アイランドキッチンの6つのデメリット!設置前に知っておくべきこと
アイランドキッチンは、オープンな空間でスタイリッシュな印象を与える人気の設備です。
一方で、汚れの飛散や丸見えの調理スペース、電気配線の制約など、実用面での課題も少なくありません。
設置前に知っておくべき重要なデメリットと、それらへの対策をご紹介します。
快適なキッチンライフのために、設計段階での慎重な検討が必要になるポイントを詳しく解説していきます。

1. 汚れが四方に飛び散りやすい
アイランドキッチンは四方が開放された構造のため、調理中の油はねや食材の飛散が周囲に広がりやすい傾向があります。
従来型のキッチンと比べて、掃除の手間が増えることを覚悟しておく必要があります。
アイランドキッチン気になるポイント
● 油はねによる床や壁の汚れが広範囲に発生
● 調理時の蒸気や匂いが部屋全体に拡散
● 食材の破片が四方に飛び散り、掃除がやや大変
特に油を使った調理の際は、床や周辺の家具、さらには壁面まで広範囲に汚れが付着しやすくなります。
清掃範囲が広がることで、日々のメンテナンスにかかる時間も自然と増えていきます。
2. キッチンが丸見えになる
アイランドキッチンは、リビングダイニングに面した開放的なレイアウトが特徴です。
この構造上、調理スペースがリビング側からほぼ完全に見通せる状態になってしまいます。
通常の壁付きキッチンと異なり、調理台の上に置かれた食材や調理器具、使用後の食器など、生活感のある様子がすべて露出してしまう点が悩ましいところです。
特に来客時は、キッチンが散らかったままにしないよう気を使うことになるでしょう。
アイランドキッチン気になるポイント
● 下処理の最中の生魚や生肉が丸見え
● 使用済みの調理器具や食器が目立つ
● 調理中の姿勢や表情が周囲から見える
人によっては、料理に集中したい時でも、周囲の視線が気になって落ち着かない可能性が出てきます。
見られているという意識から精神的なストレスを感じるかもしれまません。
対策として、背の高い観葉植物や間仕切りを設置する方法もありますが、アイランドキッチンの開放感や機能性を損なう可能性があります。
設置を検討する際は、プライバシーと開放感のバランスを十分に考慮する必要があります。
3. 家電の配置を考えて電気配線する必要がある
アイランドキッチンでは、家電の配置と電気配線を事前に綿密に計画することをおすすめします。
通常のキッチンと異なり、壁面からの配線が使えないため、床下や天井からの特殊な配線工事が必要となる場合があります。
IHクッキングヒーターやレンジなどの大型家電は、専用回路による安定した電力供給が欠かせませんが、これらの配線を通せる位置は限られます。
アイランドキッチンの電気配線計画時に考慮したい主なポイントは次の通りです。
アイランドキッチン設計時のポイント
● IH・レンジ・食洗機など大型家電用に専用回路の確保が必要
● コンセントの位置や数は、使用する家電をすべて想定して決定
将来的な家電の買い替えや配置変更にも対応できるよう、余裕を持った配線計画を立てることをおすすめします。
4. リビングまで水音や調理音が響く
アイランドキッチンは、音の伝わりやすさも課題となりやすいです。
水を流す音などが、仕切りのない空間を通じてリビングまで響きやすい傾向にあります。
次のような音が特に気になりやすいため、設置前に検討が必要です。
アイランドキッチン設計時のポイント
● シンクでの水道水の流水音や食器の洗浄音
● 包丁やまな板を使用する際の調理音
● フライパンやレンジフードの使用音
● 食器の出し入れや片付けの音
深夜の調理や早朝の片付けなど、家族の就寝時間帯の作業は特に注意が必要です。
音の反響を考慮した家具の配置や、防音材の活用など、事前の対策を講じることをおすすめします。
5. 思った以上に収納が不便
アイランドキッチンの課題の一つが、収納スペースの制約です。
通常の壁付きキッチンと比較すると、吊り戸棚を設置しにくく、カウンター下のキャビネット以外には収納スペースを確保するのが難しい設計といえるでしょう。
これらの課題に対しては、収納効率を高めるための工夫が必要です。
引き出し内部に仕切りを設けたり、背面収納を確保したりするなど、計画的なアプローチが求められます。
6. 価格が高い
アイランドキッチンの導入には、通常のキッチンと比較して相当な費用がかかります。
本体価格だけでも1.5〜2倍程度高額になるのが一般的です。
さらに設置には、床下配線工事や高性能な換気設備の設置など、追加の工事が必要になる場合があります。
予算計画を立てる際は、本体価格に加えて、これらの追加コストも含めた総額での検討が欠かせません。
導入を決める前に、しっかりと資金計画を立てましょう。
アイランドキッチンの収納力をアップさせる方法2選
アイランドキッチンの収納力を高めるには、計画的なシステムキッチンの選択とパントリーの活用がおすすめです。

1. 収納量が多いシステムキッチンを選ぶ
アイランドキッチンの収納力を高めるには、システムキッチンの選択が重要なポイントとなります。
特に引き出しタイプの収納を多く採用することで、奥までしっかりと見渡せて取り出しやすい収納スペースを確保できます。
デッドスペースを最小限に抑えるため、引き出しの大きさや配置を工夫することがおすすめです。
システムキッチンのメーカーによって収納プランはさまざまです。
実際の使用シーンを想定しながら、自分のライフスタイルに合った収納計画を立てることが大切です。
2. パントリーと連携した効率的な収納
使用頻度の低い調理器具や食材のストックをパントリーに集約することで、アイランド本体の収納スペースを日常的に使用する物品に特化できます。
パントリーを効果的に活用するためのポイントをまとめました。
● 収納物の高さに合わせて棚板の位置を変更できる可動式を採用し、無駄なスペースを作らない
● 日用品は取り出しやすいアイランド本体に、ストック品はパントリーに振り分けて収納する
● アイランドキッチンとパントリーの距離は2メートル以内に設定し、スムーズな動線を確保する
パントリーの収納力を最大限に引き出すには、収納物のサイズや使用頻度を考慮した棚板の配置が重要です。
定期的に収納物を見直し、必要に応じて棚板の高さを調整することで、より効率的な収納空間を実現できます。
また、パントリーの扉は開き戸よりも引き戸を選択すると、通路を塞がずに開閉できるため作業効率が向上します。
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アイランドキッチンの成功事例3選
本サービス『リショップナビ』の加盟店が施工した、アイランドキッチンリフォームの成功事例を3つご紹介します。
事例1:アイランドキッチンが主役の居心地のいい空間

住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
築年数 | 6年 |
施工日数 | 7日間 |
リフォーム費用 | 179万円 |
動線や収納に考慮した間取りで、アイランドキッチンの背面にはパントリーを設けて収納の問題も解決しました。
>> この事例の詳細を見る
事例2:快適に使える独立型のアイランドキッチン

住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
築年数 | 30年 |
施工日数 | 17日間 |
リフォーム費用 | 340万円 |
背面側をカウンター収納・トールキャビネットを置けるよう、対面から独立型のアイランドキッチンを採用しています。
>> この事例の詳細を見る
事例3:アイランドキッチンで明るく開放的なLDKに

住宅の種類 | 一戸建て |
---|---|
築年数 | 39年 |
施工日数 | 120日間 ※その他のリフォーム箇所を含む |
リフォーム費用 | 2,700万円 ※その他のリフォーム箇所を含む |
収納がたっぷりのモデルを選び、アイランドキッチンとは別にたっぷりの棚を設置しています。
大人数の家族がくつろげるLDKが実現しました。
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キッチンのレイアウトで悩んだら施工業者に相談しよう
キッチンのレイアウトは家族構成や生活スタイルによって最適な形が変わってきます。
アイランドキッチンを検討中の方は、間取りや動線、収納の必要量など、専門家の視点からアドバイスをもらうことをおすすめします。
施工業者との打ち合わせでは、具体的な使い方や要望を詳しく伝えましょう。
プロの経験を活かした提案により、後悔のない理想的なキッチン空間が実現できます。
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