壁紙に発生したカビの落とし方・掃除方法4選
壁紙のカビ除去には、家庭にある洗剤や専用の薬剤を使った効果的な方法があります。
クエン酸と重曹や、オキシクリーン、カビホワイト、消毒用エタノールなどを使うカビ落としの方法をご紹介します。
1. クエン酸&重曹:簡単で安全に掃除
クエン酸と重曹の組み合わせは、比較的安全で効果的です。
作り方 | ● クエン酸スプレー: ①空の容器(スプレーボトルなど)に 「クエン酸(小さじ1/2杯)」と 「水(100ml)」を入れる。 ②クエン酸が水に溶け切るまで、 容器をよく振る。 ● 重曹ペースト: 空の容器に、重曹と水を2:1の割合で入れ、 混ぜてペースト状にする。 (※水は少しずつ加えて混ぜ合わせ、 壁に塗っても落ちない程度の やわらかさになるよう、練る) |
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手順 | ①カビの部分にキッチンペーパーを当て、 クエン酸スプレーを吹きかけ、5分ほど放置。 ②キッチンペーパーを外し、 重曹ペーストを歯ブラシなどを使って カビに刷り込む。 ③重曹ペーストの上に、 キッチンペーパーとラップを被せ、 2〜3時間ほど放置。 ④ラップとキッチンペーパーを外し、 濡らした雑巾で拭く。 ⑤乾いた雑巾で乾拭きし、 消毒用エタノールを吹きかけた後、 しっかり乾燥させる。 |
2. オキシクリーン:酸素パワーで安全に落とす
オキシクリーンは酸素の力でカビを分解する安全性の高い漂白剤です。
作り方 | バケツなどに、 40~60度くらいのお湯とオキシクリーンを入れ、 混ぜる。 (比率:お湯4Lに対して、 オキシクリーンのキャップ1杯=約28g) |
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手順 | ①作った液を、雑巾やスポンジに浸し、 水気が垂れない程度に絞った後、 カビの部分を水拭きする。 (しつこいカビの場合は、 液を浸したキッチンペーパーなどを被せて 5〜30分ほど放置した後、 雑巾やスポンジで擦る) ②カビが落ちたら、 オキシクリーンを水拭きして除去し、 最後に乾拭きで壁の水分を拭き取る。 |
オキシクリーンの濃度によっては壁紙が変色する可能性があるため、目立たない箇所で事前テストを行うことをおすすめします。
3. カビホワイト:頑固な簡単に強力除去
カビホワイトは、スプレータイプの容器で、壁紙に直接噴霧できる使いやすい設計になっています。
手順 | ①カビに直接スプレーして、 15分ほど放置する。 (15分後に カビが残っているようであれば、 再度スプレーする) ②カビが消えたら、 塩素臭を取り除くため、 水拭きする。 |
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4. 消毒用エタノール:手軽で速乾性が高い
消毒用エタノールは、手軽な選択肢の一つです。
エタノール成分が70〜80%のものを使用すると、より高い殺菌効果を発揮します。
使用手順 | ①エタノールを、タオルやティッシュに含ませ、 カビの上から押さえるように拭き取るだけでOK。 |
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室内の換気を十分に行い、火気のある場所での使用は避けてください。
アルコールは引火性が高いため、安全面への配慮が重要です。
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壁紙のカビ除去をプロの業者に依頼する場合
ご自身でカビの除去作業が難しい場合、業者への依頼が賢明な選択となるでしょう。
壁紙のカビ除去から張り替えまで、業者に依頼する際の適正相場や信頼できる業者の選び方をご説明します。
壁紙の状態や部屋の環境に応じて、最適な対処方法を見極めることが大切です。
カビ除去業者の適正相場と依頼時の注意点
カビ取りを業者に依頼する際の費用相場は、1㎡あたり2,000〜3,000円程度です。
部屋の広さやカビの状態によって料金は変動するため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
業者選びでは、次のポイントをチェックしましょう。
● カビ除去作業の保証制度の有無と保証期間
● 過去の施工実績と施工事例
● 見積もり時の現場確認の実施の可否
● アフターフォローの内容と再発時の対応
依頼時には、壁紙の素材や施工年数、カビの発生範囲などの情報を伝えるとよいでしょう。
また見積書には、具体的な作業内容や使用する薬剤、保証内容を明記してもらうと安心です。
特に低価格を謳う業者の場合は、作業品質などに不安がある可能性があります。
価格だけでなく、実績や信頼性を総合的に判断して業者を選ぶことが大切です。
壁紙張り替えの目安と信頼できる業者の選び方
壁紙のカビは範囲や状態によって、張り替えが最適な選択となる場合があります。
張り替え工事の相場は、1㎡あたり700〜1,600円ほどです。
壁紙のグレードにより、料金が変動します。
工事は通常1日で完了します。
防カビ処理や下地の補修など、追加料金が発生する可能性について、事前に確認するとよいでしょう。
>> 壁紙(クロス)張り替えの工事費用相場
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壁紙のカビ発生を予防!湿気対策と換気のコツ
カビを防ぐためには、湿気対策と適切な換気で、カビの原因となる「結露」が発生しないように対策しましょう。
結露・カビが発生しやすい条件
浴室やキッチンでの調理、洗濯物の室内干しなどの日常的な生活行動により発生した水蒸気は、空気の流れに乗って壁面に到達します。
カビの生育条件は次の通りです。
● 室温20~30度の温暖な環境
● 湿度70%以上の多湿な状態
最適な室温と湿度で結露を防ぐ方法
快適な室内環境を保ちながら結露を防ぐには、温度と湿度の適切な管理が重要です。
冬場は特に結露が発生しやすいため、暖房の設定温度を調節し、室内外の温度差を小さくすることが大切です。
湿度管理には24時間換気システムの活用が効果的です。
システムが設置されていない場合は、朝と夕方の2回、15分程度は窓を開けて換気しましょう。
湿度60%を超えないように、除湿機やエアコンを活用しましょう。
寒冷期は結露防止のため、就寝時もエアコンの運転をおすすめします。
エアコンとサーキュレーターで空気を効率的に循環
エアコンとサーキュレーターを組み合わせると、効率的に空気を循環させやすくなります。
特に浴室やキッチンは、湿気を排出する環境を整えたいところです。
季節や天候に応じて風量や運転時間を調整することで、より効果的な湿気対策が可能です。
梅雨時期や雨天時は特に、エアコンとサーキュレーターの併用を心がけましょう。
壁紙の通気性を考えた家具の配置テクニック
壁紙のカビ予防には、家具の適切な配置による壁面の通気性確保が重要です。
特に大型家具を壁に密着させると、その部分の空気の流れが悪くなり、結露やカビの温床となってしまいます。
家具と壁の間には5cm以上の隙間を設けましょう。
クローゼットは特に湿気がこもりやすい環境です。
次のポイントを意識して整理整頓を心がけましょう。
● 収納物は詰め込みすぎず、空気の通り道を確保する
● 壁との間に除湿剤や調湿材を設置し、定期的に交換する
● 3か月〜半年に1回程度は衣類や布団を取り出し、天日干しする
● 衣類や書籍は壁面に直接触れないよう、少し隙間を空けて収納する
これらの対策を組み合わせることで、壁紙周辺の湿気を抑制し、カビの発生を防ぎやすくなります。
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壁紙のカビ除去&予防で、家族の健康を守りましょう
壁紙のカビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性があります。
大切な家族の健康を守るためにも、適切な除去と予防で、快適な室内環境を保ちましょう。
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