築50年の住宅はリフォームで30年以上住める
築50年の住宅でも適切なリフォームを行うことによって、あと30年以上住み続けることもできます。
長く住むためには、劣化している箇所の補修をすることが重要です。
特に耐震補強や屋根・外壁の修繕や、配管や電気関連の設備交換をすることで、住宅の安全性と快適性を大幅に向上できるでしょう。
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築50年の住宅で優先的に直したい5つの箇所
築50年の住宅の場合、長年の使用により劣化している箇所があります。
本章では、優先的に直したい箇所を5つご紹介するので参考にしてみてください。
①耐震性
築50年の住宅は建築基準法改正以前の旧耐震基準で建てられています。
地震が発生した際に倒壊リスクがあるため、ご家族が安心して暮らすためにも耐震補強リフォームは行っておきましょう。
具体的には、壁や柱の補強、基礎の補修、耐震壁の追加などです。
耐震性を高めることは、住宅や家財などの資産を守ることにもつながります。
②屋根
屋根は、長年の雨風や紫外線によって劣化が進んでいます。
劣化した屋根を放置すると、雨漏りや断熱性の低下につながり、お住まいに深刻なダメージを与えます。
また、劣化した屋根材が強風で飛ばされる危険性もでてくるでしょう。
そうならないために、屋根材の重ね葺きや葺き替え、補修や塗装工事を行う必要があります。
>> 屋根リフォームの費用相場や施工事例
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③外壁
外壁は風雨や紫外線により劣化しやすく、色あせや防水機能の低下、ひび割れなどが発生します。
それらを放置しておくと、雨水が内部に侵入して下地が傷み、住宅の寿命が短くなる原因になります。
家を長持ちさせるためには、外壁材の張り替えや重ね張り、塗装工事を行いましょう。
外壁をリフォームすることで、住宅の寿命を伸ばすことができ、外観も美しくなります。
>> 外壁リフォーム(塗装/カバー工法/張り替え)の費用はいくら?
>>【種類別】サイディング外壁の特徴・メンテナンス方法!
>> 外壁の張り替え工事の費用相場は?単価や塗装・重ね張りとの違い
④配管関連
配管の耐用年数の目安は30年です。
一度もお手入れしていない場合、耐用年数を超えており、サビや水漏れが発生しやすくなります。
築50年の住宅の場合、2000年以前に主流だった金属管である可能性があるため、近年主流の樹脂管へ交換しましょう。
元々の配管が樹脂管の場合でも、配管クリーニングや耐用年数を超えているなら、交換することにより安全で清潔な水を確保できます。
⑤断熱性
古い住宅は、壁や床下に断熱材が入っていないことが多いです。
外気温の影響を受けやすいため、夏は暑く冬は寒くなります。
断熱材が入っていたとしても、経年劣化で効果が見込めない場合もあるでしょう。
リフォームする際は、壁や天井、床下に断熱材を追加することで、室内の温度を一定に保ち、冷暖房の効率を高められます。
窓を二重サッシにすることで、さらに断熱性が高まるでしょう。
断熱性が高いことでエアコンなどの空調機の効果も高まり、光熱費の節約にもつながります。
>> 断熱リフォームの種類と費用!利用しやすい補助金制度
>> 主な断熱材を比較!メリットやデメリット・おすすめメーカー
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築50年の住宅リフォーム費用相場は1000~1500万円
築50年以上の住宅リフォームの費用相場は1,000〜1,500万円です。
多くの場合、現行の耐震基準に合わせた耐震リフォームが必要となり、費用が120〜150万円ほどかかります。
他にも、屋根や外壁の修繕、配管の更新、断熱性能の向上なども含めた大規模リフォームを行うのが一般的です。
キッチンやバスルームなどの設備の交換も含めると、プラスで費用がかかります。
古い住宅のリフォームは予想外の費用がかかる場合もあるため、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
>> 築50年の住宅リフォームの費用は?よくある失敗や施工事例
>> 築50年の住宅を300万円でリフォーム!優先するべき工事や事例
築50年以上の住宅をリフォームした事例4選
当サービス『リショップナビ』の加盟店が実際に施工した、築50年の住宅をリフォームした事例を4つご紹介します。
ぜひ参考にして、理想のリフォームのイメージを膨らませてみてください。
事例1: ワークスペースもある暮らしやすい住居
リフォーム費用 | 約749万円 |
---|---|
施工日数 | 30日間 |
住宅の種類 | マンション・アパート |
築年数 | 50年 |
和室を洋室に変更してワークスペースに変更。
間仕切り壁を取り払い収納を充実させることで、開放的な空間になりました。
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事例2: 全面リフォームで新築と見間違える空間
リフォーム費用 | 約1,000万円 |
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施工日数 | 60日間 |
住宅の種類 | マンション・アパート |
築年数 | 56年 |
床の張り替え・水回り設備の交換の他、断熱対策として全窓に内窓を取り付けています。
収納をスッキリとさせることで、リビングを広く感じられる空間になりました。
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事例3: 水回り移設で生活動線とスタイリッシュな住宅
リフォーム費用 | 約1,250万円 |
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施工日数 | 60日間 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 50年 |
二階にあった水回りを移設することで、朝起きてすぐに洗面所や浴室に行けます。
施主様の好みにあったモダンなデザインを重視して、恰好良い雰囲気のお部屋に仕上がりました。
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事例4: 廃屋寸前の家を快適リノベーション
リフォーム費用 | 約1,420万円 |
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施工日数 | 120日間 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 52年 |
スケルトン方式で家の現況をしっかりチェックしたうえで、家全体を丈夫で暖かくリフォームしました。
お客様の要望どおり、外観も明るい印象に仕上げています。
DKとリビングの間仕切りを取り対面キッチンにしたことで、明るいLDKになりました。
>> この事例の詳細を見る
築50年の住宅をリフォームする3つのメリット
築50年の住宅をリフォームするメリットを3つご紹介します。
①建て替えよりも費用が安い
建て替えよりもリフォームしたほうが安く済みます。
工事 | 費用相場 |
---|---|
リフォーム | 1,000〜1,500万円 |
建て替え | 1,500~3,000万円 |
建て替えは住宅の解体や土地の整地、さらに新築工事も必要なため費用が高くなりがちです。
それに対し、リフォームは既存の構造を活かしながら改修するため、耐震補強や設備の入れ替えなどを含めても、3割近く安くできるでしょう。
②工期が短く済む
リフォームは建て替えに比べて工期が短いです。
工事 | 期間 |
---|---|
リフォーム | 1~5か月 |
建て替え | 3~8か月 |
リフォームは既存の構造を利用するため、建て替えと比べて準備や施工に時間がかかりません。
解体作業が少ないため、全体の工期が短くなります。
仮住まいの期間も短縮でき、生活への影響を最小限に抑えることができるでしょう。
③思い入れのある家の雰囲気を残せる
築50年の住宅は、独特の風合いやこれまでの思い出が詰まっていますよね。
リフォームであれば、古い家の魅力を残しつつ、現代的な快適性や安全性を取り入れることが可能です。
例えば、古い木材や思い出深い空間をそのまま利用することで、家族の歴史や思い出を残せるでしょう。
思い入れのある家の雰囲気を残せるのは、リフォームの大きなメリットといえます。
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築50年の住宅をリフォームする3つのデメリット
築50年の住宅をリフォームするデメリットを3つご紹介します。
①間取りの自由度が低い
既存の構造を活かすリフォームは、間取りの自由度が低いです。
基礎や壁の配置の変更が構造上難しいため、希望の通りにできないこともあるでしょう。
例えば、耐震性を確保するために移動や撤去ができない柱や筋交い壁がありますし、できたとしても費用が高額になるケースがあります。
既存の構造を活かしながら、理想の間取りに近づけるリフォームプランが必要です。
②追加費用がかかる可能性がある
築50年の住宅は、解体して初めて分かる老朽化や隠れた問題が多くでてきます。
これにより、当初見積もりには含まれていなかった追加費用が必要になる場合もあるでしょう。
例えば、壁を開けてみてシロアリ被害に気が付いた場合や、初期の雨漏りなどです。
追加工事で当初の見積もりを超える場合がありますので、余裕を持った資金計画をしておきましょう。
>> シロアリ駆除&予防の費用相場は?リフォーム事例や被害の見分け方
>>【原因別】雨漏りしたらどうする?修理・補修の費用相場はいくら?
③建て替えと比べてメンテナンス頻度が高い
リフォームでは、長年利用している構造や設備をそのまま利用することが多いです。
その場合、新築と比べると老朽化が進行しやすいため、定期的なメンテナンスは欠かせなくなるでしょう。
リフォーム費用だけでなく、継続的にメンテナンス費用が発生することを考慮したうえで、リフォームプランを考える必要があります。
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リフォーム補助金制度が利用できる
築50年の住宅は、耐震性や断熱性を向上させるリフォームが必要になる場面がでてくるでしょう。
その際に、国や多くの自治体で提供しているリフォーム補助金制度を利用すると、費用を安く抑えられます。
古い住宅は基礎を直したり設備を交換したりと費用が嵩みがちです。
うまく補助金を使って経済的な負担を減らしましょう。
ただし、リフォーム補助金は税金で運営されているため、予算や期間に限りがあります。
リフォーム補助金を利用する際には、事前に情報収集を行い、対象リフォームや適用条件などを確認しておきましょう。
リフォームか建て替えか?3つの最適な判断基準
築50年の住宅をリフォームするか、建て替えをするかの判断基準を3つお伝えします。
どちらにしようか悩まれている方は参考にしてみてください。
①あと何年住みたいのか?
住み続けたい年数によって最適な選択が変わります。
例えば、お子さんが独立するまでの5~10年といった短い期間なら部分的なリフォームで良いでしょう。
コストを抑えながら快適に住むことができます。
もちろん、全面リフォームすることで、30年以上住み続けることも可能です。
一方で、20~30年以上住み続けたいと考えているのであれば、建て替えのほうがメリットは大きいでしょう。
最新技術や建材を使うことで、メンテナンスコストを抑えながら快適に生活ができます。
リフォームか建て替えのどちらかで迷ったら、今後住み続ける年数を1つの判断ポイントにしてみてください。
②建物の状態とかかる費用は?
築50年の住宅となると、劣化が進んでいる箇所は多いでしょう。
定期的にリフォームをしていて基礎や構造部分が良好であれば、部分的なリフォームで費用を抑えつつ住み続けることが可能です。
基礎や構造部分の劣化がひどいときは大掛かりなリフォームが必要になり、場合によっては建て替えのほうが安くなることもあります。
ただし、住宅の状態やどれくらい費用がかかるのかを自分で判断するのは難しいですよね。
その場合は、リフォームの専門家に相談をしてアドバイスしてもらうことをおすすめします。
③建築基準法で建て替えできない場合もある
古い住宅地では、現在の建築基準法に適合しない場合があります。
適合しないケースのほとんどが接道義務違反です。
これに当てはまる場合は、再建築不可のため建て替えはできず、リフォームが唯一の選択肢となります。
築50年でもリフォーム次第で長く住める
築50年でも、適切なリフォームで30年以上住み続けることは可能です。
耐震性や屋根・外壁、配管、断熱性のリフォームを行うことで、長期的に快適な生活ができるでしょう。
リフォームによっては補助金も使えるため、費用を抑えたい方はぜひ活用してみてください。
いまの住宅の状態やリフォーム費用を確認してみたい方は、無料の一括見積もりサービスが便利です。
複数の業者の施工内容や見積金額を比較して、理想のお住まいを実現できる業者を見つけてみてくださいね。
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