予算1000万円でリフォームしたい!どこまでできる?ビフォーアフター事例6選&内容別の相場を公開

更新日:2024年06月11日

予算1000万円でどこまでリフォームできる?ビフォーアフター事例&内容別の相場

一戸建て住宅やマンションで、全面的なフルリフォームや、リノベーション・スケルトンリフォームなどを検討する際に「予算1000万円で、希望の工事は全部できる?」「ローンや補助金は活用できそう?」といった疑問をお持ちの方は多いはず。
そこで今回は、水回り・間取り変更・外壁・屋根などのリフォーム工事の価格帯や、1000万円以内でリフォーム・リノベーションした施工事例(ビフォーアフター)、業者探しのポイントなどを、ご紹介します。

この記事の目次

予算1000万円で何ができる?フォーム・リノベーションにかかる金額は?

以下は、本記事でお話しするリフォーム内容・費用などの要約です。

予算1000万円で、どこまでリフォームできる?水回り・部屋・外装などの工事にかかる価格帯は?
全面改装する場合の価格帯は、マンション=250~900万円、一戸建て=500〜2000万円と幅広い傾向があります。
そのため、どんな工事をより優先したいかイメージしておくことが大切です。

なお、工事内容ごとの費用相場については、以下のリンクからご確認いただけます。

水回りのリフォーム
リビング・部屋のリフォーム、間取り変更
玄関・廊下のリフォーム
断熱対策のリフォーム
外壁・屋根のリフォーム
外構・エクステリアのリフォーム
耐震対策のリフォーム
増築
1000万円以内で、家のフルリフォームやリノベーションを行った実例を見たい!
当サービス『リショップナビ』の加盟業者が、1000万円以内でフルリフォーム・リノベーションした例を、ビフォーアフター画像付きで掲載しています。

マンションの事例はこちら
一戸建ての事例はこちら

ここからは、マンションでも一戸建てでも人気のある工事の費用を、具体的にチェックしていきましょう。

【マンション/一戸建て共通】工事内容別(水回り/部屋など)の価格帯

1000万円で何ができる?リフォーム内容別の費用相場は?

全面リフォームする場合の費用

全面的にリフォーム(全面改装・フルリフォーム)する場合の価格帯は、非常に幅広いため一概には言えませんが、下記の金額が目安です。

マンション 250~900万円
一戸建て 500~2000万円
(外壁・屋根などの工事も行う場合=1000万円超えの可能性大)

>> マンション/一戸建てのフルリノベーション費用・施工例
>> 一戸建てリフォームの費用・工事期間・実例

1000万円以内の予算重視でリフォーム・リノベーションをしたい場合には、 希望の工事の優先順位を決めていくとよいでしょう。
以下でご紹介していく施工場所ごとの料金を参考に、工事の組み合わせを考えてみてくださいね。

《関連記事》
>> 1500万円でできるリフォームについて知りたい!工事と費用を解説

>> 予算2000万円でどこまでリフォームできる?事例もご紹介

水回りのリフォーム費用

水回りのリフォーム費用

水回りを、(設備交換・内装も含めて)リフォームする場合の費用は、おおむね下記の通りです。

キッチン 50~150万円
浴室 50~150万円
トイレ 15~50万円
洗面所 15~50万円

なお、壁向きタイプのキッチンを対面式にレイアウト変更する時や、在来工法のお風呂をユニットバスに交換する場合には、 それぞれ100万円前後のコストがかかります。

>> 台所リフォームの事例・費用
>> 浴室リフォームの事例・費用
>> 水回りリフォームの費用相場

リビング・部屋・間取り変更のリフォーム費用

リビング・部屋・間取り変更のリフォーム費用

リビングや洋室などの内装を一新するリフォームや、間取りの変更を行う工事では、以下の金額を想定しておくとよいでしょう。

リビング 15~150万円
和室/洋室 20~50万円
和室を洋室に変更 25~100万円
間取り変更 20~350万円

リビングや部屋の壁紙クロスや床材の張り替えのみを実施する時には、たいていの場合は30万円未満で施工可能です。

>> リビングリフォームの事例・費用
>> 和室を洋室にリフォームする際の費用・ポイント

間取り変更の費用参考として、間仕切りを設置する価格は1ヶ所あたり8〜25万円、間仕切りを撤去する場合の費用は1ヶ所につき7〜23万円程度です。

>> 間取り変更の事例・費用
>> 間仕切りリフォームの種類と費用

玄関・廊下のリフォーム費用

玄関・廊下のリフォーム費用
玄関 10~50万円
廊下 20~50万円

玄関工事はドア交換のみや収納追加のみの工事であれば30万円以内、廊下のリフォームはほとんどの場合20〜50万円で実施できます。

ただし、珪藻土・無垢材・大理石などのハイグレードな素材・資材を広範囲に施工する際には、もっと高額になる可能性があります。

>> 玄関リフォームの事例・費用
>> 廊下リフォームの事例・費用

断熱対策のリフォーム費用

築20年以上のマンションなどでは、断熱材が入っておらず「冬は寒く、夏は暑すぎる」「結露がひどい」というパターンが多いため、断熱リフォームを優先的に実施しておくことを推奨します。

断熱工事の費用 20~120万円

>> 断熱リフォームの種類・費用・工期の目安

断熱リフォームの費用は、方法や施工部分(壁に断熱材を追加する、窓を断熱仕様に変える、など)によって大きく差が出る ので、リフォーム会社と打ち合わせしながら内容を決めていくとよいでしょう。

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【一戸建ての方向け】外装/増築/耐震リフォームの価格帯

一戸建てにお住まいの方は、以下の工事費用の目安も把握しておくと安心です。

外壁・屋根のリフォーム
外構・エクステリアのリフォーム
耐震対策のリフォーム
増築

外壁・屋根のリフォーム費用

一戸建ての外壁・屋根のリフォーム費用

築10年以上の一戸建ての場合は、外壁・屋根のメンテナンスも必要になります。

主な工法としては、塗装・重ね張り(重ね葺き)・張り替え(葺き替え)の3パターン がありますが、劣化具合を業者に確認してもらった上で、適したプランを実施してもらうとよいでしょう。

外壁 塗装=50~180万円
重ね張り=100〜200万円
張り替え=130〜230万円
屋根 塗装=30~80万円
重ね葺き=60〜250万円
葺き替え=60〜300万円

なお、特に2階建て以上の建物では、外装工事の際に足場の設置・撤去費用が15〜20万円程度 、発生する可能性があります。

高所作業を含む工事を複数回に分けると、その度に足場代を支払うことになるため、できれば外壁・屋根のリフォームはまとめて行うことをおすすめします。

>> 外壁リフォームの事例・費用
>> 屋根リフォームの事例・費用
>> 足場の費用・単価の目安

外構・エクステリアのリフォーム費用

外構・エクステリアのリフォーム費用

外構・エクステリア部分もリフォームする場合には、防犯性を考慮しながら 目隠しフェンス門扉門柱の設置・交換を検討するとよいですね。

駐車スペースのリフォームでは、屋根がある「カーポート」や、壁で囲まれた「ガレージ(車庫)」が、人気があります。

目隠しフェンス(アルミ製) 1.3~2.7万円/m
門扉の設置 19〜36万円
門柱の設置 10〜20万円
ガレージ/車庫(1台用) 100〜300万円
カーポート(1台用) 10〜40万円

>> ガレージ・カーポートリフォームの費用や注意点

耐震対策のリフォーム費用

予算1000万円のリフォームで、耐震補強も行う際の費用相場

古民家や、1981年5月31日以前に建築確認を受けた「旧耐震基準」の建物では、耐震リフォームを優先的に行ったほうがよい可能性が高いです。
耐震診断に対応できるリフォーム業者も多いので、不安な方は診断してもらった上で、補強工事の必要可否を判断してもらうとよいですね。

耐震補強の費用 25~200万円

耐震補強の工事費用は、内容や規模にもよって変動しますが、平均では120~150万円くらいです。

>> 耐震リフォームの費用・事例!耐震診断は必要?
>> 古民家リフォーム・リノベーションの費用相場や施工例

増築の費用

1階部分に部屋を増築する際の費用は、1畳(約0.5坪)あたり25〜65万円ほどですが、施工面積が狭いと、単価が高額になる傾向があります。
参考までに、6〜8畳の部屋を増築する場合の費用を見てみましょう。

6畳(約3坪)の増築 200~300万円
8畳(約4坪)の増築 210~400万円

>> 増築リフォームの費用相場!確認申請などの注意点は?

なお、お住まいの地域や、増築する範囲によっては、自治体に建築確認(確認申請)を事前に行う必要があるため、建築の知識があるリフォーム業者や、地域の窓口にも事前に相談しておくことが大切です。

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以下からは、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が、1000万円以内でフルリフォーム・リノベーションを実施した例をご紹介します。
工事内容や内訳金額・施工日数なども、参考にしてみてくださいね。

1000万円以内のフルリフォーム・リノベーション実例(ビフォーアフター)【マンション編】

自然素材にこだわりつつ断熱対策も実施

築年数 25年(RC造)
施工費用 750万円
工事期間 40日
全面改装を行い、無垢材を使ったシステムキッチンを採用するなど、自然素材にこだわりました。

和室を小さくし、台所のレイアウトをオープンタイプの対面式に変更することで、広がりのあるリビングを実現。
すべての窓のサイズを小さくして、二重窓・ペアガラスに替えたため、断熱性も向上しています。
【施工金額 内訳】
リビング:160万円/キッチン:120万円/浴室:80万円/トイレ:42万円/洗面:40万円/和室:35万円/玄関:40万円、ほか
>> この事例を詳しく見る

マンション最上階のロフト付き物件を全面改装

築年数 16年(SRC造)
施工費用 835万円
工事期間 50日
水回り設備と、すべての部屋の内装を一新。
キッチンの位置やレイアウトをチェンジし、ロフトへの移動に利用していた梯子(はしご)を安全性のある階段に変更しました。

湿気が気になる場所には、調湿効果のある壁材『エコカラット』を施工。
洗面所や玄関などに、収納スペースも追加しています。
【施工金額 内訳】
リビング:159万円/キッチン:172万円/浴室:99万円/トイレ:26万円/洗面:32万円/洋室:79万円/玄関:8万円/階段:59万円/ロフト:26万円、ほか
>> この事例を詳しく見る
>> エコカラットはペットと暮らすのにもおすすめ

間取り変更&フルリフォームで、収納不足などを解消

築年数 10年
施工費用 918万円
工事期間 30日
「子ども部屋がない」「床の色が好みではない」「収納不足」といったお悩みを解消するため、間取り変更を伴うリフォームを実施。

居心地のよいリビングにするため、ナチュラルモダンな内装を採用。
お子さんの成長を考慮して収納プランを決めるなど、ご家族の生活スタイルに合わせて理想的な空間に仕上げました。
【施工金額 内訳】
リビング:92万円/キッチン:185万円/トイレ:54万円/洗面:44万円/洋室:67万円/玄関:30万円、ほか
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>> マンションの施工事例(600〜1000万円)をもっと見る

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1000万円以内のフルリフォーム・リノベーション実例(ビフォーアフター)【一戸建て編】

開放感やホームシアターが魅力的なLDKに

築年数 - (鉄骨ユニット)
施工費用 700万円
工事期間 30日
「全体的に、広々とした空間にしてほしい」と、全面リフォームのご相談をいただきました。
間取りを変更し、壁向きだったキッチンは対面式のレイアウトに変え、お風呂は施主様がお好きな色調のスペースへと改装。
スクリーンやプロジェクターも設置して、念願だったホームシアターも実現しました。
【施工金額 内訳】
リビング:186万円/キッチン:218万円/浴室:92万円/トイレ:18万円/洗面:32万円、ほか
>> この事例を詳しく見る
>> ホームシアターに最適な防音室リフォームの価格は?

憧れのリビング階段を設置して子育てしやすい間取りに

築年数 32年(木造)
施工費用 827万円
工事期間 45日
中古住宅にて「階段のあるリビング」という夢を叶えるため、玄関ホールにあった壁を撤去し、既存の階段をリビング内へ取り込みました。
壁向きだったキッチンは対面式に変え、リビングや庭にいるご家族の様子を見られるように。
新しい水回り設備は、手入れのしやすさを重視しながら選択しました。
【施工金額 内訳】
リビング:300万円/キッチン:63万円/浴室:62万円/トイレ:30万円/和室:53万円、ほか
>> この事例を詳しく見る

10年空き家だった純和風の住宅をリノベーション

築年数 38年
施工費用 1000万円
工事期間 -
10年ほど空き家状態だった建物にて、これから暮らしていくことを決意し、改装することに。
お客様のご要望に応えられるよう、商品・プラン・仕様をご提案していきました。
間取りを変更し、水回りや洋室なども大々的にリノベーション。
玄関も断熱性・防犯性に配慮しながら一新しました。
【施工金額 内訳】
リビング:165万円/キッチン:85万円/浴室:91万円/トイレ:37万円/洗面:31万円/玄関:99万円、ほか
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>> 一戸建ての施工事例(600〜1000万円)をもっと見る

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リフォームローンや補助金を活用したい場合は?

コストがかかるリフォームにおいて、ローンや補助金の利用をお考えの方も多くいらっしゃると思いますので、簡単に確認しておきましょう。

リフォームローンの選び方

予算1000万円でリフォームしたい際のローンの選び方

まず、リフォームローンについては「無担保型」と「有担保型」があり、無担保型のほうが金利は高くなりますが、審査が通りやすいという利点があります。
ローン商品によっては、借入可能金額の上限が1000万円のものもありますよ。

「高齢だから借入できないかも……」と思う方も、60歳以上の方を対象とした『MSJ【リ・バース60】(ノンリコース型)』などのローンがあるので、ぜひ検討してみるとよいでしょう。

また「住宅ローンがまだ残っている」という場合には、ローンを借り換えるのも一つの方法です。
借り換えによって金利が安くなることがあるため、その分のお金をリフォーム費用に充てることができます。

>> リフォームローンの選び方!担保の有無・金利・おすすめは?

審査が通るかご不安な場合や、借入できる金額が少ない場合などには、予算内でどのような工事が可能か、リフォーム業者に気軽に相談してみるとよいですよ。

リフォーム補助金の対象となりやすい工事

予算1000万円でリフォームしたい際に、補助金は使える?

リフォーム補助金については、耐震・省エネ・介護のための工事などが、対象になりやすいです。

ただ、自治体によっては工事内容にかかわらず、一定の金額以上のリフォームであれば補助対象としている場合もあるので、地元の補助金制度に詳しいリフォーム業者に出会えれば、相談してみるとよいですね。

>> どんな工事なら、リフォーム補助金の対象になる?注意点は?

ローンや補助金などは、施工業者が手伝ってくれる場合も

予算1000万円のリフォームは、ローンや補助金も業者と相談を

施工業者によっては、提携ローンの紹介や、資金計画のサポート、補助金の申請代行などのサービス を行っている所もあります。

できれば複数の業者に見積もりを依頼し、ご希望の工事に必要なコストや、費用の工面の仕方など、遠慮なく相談してみるとよいでしょう。
最も親身になって対応してくれる会社に、工事を依頼すると安心です。

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「建設業許可」のある業者に依頼を

「建設業許可」のある業者に依頼を

最後に、業者探しの注意点についてお話ししておきましょう。

税込500万円以上のリフォームを行う際には、原則として 「建設業許可」を取得している業者に依頼する必要があります。
耐震補強や増築なども検討されているなら、なおのこと知識や技術のある会社に工事を任せることが重要になってきます。

まれなケースではありますが、 建設業許可の登録が必要かどうか理解できていないまま工事を請け負ってしまう業者も存在します。
見積もりを依頼する際には、建設業許可の登録が済んでいるか、念のため確認しておくと安心です。

「建設業許可」のある業者に依頼を

当サービス『リショップナビ』では、建設業許可登録済みの会社はもちろんのこと、お客様のご要望に沿ったリフォームプランを提供している施工業者を多数ご紹介しています。
よろしければ、ぜひともご活用ください。

ご家族の暮らしをより豊かにるすリフォーム・リノベーションを、実現できるとよいですね!

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