
窓の寒さ対策|手軽にできる方法から本格的な工事まで解説
更新日:
冬場の室内の寒さ、実は窓からの冷気が大きな原因となっているケースが多いことをご存知でしょうか。 窓の断熱性を高めることで、室内の暖かさを保ちやすくなります。 この記事では、手軽にできる隙間テープや断熱シートを使った方法から、内窓設置などの本格的なリフォームまで幅広くご紹介します。あなたの住環境と予算に最適な寒さ対策を見つけて、快適な冬を過ごしましょう。
目次
なぜ寒さの原因が窓にあるのか
冬の室内で足元だけが冷たく感じたり、暖房をつけても部屋全体が温まりにくいと感じることはありませんか。
その原因の多くは、実は窓にあります。
ガラスやサッシからの熱の逃げやすさ
窓の断熱性能は熱貫流率(U値)で表され、数値が大きいほど熱が逃げやすくなります。
単板ガラスとアルミサッシの窓は熱貫流率が6.51W/m²・K程度と非常に高く、室内の暖かい空気が外へ逃げやすい構造です。
特にアルミサッシは、熱伝導率の高さから断熱性を大きく損なう要因です。
樹脂サッシと比較すると熱の伝わりやすさは約1000倍といわれており、冷気を室内に伝えてしまいます。
アルミの熱伝導性はガラスの200倍にも及び、見た目以上に窓の断熱性能に大きな影響を与えているのです。
この熱の流出によって窓周辺で温度差が生まれ、冷えた空気が足元に下降する冷たい気流を作り出します。
隙間風による冷気の侵入
窓から侵入する冷気の主な原因は、目に見えないほどの微細な隙間です。
窓枠やサッシの継ぎ目などには、時間の経過とともに小さな隙間が生じることがあります。
特に建物の経年劣化は大きな影響を与えます。窓周辺のゴム製パッキンが硬化・収縮すると、本来の気密性能を失ってしまうのです。
古いサッシほど隙間風が入り込みやすくなる傾向があり、こうした劣化は避けられません。
>> 窓枠サッシの塗装・交換費用は?
>> 窓枠の補修が必要なサインとは?主な劣化原因と対処法
隙間風による冷気侵入の影響は次の通りです。
- わずか1mm程度の隙間でも継続的な冷気が流入する
- 室内温度が下がり暖房効率が低化する
- 足元の冷えや部屋全体の温度ムラが発生する
一見すると問題なさそうな窓でも、微細な隙間から絶えず冷気が侵入し、快適な室内環境を損なう要因となっています。
窓リフォームの 専門業者を探したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
手軽にできる窓の寒さ対策

窓の寒さ対策は、実は身近な材料を使って簡単に始められます。
いくつかの対策を組み合わせることで、冬の室内環境を改善しましょう。
1. 隙間テープで冷気の侵入を防ぐ
隙間テープは、窓からの冷気侵入を抑えやすい対策の一つです。
窓枠とサッシの間にできるわずかな隙間を埋めることで、暖房効率を高め、光熱費の節約にもつながります。
隙間テープにはスポンジ状のものや毛状のモヘアタイプなど、さまざまな種類があります。
窓のレールなど可動部には、開閉の妨げにならないよう薄手のものを選ぶことが重要です。
効果的な貼り付け場所
隙間テープを貼る際は、冷気が最も侵入しやすい箇所を重点的に対策しましょう。
効果的な貼り付け場所は次の通りです。
- 下のレール部分
- サッシが窓枠と当たる部分
- 召し合わせ部で上になる方の窓枠
- 窓ガラスとサッシの境目のゴムパッキン周辺
隙間テープは時間とともに劣化するため、定期的な交換が必要です。
また、隙間を塞ぐと結露が発生しやすくなる場合もあるので、こまめな換気を心掛けましょう。
2. 断熱シートと緩衝材で冷気を遮断する
室内の熱の約50%は窓から流出するといわれており、断熱シートはこの問題を軽減する効果を期待できます。
ガラス面に貼ることで窓と部屋の間に空気の層を作り、熱の移動を防ぎます。
断熱シートの種類と施工方法
水貼りタイプは、霧吹きで窓を湿らせてから貼るため気泡が入りにくく、きれいに仕上がります。
シール式は手軽に貼れますが、気泡が残らないよう中心から外側へスクレーパーでしっかり押し出すのがコツです。
緩衝材による物理的遮断
梱包に使う緩衝材(プチプチシート)は、窓枠にマスキングテープで固定すれば賃貸でも安心して設置できます。
断熱ボードはより高い遮断効果が期待できますが、採光性を考慮して選ぶ必要があります。
3. 断熱カーテンや厚手カーテンを活用する
断熱カーテンや厚手カーテンは、窓からの冷気侵入を抑えやすい手軽な寒さ対策です。
窓と室内の間に空気の層を作ることで、室内の暖かさを逃しにくくします。
実際に、保温性の高いカーテンを取り付けると、未設置の場合と比べて室内温度が4.1℃も高くなるというデータもあります。
効果を最大限に発揮するには、窓枠全体を覆う床まで届く長さのものを選び、密閉性を高めることが重要です。
二重カーテンにすると、カーテンの間に空気の層ができ、断熱効果が約1.5倍になることがあります。
一般的なカーテンに比べ、遮光1級程度の厚手タイプや特殊コーティングが施された断熱カーテンは、より高い効果が期待できます。
導入コストもリフォームに比べてリーズナブルで、手軽に取り付けられる点も魅力の一つです。
窓リフォームの 専門業者に相談したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
窓のリフォームで寒さ対策する場合
手軽な対策では効果が不十分に感じる場合は、窓のリフォームを検討するのも一つの手です。
内窓の設置や複層ガラスへの交換といった本格的な工事で、窓の断熱性能を根本的に改善しやすくなります。
工事費用はかかりますが、国の補助金制度を活用できれば負担を軽減することも可能です。
内窓(二重窓)の設置
内窓設置は、既存の窓枠を壊さずに室内側へ新たな窓を追加する工事です。
窓が二重になることで空気層が生まれ、断熱・遮音効果が大幅に向上します。
工事は現地調査から始まり、窓枠の取り付け、ガラスのはめ込みという流れで、1窓あたり1~2時間程度で完了するケースが多いです。
取り付けには一定の窓枠の奥行きが必要ですが、足りない場合は「ふかし枠」という部材で対応可能です。
設置条件と費用相場
戸建住宅からマンション・アパートまで、建物の構造による設置制限は特にありません。
費用相場は1窓あたり5~15万円程度で、先進的窓リノベ事業などの補助金を活用すれば費用負担を軽減できます。
賃貸住宅の場合は、管理組合などへの事前承認が必要なことがあるため、忘れずに確認しましょう。
複層ガラスへ交換
単板ガラスから複層ガラスへの交換は、窓の断熱性能を向上させる効果的な方法です。
複層ガラスは2枚のガラスの間に空気やガス層を設けることで、熱の移動を大幅に抑制し、室内の保温性を高めます。
工事内容と費用相場
複層ガラスへの交換には、ガラスのみを交換する方法と、サッシごと交換する方法があります。
既存サッシが対応していればガラス交換のみで済み、施工は1窓あたり30~60分程度で完了することが多いです。
サッシごと交換する場合、費用は約10~20万円かかります。
壁を壊さないカバー工法なら、工事は1窓あたり2時間~半日ほどで終わります。
ただし、既存のアルミサッシをそのまま使うと、サッシから熱が逃げて断熱効果が半減する可能性があるので注意が必要です。
最大限の効果を得るには、サッシごとの交換や断熱性の高いサッシとの組み合わせが重要になります。
窓リフォームの 専門会社に相談したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼
お住まいに合った窓の寒さ対策を
冬の窓辺の寒さは、適切な対策を講じることで大幅に改善できる可能性があります。
手軽にできるプチプラ対策から本格的なリフォームまで、さまざまな方法をご紹介してきました。
まずは断熱シートやカーテンの工夫など、今すぐ始められる方法から試してみるとよいでしょう。
効果を実感できたら、より本格的な対策を検討するのがおすすめです。
窓リフォームの 専門業者に相談したい!無料リフォーム会社一括見積もり依頼














