浴室乾燥機で洗濯物が乾きにくい原因は?

浴室乾燥機で洗濯物が思うように乾かないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
洗濯物の量が多すぎる、浴室内の湿気、室温の低さ、フィルターの汚れ、機器の経年劣化など、乾きにくい原因はさまざまです。
これらの要因を理解し、適切な対策を講じることで、浴室乾燥機の性能を最大限に引き出すことができます。
乾燥効率を低下させる主な原因と、その対処法について詳しく解説していきます。
1. 洗濯物の量が多すぎる
浴室乾燥機で洗濯物を乾かす際、最も注意すべき点は適切な量を守ることです。
乾燥機の性能を最大限に発揮させるためには、推奨容量を意識する必要があります。
洗濯物を干しすぎると、衣類同士が重なり合って風の通りが悪くなります。
その結果、乾燥に必要な時間が大幅に増加し、電気代も余分にかかってしまいます。
特に冬場は、厚手の衣類が多くなるため、一度に干す量を普段よりも減らすことをおすすめします。
適切な量で干すことで、乾燥時間の短縮と電気代の節約につながります。
2. 浴室内の湿気や水分が多い
浴室内に残った水分や湿気は、乾燥効率を著しく低下させる大きな要因です。
浴室の床や壁に付着した水滴は、乾燥運転中に蒸発して室内の湿度を上昇させてしまいます。
3. 浴室の室温が低い
冬場や寒い日の浴室は、室温が大幅に下がっています。
この状態で乾燥運転を開始すると、浴室乾燥機から出る温風が冷やされてしまい、洗濯物を効率よく乾かすことができません。
4. フィルターに汚れが溜まっている
フィルターに汚れが溜まると、空気がうまく循環せず、乾燥効率が大幅に落ちてしまいます。
フィルターの汚れを放置すると、モーターへの負担が増大し、機器の寿命を縮める原因にもなります。
また、最悪の場合は故障につながるおそれもあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
5. 浴室暖房乾燥機の寿命が近い
浴室乾燥機は一般的に約10年で寿命を迎え、使用年数が進むにつれて乾燥性能が徐々に低下していきます。
経年劣化により、熱風の温度が上がりにくくなったり、送風量が減少したりすることで、洗濯物の乾きが遅くなります。
次のような不具合が見られる場合は、機器の寿命が近づいているサインかもしれません。
● 運転時の異音や振動が以前より大きくなっている
● モーター音が通常より大きく聞こえる
● 送風の勢いが明らかに弱くなっている
● 熱風の温度が上がりにくい
● 乾燥時間が極端に長くなった
フィルターの清掃や定期点検を欠かさず行っているにもかかわらず、これらの不具合が改善されない場合は、機器の更新を検討する時期かもしれません。
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寿命を迎えた浴室乾燥機は交換する
浴室乾燥機の寿命は一般的に10年前後です。
設置から8年以上経過すると消耗部品の劣化で乾燥効率が低下していきます。
寿命を迎えた浴室乾燥機は、メーカーや機種、工事業者の選定を慎重に検討し、適切なタイミングでの交換をおすすめします。
買い替えを検討する際は、最新の省エネ機能や静音性能を備えた機種を選ぶことで、より快適な乾燥環境を実現できます。
浴室乾燥機の寿命は何年?
浴室乾燥機の耐用年数は一般的に10年前後とされていますが、使用頻度や設置環境によって8〜15年の幅があります。
毎日使用する場合は寿命が短くなります。
設置から8年以上が経過すると、モーターやヒーター、ファンなどの消耗部品の劣化が進行し始めます。
その結果、運転音が大きくなったり、乾燥効率や暖房能力が徐々に低下したりする現象が現れます。
購入時期が不明な場合は、本体に記載された製造番号で確認できます。
メーカーのサポート窓口に問い合わせれば、製造年月を特定できるため、交換時期の目安を立てやすくなります。
浴室乾燥機の交換費用相場
浴室乾燥機の交換費用は、機器本体と工事費用を合わせて5〜20万円程度が一般的な相場です。
ただし電気工事やサイズ変更などで追加工事が必要になる場合があります。
交換を検討する際は、複数の工事業者から見積もりを取り、機器の性能や保証内容、アフターサービスなども含めて総合的に判断することをおすすめします。
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浴室乾燥機の乾燥効率を上げる方法5選

いくつかの工夫で乾燥効率を大幅に改善できます。
1. 浴室の壁や床を拭き取って水分を除去し、浴室内の湿度を下げる
浴室乾燥機を効果的に使用するには、まず浴室内の余分な水分を可能な限り取り除くことが重要です。
壁面や床に残った水滴は室内の湿度を上昇させ、乾燥効率を低下させる原因となります。
水分除去を効率的に行うため、次のポイントに注意して作業を進めましょう。
● 浴槽の縁やタイル壁面の水滴をタオルで丁寧に拭き取る
● スクイジーを使用して床面の水を排水溝へ集める
● 浴室の四隅や排水溝周辺など、水が溜まりやすい箇所を重点的に拭き取る
● 浴室ドアの周辺や鏡の表面も忘れずに拭き取る
特に入浴直後は浴室全体の湿度が高くなっているため、換気扇を回して湿気を逃がしてから水分を拭き取るとより効果的です。
これらの作業により室内の初期湿度を下げることで、浴室乾燥機の運転効率が向上し、洗濯物の乾燥時間を短縮することができます。
2. 寒い日は浴室の窓やドアを閉めて室温を上げる
冬季は浴室内の温度が低く、浴室乾燥機の温風が効率的に洗濯物を乾かせない状態になりがちです。
外気温との温度差が大きいほど、乾燥に必要なエネルギーが増加してしまいます。
効率的な乾燥のために、浴室の窓やドアを完全に閉めて外気の侵入を防ぐことで、室温の低下を最小限に抑えられます。
3. 洗濯物の間隔は5〜15cmを確保する
浴室乾燥機で洗濯物を効率よく乾かすには、適切な間隔での配置が重要なポイントとなります。
洗濯物同士の間隔は5〜15cmを目安に確保しましょう。
洗濯物を吊るす際は、浴室の端から順に配置していくのがおすすめです。
特に温風の吹き出し口付近では、他の場所よりも少し広めの間隔を取ることで、温風の流れを妨げません。
次のポイントを意識して洗濯物を配置することで、乾燥時間を短縮できます。
● 洗濯物同士が触れ合わないよう、余裕を持った間隔を確保する
● 大物の洗濯物は端に配置し、小物は中央部分に配置する
洗濯物同士が接触していると、その部分に温風が当たりにくくなり、乾燥ムラの原因となります。
少し手間をかけて丁寧に配置することで、乾燥効率は大きく変わってきます。
4. 厚手の物は吹き出し口の真下に干す
ジーンズなどの厚手の洗濯物は、通常の衣類と比べて乾燥に時間がかかります。
そのため、温風吹き出し口の真下に干すことで、乾燥効率を向上させることができます。
温風吹き出し口からは最も強い温風が直接当たるため、この位置に厚手の洗濯物を配置することで、効率的に水分を蒸発させることが可能です。
5. 定期的にフィルターを掃除する
フィルターの目詰まりは浴室乾燥機の性能を著しく低下させる大きな要因です。
定期的な清掃を怠ると、乾燥時間が通常の2〜3倍にまで延びてしまう可能性があります。
効率的な乾燥を維持するために、次のフィルター清掃のポイントを押さえておきましょう。
● 月1回以上の定期清掃を習慣化する
● フィルターを水洗いする場合は、完全に乾燥させてから取り付ける
● 清掃時は糸くずや埃を丁寧に除去する
● 取扱説明書に記載された正しい清掃方法を守る
● フィルターに破損や劣化がないか確認する
定期的なメンテナンスを行うことで、浴室乾燥機の性能を長く保ち、効率的な乾燥を実現できます。
フィルターの状態が気になる場合は、専門業者による点検を依頼するのも賢明な選択です。
浴室乾燥機が寿命を迎えていたら交換しよう
設置から10年前後経過した浴室乾燥機は、寿命を迎えているかもしれません。
洗濯物がうまく乾かない、不具合を発見したなどの場合は、早めに業者に相談しましょう。
見積もりを依頼する際は、2〜3社へ相見積もりし、内容や金額を比較・検討することがおすすめです。
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