子育てしやすい家のリフォーム方法・実際の事例もご紹介

更新日:2025年11月11日

子育てしやすい家のリフォーム方法と費用・実際の事例もご紹介

子育てしやすい家にリフォームをするには、お子さんの成長を見据えた設計をしましょう。
本記事では、LDKや水回りなど具体的なリフォームアイデア、実際のリフォーム事例をご紹介します。費用を抑える補助金やローン情報も解説していますので、子育てしやすい家のリフォームにお役立てください。

子育てリフォームの計画を立てる前に知っておきたいこと

お子さんの成長とともに、住まいに求める機能や安全性は大きく変化します。
子育てしやすい住まいのリフォームを成功させるには、リフォームとリノベーション、 どちらがいいのかを知っておきましょう。

リフォームかリノベーションか?

リフォームは、キッチンや浴室の交換、壁紙・床の張り替えなど、老朽化した部分を直す比較的小規模な「原状回復」や「部分改善」です。
一方、リノベーションは、壁を撤去して間取りを変更したり、配管・配線を刷新したりと、住宅全体の価値を高める大規模な改修です。

対面キッチンへの変更とあわせて間取り変更をするなど、子育てしやすい空間を希望するなら、多くの場合リノベーションが必要です。
計画に合った手法を見極め、理想の住まいづくりを進めましょう。

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子育てしやすいリビングのリフォーム

子育てしやすいリビング

家族の中心となるリビングは、お子さんの成長に合わせて変化する空間です。
お友達と遊ぶスペース、集中して勉強する場所、親が見守れるリビング環境を整えてあげましょう。

リビングの横に和室を設置する

リビングの横に和室があると、子育て中にも何かと役に立ちます。
赤ちゃんのおむつ替えやハイハイの練習、少し大きくなってからは寝転がって遊べるなど用途が広く、また畳のほうがクッション性があるため、フローリングの上で過ごすよりも安心です。

和室を設置する際は、リビングと同じ高さにするか、段差を作って小上がりにするかによって、使い勝手も変わります。

なお、間仕切りや収納スペースにふすまを用いる場合は、いたずらで破ってしまう可能性があ ります。
不安な方は、洋風建具や格子戸がおすすめです。

勉強・作業スペースを確保する

勉強机をどこに置くかという問題は、各家庭によって結論がさまざまで、悩む親御さんも少なくありません。

ただ、最近ではリビングの一角に勉強するコーナーを設けたり、ダイニングで宿題をさせたりするスタイルが浸透しつつあります。
お子さんが小さいうちはリビングで面倒を見て、大きくなったら間取りの変更で子供部屋を追加するとよいでしょう。

もしくはリビングの横に、間仕切り戸付きの洋室を用意し、お子さんが大きくなったら個室として使えるように設計するのもおすすめです。

子どもの遊び場を確保する

「子供を遊ばせたいけれど、公園に行くのは大変。」と感じることもありますよね。
そんな時は、自宅に遊び場を作ると便利です。

リビングにお絵描きボードや黒板を設置すれば、楽しく夢のある空間になります。
ハンモックを取り入れれば、家族全員のリラックススペースにもなります。

ただし、子供の遊び場は、成長と共にだんだん不要になってくるものです。
リフォームプランを練る際は、長期間そのままの状態にしておくのか、お子さんが大きくなった頃にまたリフォームし直すのかなど、長い目で見て考えましょう。

育児と家事が両立しやすい水回りリフォーム

家事・育児_両立_水回りリフォーム

子育てが始まると、洗濯物や食事の準備など、家事の負担は一気に増大します。
キッチンやお風呂場は、毎日のように使う場所だからこそ、時短と安全の両立が重要です。

対面キッチンが人気

対面式のキッチンは、子育て世代の主流となりつつある定番スタイルです。
料理をしながらでも、リビングで遊ぶお子さんをしっかり見守れます。

オープンな壁付けキッチンと比べてベビーゲートの設置が容易なので、 赤ちゃんの安全対策もしやすいです。
料理をしながら、リビングで宿題をしている様子を見守ることもできます。
自然と会話が生まれやすいので、家族のコミュニケーションが円滑になるはずです。

なおキッチンの設置時には、通路幅に注意してください。
複数人で一緒にキッチンに立つ場合は、通路の幅は100〜125cm程度は必要になるでしょう。

室内干しや乾燥設備で家事の負担を減らす

子育てが始まると一気に増えるのが、洗濯物の量です。
天気の悪い日が続いたり、花粉の季節になったりすると、干す場所にも困ってしまいます。

そんなお悩みを解消してくれるのが、浴室暖房乾燥機です。
浴室に物干しを取り付けて乾燥機を使えば、天候や季節に左右されずに洗濯物を干せます。

リビングや洗面所に物干しスペースを作る場合は、天井に取り付けるユニットタイプがおすすめ。
必要な時だけ下ろして使えるタイプを選べば、日常的に邪魔になることもありません。

>>室内物干しユニットの特徴・価格

親子で使いやすい浴室

お子さんが小さいうちは親子で楽に入浴できても、子供の成長はあっという間です。
大きくなるとスペースに余裕がなくなり、一緒に入れなくなってしまいます。

浴室や浴槽をリフォームする際は、親子で入浴しやすい広さを確保するのが一番です。
浴室の拡張向けに設計されたユニットバスや、ワイドサイズの浴槽を選ぶなど、既存の浴室の広さを変えずにできるリフォーム方法も色々あるので、業者に相談してみましょう。

また、思い切ったリフォームが可能なら、脱衣所も広くしておくとさらに快適になります。

>>狭いお風呂を広くするリフォーム方法や費用
>>女の子がいる場合は、洗面・脱衣所を別にするリフォームも検討を!

片付けしやすい!収納のリフォーム

片付け_収納リフォーム

お子さんが増えると、おもちゃや学用品などで散らかりがちです。
お片付けの習慣づけをサポートし、いつでもスッキリ保てる住まいにするには、どうすればいいのか考えて収納計画を立てましょう。

子どものお片付けを促す収納

使ったおもちゃを自分で片付けるのも、子供の自主性や自立性を育てるのに必要なこと。
可愛い壁面収納や造作家具などのリフォームで、本人の手が届く位置に片付けスペースを用意してあげるとよいですね。

見せるタイプの収納スペースなら、どこに何があるのか分かりやすく、お気に入りのおもちゃを飾るように収納できる楽しさもあります。
物をしまうこと自体が遊びの延長のようになれば、お子さん自身が積極的に片付けをしてくれるはずですよ。

玄関周りの収納を充実させる

アウトドアやスポーツがお好きなご家庭なら、玄関に土間収納やシューズインクローゼットを作るのもおすすめです。

スペースのサイズを決める際は、まず何を収納したいのかを具体的に考えましょう。
1~2畳ほどの広さがあれば十分機能的な収納場所に変身します。
靴を片付ける程度であれば、もう少し狭いシューズクロークでもOKです。

また、照明・換気扇・可動式の棚などを設置すれば、使いやすさが向上します。
さらに、用途に応じて板の間スペースや物干しスペースなどもあると便利です。

>> 玄関に土間収納を作るときのポイント

安全と快適性を考慮したリフォーム

安全性_快適性

お子さんが思いっきり遊べる空間と、安全への配慮は両立させたいもの。
集合住宅の場合、隣人への配慮として防音対策も行いましょう。

内装材は、汚れ・衝撃・アレルギーに強い素材が最適

お子さんに思いっきり遊んでもらいたいけれど、「壁の汚れや床の傷が気になる…」そんな悩みには、汚れや衝撃に強い内装材がおすすめです。
傷が付きにくい床材や汚れが簡単に落ちる壁紙を選びましょう。

お子さんが小さいうちは、 フローリングの上にクッションフロアシートやカーペットを敷くのも効果的です。 アレルギー対策としては、天然木や珪藻土などの自然素材を使うと健康面にも配慮できます。

>>手アカ対策に腰壁リフォーム
>>有害物質低減ならエコカラットもおすすめ

集合住宅における防音対策

マンションなど、集合住宅にお住まいの方は、階下の住民への配慮も必要です。
お子さんが家の中で遊び回っても迷惑にならないよう、防音性の高いコルクタイルや複合フローリングなどにリフォームしておきましょう。

管理規約で、床材の防音性能が決められているケースも少なくありません。
どのような床材が適しているか、マンションの施工知識のある業者に、一緒に選んでもらうと安心です。

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子育て世帯のリフォーム事例5選

ここで、当サイト『リショップナビ』でご紹介している施工業者が手掛けた、子育てのためのリフォーム・リノベーションの実例をご紹介します。
工事内容とあわせて費用や工事日数も掲載していますので、参考にしてみてください。

事例1:特注キッチンと広々空間!子育てに優しいLDK空間

工事費用 約350万円
工事日数 45日

【リフォームのポイント】
①リビングの壁を一部撤去することで、空間に広がりが生まれ、家族が集いくつろげる広々としたLDKになりました。
②リビングに小学生のお子様3人が並んで座れる勉強用カウンターを設置。
親が料理などをしながらも見守りやすく、コミュニケーションを取りやすい環境で、お子さんの学習習慣をサポートします。
③特注キッチンと大容量の背面収納、パントリーを設けることで、調理のしやすさと、子育て世帯で増えがちな食材や日用品のストックにも困らない十分な収納力を確保しました。

>>事例の詳細はこちら

事例2:畳スペース可変LDKと最新水回りで叶える快適生活

工事費用 約670万円
工事日数 32日

【リフォームのポイント】
①和室の壁を撤去しLDKとつなげ、間仕切り戸と「置き畳」を採用。
普段は広々としたLDKの一部として利用でき、来客時やお子さんのお昼寝スペースとして使いたい時は間仕切りで個室化できます。
②手入れのしやすい最新のユニットバスに交換したほか、キッチンや洗面脱衣所のスペースを見直すことで、家事動線が改善し、日々の家事の負担を軽減。

>>事例の詳細はこちら

事例3:リビング奥に遊び場確保・大容量収納スペースも確保

工事費用 約146万円
工事日数 60日

【リフォームのポイント】
①リビングの奥に、ハンモック、本棚、手作りのうんていを設置。
お嬢様がお友達を招いて楽しく遊べる専用スペースを確保し、お子さんの成長と遊び心を応援する空間をプラス。
②LDKの近くにウォークインクローゼットなどを設け、収納スペースを豊富に確保。
おもちゃや学用品もすっきりと片付き、いつでも広々としたLDKでお子さんの様子を見守りながら生活できる住まいになりました。

>>事例の詳細はこちら

事例4:海外風のLDK空間・土間・黒板を設置した家族の基地

工事費用 約100万円
工事日数 30日

【リフォームのポイント】
①LDKの無骨な雰囲気を軸に、キッチンや洗面所を海外風のデザインで造作。
床にはナラ無垢材を使用し、デザインと素材に徹底的にこだわることで、子育て世代のご家族の「好き」が詰まったオリジナリティ溢れる住まいを実現。
②アウトドア用品の収納に便利な土間収納や、遊びと学びを兼ねる黒板、家族みんなで使える大容量の本棚、リラックスできるハンモックを設置。
家族の趣味やお子さんの遊びの場をLDKの近くに設けることで、実用性と子育ての楽しさを両立させました。

>>事例の詳細はこちら

事例5: 見守り快適!対面LDKと家事時短リフォーム

工事費用 約1400万円
工事日数 90日

【リフォームのポイント】
①リビングとダイニングキッチンを一体化し、キッチンを対面型に変更。
料理をしながらリビングで遊ぶお子さんの様子を見守ることができるため、子育て中の親御さんの安心感を高め、家族のコミュニケーションも円滑になりました。
②洗濯物を干す専用のサンルームを設置したことで、天候に関わらず洗濯ができるようになり、家事の負担を軽減。
さらに2階に洗面台を増設することで、朝の忙しい時間帯でも家族がスムーズに使える利便性の高い住まいになりました。

>>事例の詳細はこちら

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子育て向けリフォームの費用を抑える方法

子育て支援制度の補助金を利用

子育て世帯を対象とした子育てグリーン住宅支援事業や子育てエコホーム支援事業など、さまざまなリフォーム支援が提供されています。
さらに、長期優良住宅化リフォーム推進事業もあり、これらの制度を活用すれば、補助金を利用してリフォーム費用を抑えられます。

また、市区町村によっては三世代(親・子・孫)が同居あるいは近居するためのリフォームに対して、補助金を支給してくれる場合があります。

>> どんなリフォームが補助金対象になりやすい?

住宅ローンを活用

リフォーム資金のためにローンを組むことも、もちろん可能です。
住宅ローンが残っている場合、リフォームローンを新たに申し込むことや、他のローンに借り換えることで金利が低くなることもあります。

また、中古住宅を購入してからリフォームを行う場合には、「リフォーム一体型」の住宅ローンを利用するのも一つの方法です。
住宅購入費用とリフォーム費用を一括でローンとして融資してもらえるため、手続きがスムーズになります。

補助金やローンについて不明な点があれば、補助金制度に詳しいリフォーム業者に相談しましょう。

家事や子育て経験があるスタッフがいるリフォーム会社に相談しよう

リフォームやリノベーションを考え始めると、「どんな間取りや設備がいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」など、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
ご家族だけで悩まず、まずは家事や子育て経験があるスタッフが在籍しているリフォーム会社を探し、相談してみてください。

相性のいい専門家であれば、ご希望や予算に合わせたプランを柔軟に提案してくれるはずです。
『リショップナビ』の一括見積もりを活用し、ご家族みんなが快適に暮らせる素敵な家作りを目指しましょう。

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