をご紹介いたします。

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