【施工内容別】マンションのお風呂(浴室)リフォームの費用相場・期間｜注意点や価格帯別の事例もご紹介

まずは、施工内容ごとの、おおよその相場や期間を把握しておきましょう。

>> ユニットバスの交換費用＆リフォーム価格を安く抑えるコツ
>> お風呂のリフォーム費用相場の詳細や施工事例

下の円グラフは、当サービス『リショップナビ』における、マンションのお風呂リフォームの施工事例データをまとめたものです。
(※2020年1月～2024年2月時点）

実際にかかった費用は「50〜100万円」の例が約60％と、半分以上を占めています。
次いで「100〜150万円」かかったケースが24％と、 ほとんどの方が「50〜150万円」の範囲でリフォームできたことが分かります。

それぞれの詳細は、この後お話ししていきますが、物件や浴室の状態などによっては、施工できる内容が絞られてしまったり、金額に大きな開きが生じたりするケースがあります。
「どのようなリフォームが、いくらくらいで実施できるのか」浴室の施工に精通したリフォーム会社に相談してみるとよいでしょう。

浴室全体を「ユニットバス」にリフォームする際は、予算は60万円以上を見込んでおきましょう。
ユニットバスを交換する工事では、安く済むときでも50万円程度はかかります。

タイル張りの在来工法の浴室をユニットバスへ変更する場合、高級なユニットバスでなければ〜100万円や〜200万円で施工できるでしょう。
ハイグレードな機種を採用する際や、工事規模が大きくなると、300万円近くかかる可能性があります。

ユニットバスには全てのメーカーに共通の「1216」「1418」などの規格サイズがあります。

これは 浴室の壁の「奥行き」と「幅」を表すもので、例えば「奥行き120cm × 幅160cm」のユニットバスのサイズは「1216」です。

>> ユニットバスのサイズ・選び方！リフォームできる条件

注意点として、外側の構造(外寸)はメーカーによって異なるため、同じサイズ表記のユニットバスを設置するのに必要なスペースに多少の違いが生まれます。

既存のユニットバスと同じサイズを選んだとしても、その新しいユニットバスが浴室に収まるとは限りません。

リフォーム業者に現地調査をしてもらった上で、ご自宅に適した商品を提案してもらうとよいでしょう。

壁や床・天井など気になっている箇所を、部分的にリフォーム・補修することも可能です。

施工範囲や、使用する天井材・壁材などの種類によって、値段が異なります。

(※タイルの場合、張り替える範囲によっては工期が延長する可能性あり)

お風呂の内装のみを施工したい場合には、 天井・床・壁を全部まとめて交換するほうが、デザインを統一しやすく、また別々に工事する場合と比べて割安になります。

>> 浴室の天井材の違い・リフォーム費用
>> 浴室の壁材の違い・リフォーム費用
>> 浴室タイルの補修費用とポイント

パネル材やフィルム材を採用すると、リフォーム後の掃除が簡単です。
浴室のリフォームが得意な業者からのアドバイスも参考に、最適な内装材を選択しましょう。

経年劣化した浴槽のみを交換する場合、費用はおおよそ10〜50万円で、工事は1日で完了します。

>> 浴槽交換・補修の費用を素材別に解説

浴槽の素材(「人工(人造)大理石」「ステンレス」「ホーロー」など)により値段が異なり、主流な「FRP」が最も安く抑えられます。

リフォームの機会に、浴室の拡張・移動や、追い焚き機能の追加を検討される方もいらっしゃいますよね。
マンションのリフォームで、念頭に置いておくとよいポイントをチェックしておきましょう。

一昔前のマンションでは、浴室のサイズに合うユニットバス製品の種類が少なかったため、小さいサイズのユニットバスが設置されていることがあります。
この場合、ユニットバスを交換するだけで浴室を広げることが可能です。

また壁の位置をずらしたり、壁内部の配管の位置を工夫したりすることで、浴室を広くできる例も見られます。

マンションの構造により、壁の施工が困難な場合は「浴槽を大きくする」ことで、浴室を広く見せる方法がおすすめです。
既存の浴槽と壁の間にスペースがあれば、浴槽を大きいサイズに変えられる可能性があります。

浴槽を「ラウンド形状」「アーチ形」「ワイド形」のタイプに変更するだけでも、多少の広がりを感じられるでしょう。

タカラスタンダード社の『ぴったりサイズシステムバス』など、 狭い浴室のリフォーム専用のユニットバスを採用するという選択肢もあります。

>> 狭いお風呂を広くするリフォームの方法・費用・おすすめ品

昔ながらのマンションでは浴室面積が狭いケースも多く、サイズが合うユニットバスが見つからない可能性があります。
このような場合は「ハーフユニットバス」が有効です。

ユニットバスと在来浴室、それぞれの長所を活かした工法のため、特殊形状の浴室リフォームにも最適です。

追い焚き機能を採り入れたい場合、新しいユニットバスのオプションで追加するのであれば、+ 1.5〜4万円の料金で設置できるでしょう。

給湯器が「給湯専用タイプ」の場合は「追い焚き機能が付いたタイプ」への変更が必須になります。
給湯器交換のみで済む場合、工事費は10〜25万円くらいです。

>> 給湯器交換の費用相場
>> 給湯器の種類・メーカー比較！

追い焚き用の配管接続工事も必要になると、20〜60万円はかかることが予想されます。

浴槽の素材が、「人工(人造)大理石」や「ホーロー」である場合穴あけ工事をできないケースが多く、浴槽交換も必要となるでしょう。

もしも追い焚きの導入が難しい場合は、保温性の高い浴槽を選べるユニットバス(TOTO社の『魔法びん浴槽』や、クリナップ社の『高断熱浴槽』など)に交換する方法も検討してみてはいかがでしょうか。

マンションの管理規約では、リフォームに関するルールも細かく定められているのが一般的です。
施工できる範囲の他、給湯器の交換も制限されている場合があります。

まずは管理組合に申請し、許可を得ることが大切です。

浴室の移動は、管理規約で禁止されていたり、配管位置や建物構造の都合で実現できなかったりする場合があり、注意が必要です。

一方で、マンションで浴室の位置を変更できた実例もあります。

リフォーム業者に一緒に確認してもらうと確実でしょう。

最後に、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手がけた施工事例をご紹介します。
実際にかかった費用や工期など、ぜひ参考にしてみてください。

マンションの浴室リフォームには、今回ご紹介したような様々な注意点があります。
ご自宅の浴室でどのようなリフォームが可能なのかも含めて、マンションでの施工に慣れているリフォーム会社へ相談してみましょう。
経験のある業者であれば、管理組合への申請などもサポートしてくれるはずです。

こちらの記事もおすすめ♪
>> マンションリフォームの費用相場や注意点
>> ユニットバスのメーカーランキング！商品や事例をご紹介！