中古マンションのリフォーム・リノベーション費用相場&事例10選!補助金や業者選びの注意点は?

更新日:2024年09月19日

中古マンションのリフォーム・リノベーション費用相場・事例・注意点

中古のマンションでおすすめの、リフォーム・リノベーション(水回りの一新・防音対策など)の施工内容や、それぞれの工事の費用相場、おしゃれな実例を公開しています。また中古マンションをリフォーム・リノベーションする際の注意点や、活用しやすい補助金(助成金)制度の例、会社選びのポイントもご紹介!ローンの審査に関する疑問点なども解消し、後悔や失敗のないリフォーム・リノベーションを目指しましょう。

この記事の目次

中古マンションリフォーム・リノベーションでおすすめの工事

中古物件のリフォーム・リノベーションでは、建物の状態に合わせて適切な工事を実施することが望ましいです。
とりわけ以下の施工内容は、築年数などによっては優先的に行いましょう。

>> リフォームとリノベーションの違いとは?施工例や費用・メリット&デメリットをご紹介

防音対策のリフォームは前向きに検討を

中古マンションのリフォームでは防音対策工事を検討

中古マンションでありがちなトラブルの一つが「騒音問題」です。
最近では「在宅ワークに集中したい」という方も多いため、できれば予算の中に、防音リフォームのための費用を組み込んでおきましょう。

テレビや洗濯機・掃除機といった「家電」の音が、想像以上に近隣に響いてしまうこともありますし、お子さんやペットがいらっしゃるご家庭であれば「足音」や「泣き声(鳴き声)」などがご近所に響かないかも心配ですよね。
生活音が漏れないようにするためには「防音性の高い床材」に変更するなどの方法が有効です。

中古マンションの防音対策に内窓を設置

外部から聞こえてくる騒音対策も、場合によっては考慮する必要があります。
線路や道路沿いの建物なら「電車」や「車」の音、繁華街のお近くであれば夜間の「騒ぎ声」が気になってしまうでしょう。
外からの音の対策としては、既存の窓の内側に「内窓」を設置して二重窓にする方法が効果的です。

特に築20年以上の場合は、断熱リフォームもほぼ不可欠

築20年以上のマンションでは、断熱性能が低いケースがほとんどです。
断熱性が不足していると「冬は寒く、夏は暑い」ことに悩まされるほか、周囲との寒暖差により「結露」が発生しやすくなる場合もあります。

「内窓」や「断熱材」の施工で軽減できるので、これらのリフォームも視野に入れることをおすすめします。

内装・給湯器・水回り設備は、適切な周期でリフォームを

中古マンションリフォーム・リノベーションでおすすめの工事

築年数によっては「内装材」や「住宅設備」の寿命が近いかもしれません。
下の表を参考に、リフォームが必要になりそうな箇所をリストアップしておくとよいでしょう。

建材・設備 リフォーム時期の目安
壁紙クロス 5〜10年
フローリング 10〜15年
カーペット 5年前後
クッションフロア 10年前後
2~5年:裏返し
4~7年:表替え
10~15年:新調
給湯器 8〜10年
水回り設備 10〜20年

>> リフォームの最適な時期・タイミング

万一、水回りの床などが劣化していると、水漏れが発生して下階に迷惑をかけてしまう危険性も出てきます。
できる限り余裕を持って交換しておきましょう。

もしも「すぐにリフォームするべきか判断できない」というときは、ぜひリフォーム業者に聞いてみましょう。
まずは現地調査をしてもらい、状態を確認してもらうことが肝心です。

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中古マンションリフォーム・リノベーション費用の分布

以下のグラフは、当サービス『リショップナビ』掲載事例の費用分布です。
中古マンションのリフォーム・リノベーションを行ったお客様は、100万円以上700万円未満の費用で実施できたパターンが多いです。
(※2022年7月時点のデータを元に作成)

中古マンションリフォーム・リノベーション費用の分布

中古マンションのリフォーム費用相場

ここからは、中古マンションで「人気の高いリフォームを行う場合」や「大規模なリノベーションをする場合」の費用相場を見ていきましょう。

水回りのリフォーム
内装(壁・床材)のリフォーム
断熱リフォーム
リビング・部屋のリフォーム/間取り変更
収納を追加するリフォーム
リノベーション(フルリフォーム)

水回りリフォームの価格帯

中古マンションの水回りリフォームの価格帯

水回り4箇所(キッチン・浴室・トイレ・洗面)を全体的にリフォームする場合は、1箇所ずつ施工するよりも割安になる傾向があります。
予算次第では、各設備を別のタイミングでリフォームしたいかもしれませんが、余裕があれば一緒に工事してしまいましょう。

業者によっては、指定のメーカー商品を利用することでお得になる「4点パック(4点セット)」などのパッケージプランを用意している場合があります。
コストを最重視したい方は、パック料金も選択肢に入れるとよいでしょう。

>> 水回りリノベーションの費用相場!セット(3点・4点)の相場や注意点

なお「壁向きだったキッチンを対面式にする」「和式トイレを洋式に変更する」など、形状やレイアウトの変更が伴う場合は、やや高額になります。

施工内容 リフォーム費用
4箇所すべて交換 175~300万円
(※4点パック利用の場合=90~190万円)
システムキッチン交換 50〜150万円
(※壁向きから対面式に変更=55~200万円)
浴室 50〜150万円
トイレ 洋式トイレの交換=15〜50万円
和式トイレを洋式に変更=15〜60万円
洗面所 洗面台のみ交換=10〜50万円
洗面所全体=20〜50万円
給湯器の交換 10〜35万円

>> 水回りリフォームの費用
>> マンションの浴室リフォームの費用
>> 給湯器の交換費用

内装(壁・床材)のリフォーム価格帯

中古マンションの内装(壁・床材)のリフォーム価格帯

内壁や天井のリフォームでは「壁紙クロス」の交換が一般的ですが、湿気・結露対策としてLIXIL社の『エコカラット』を採用するご家庭も多く見られます。

足音などの防音対策をしたい方は「防音仕様のフローリング・カーペット」への変更も検討してみましょう。

【壁(クロス交換・エコカラット施工・防音)】

施工内容 リフォーム費用
壁紙クロスの交換 800~1,500円/㎡
エコカラットの施工 1~2.4万円/㎡
内側に防音材を追加 12~15万円
(※建材や部屋の広さによって変動)

>> 壁紙リフォームの費用・注意点
>> LIXIL『エコカラット(プラス)』の効果やリフォーム価格

【床材(フローリングや畳などの交換・防音】

施工内容 リフォーム費用 (6畳)
フローリング交換 6〜18万円
カーペット交換 4.5〜12万円
クッションフロア交換 4〜10万円
畳の新調(交換) 7〜20万円
畳からフローリングに変更 9〜24万円

>>【床材別】床リフォームの費用相場

<床の防音対策>

施工内容 リフォーム費用 (6畳)
(フローリングなどから)
カーペットに張り替え
4.5~12万円
防音仕様の床材に変更
(フローリング・カーペットなど)
6~23万円

>> 防音工事の方法&リフォーム費用!マンションの場合の注意点は?

なお「壁が薄くて、話し声が聞こえてしまう」という場合には、壁の防音リフォームで解消できる可能性があります。
お住まいのマンションではどのような工事ができるか、リフォーム業者に質問してみるとよいでしょう。

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断熱リフォームの価格帯

中古マンションの断熱リフォームの価格帯

マンションで断熱性を高めるためには「内窓の設置」「室内側の壁に、断熱材を施工する」リフォーム方法が主流です。

内窓の設置は、マンションでも許可が下りるパターンが多く、防音効果も期待できると好評です。

施工内容 リフォーム費用
内窓の設置 8~30万円/箇所
壁に断熱材を施工 4千~3万円/㎡

>> 内窓リフォームの費用・おすすめ品
>> 断熱リフォームの種類・費用

リビング・部屋のリフォーム/間取り変更の価格帯

中古マンションのリビング・部屋・間取り変更リフォームの価格帯

リビングのリフォームでは「内装のみを新しくする」工事であれば50万円未満で施工できることが多いです。
「スペースを拡張する」際や「床暖房を設置する」場合などには100万円前後かかる可能性があります。

「和室や洋室をリフォームする」場合は、〜60万円の予算を考えておきましょう。

施工内容 リフォーム費用
間仕切りの追加 8~25万円/箇所
(既存の)間仕切りの撤去 7~23万円/箇所
リビングのリフォーム 15〜150万円
リビング拡張(間仕切り撤去を伴う) 40〜90万円
洋室のリフォーム 15〜60万円
和室のリフォーム 20〜60万円
和室を洋室に変更 25〜60万円

>> 間取り変更の費用・施工例
>> 間仕切りリフォームの種類・費用
>> 和室を洋室にリフォームする際の費用

収納を追加するリフォームの価格帯

中古マンションの収納リフォームの価格帯

収納を増やしたい場合は「一般的な壁付けクローゼット」なら手頃で利用しやすいでしょう。
スペースに余裕があるときや、間取りを変更する際などには「ウォークインタイプのクローゼット」を新設するご家庭も多いです。

施工内容 リフォーム費用
壁付けクローゼット 10〜48万円/箇所
ウォークインクローゼット 18〜80万円/箇所

>> クローゼットリフォームの種類・費用・ポイント
>> 使いやすいウォークインクローゼット作りのポイント

中古マンションのリノベーション(フルリフォーム)費用相場

中古マンションのリノベーション(フルリフォーム)費用相場

2LDK〜3LDK程度の広さのマンションで「全面的なリノベーション」「一度スケルトン(=骨組みだけの)状態にして、間取りなどを大幅に変更するリフォーム」などを行う場合は、500万円以上の予算を見込んでおきましょう。

施工内容 費用総額の目安
リノベーション
スケルトンリフォーム
500~1,500万円

>> リノベーションの費用・施工例
>> スケルトンリフォームの費用・施工例
>> フルリノベーションの費用・施工例

ただ後述するリノベーション事例のように、200万円台や500万円未満など安価でスケルトン工事やリノベーションをできることもあります。
>> 300万円でマンションのフルリフォームはできる?
>> 予算400万円でマンションフルリフォームはできる?
>> 予算500万円で、どこまでリフォームできる?

コスト面を重視したい際には、予算や優先したい工事について、遠慮なく施工業者に伝えてみましょう。

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以下からは、当サービス『リショップナビ』に加盟する施工会社が、中古マンションをおしゃれにリフォーム・リノベーションした事例をご紹介します。
実際にかかった費用や工期なども参考にしてください!

中古マンションのおしゃれな<リフォーム>事例5選

事例1
LIXILのユニットバス『リノビオV』に交換

築年数 -(RC造)
施工費用 66万円
工事期間 3日
施工地域 大阪府
中古のRCマンションを購入されたお客様より「浴室だけがそのままだったため、リフォームしたい」というご依頼でした。

フタや壁などの手入れがしにくい状態で「もっと掃除がしやすく、おしゃれなお風呂にしたい」というご希望に沿い、カタログやショールームを一緒に見ながらプランを考えました。
採用したユニットバスは、LIXILの代表的な商品『リノビオV』です。

>> この事例を詳しく見る

事例2
和室を洋室にリフォームし、リビング拡張

築年数 21年(RC造)
施工費用 69万円
工事期間 5日
施工地域 神奈川県
お仕事が在宅ワークに変わったことをきっかけに、海沿いの中古物件をご購入された施主様。
「和室を洋室に改装して、押入れをクローゼットに変えたい」「リビング・和室の間の壁を撤去し、開放的な空間を作りたい」 など、いろいろなご要望があった中、優先順位を決め、ご予算の範囲内で可能な工事を決定しました。

>> この事例を詳しく見る

事例3
キッチン・洗面・浴室の設備を交換

築年数 15年(RC造)
施工費用 126万円
工事期間 7日
施工地域 愛知県
購入された中古マンションにて、お手入れや収納力に配慮しながら、水回り設備を交換しました。
システムキッチン・ユニットバス・洗面台すべてに「ハウステック社」の商品を採用。
台所=63万円、浴室=47万円、洗面所=16万円と、低価格のリフォームを実現しています。

>> この事例を詳しく見る
>> 愛知県名古屋市のおすすめリフォーム会社をご紹介

事例4
LDKのリフォーム&窓サッシの湿気対策

築年数 23年(RC造)
施工費用 270万円
工事期間 30日
施工地域 東京都
外壁に面する壁の結露がひどく、塗り壁にカビが発生していたため、湿気対策として窓サッシを日本板硝子の真空ガラス『スペーシア』にリフォーム。
LDKには、収納を造作。デザインにもこだわり、広々として落ち着けるスペースに変身しました。

>> この事例を詳しく見る

事例5
3LDKから2LDKへ変更!水回りの一部と壁紙を交換

築年数 21年(RC造)
施工費用 301万円
工事期間 30日
施工地域 埼玉県
それぞれ6畳あった洋室と和室を繋げて12畳のリビングへと改装し、3LDKだったマンションを2LDKの間取りに変更しました。
洋間には調湿効果の高いLIXIL社の『エコカラット』も施工しています。
壁紙クロスの張り替えや、洗面所と浴室の交換も行いました。

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>> 中古マンションリフォームの施工事例一覧はこちら

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中古マンションのおしゃれな<リノベーション>事例5選

事例1
200万円台の低価格リノベーションを実現!

築年数 25年
施工費用 216万円
工事期間 15日
施工地域 静岡県
収納が不足していたためクローゼットを2箇所増設し、設備機器や内装をすべて交換しました。
他社様の見積もりでは300万円くらいの金額を提示されたそうですが、こちらの会社では216万円と低コストでリノベーションでき、施主様に満足していただけました。

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事例2
スケルトンリフォームで対面型のキッチンに

築年数 29年(RC造)
施工費用 480万円
工事期間 40日
施工地域 千葉県
元は、小さく間仕切られていた4LDKの間取りでしたが、ほぼすべてを解体してスケルトン状態にし、3LDKの空間へと改めました。
和室を洋室へとリフォームし、水回りや廊下も全体的に新しくしています。
壁向きだったキッチンも、リビングを見ながら作業できる対面型のレイアウトに変更しました。

>> この事例を詳しく見る

事例3
新築同様に丸ごとリノベーション

築年数 35年
施工費用 500万円
工事期間 40日
施工地域 広島県
鉄筋コンクリート造のマンションにて、家全体を丸ごとリノベーション!
内装や設備機器を新しくし、和室を洋室に変更。押入れもクローゼットに作り替えました。 
バルコニー部分にはウッドデッキを設置し、配管スペースとして活用できるようになっています。

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事例4
スケルトンリフォームで水回りや間取りを新しく

築年数 24年(SRC造)
施工費用 600万円
工事期間 50日
施工地域 福岡県
ご夫婦のライフスタイルに適した空間にするため、間取りや水回りなどの全面改装について相談いただきました。

LDKと隣接する和室は、客間としても利用できるよう配慮しつつ、普段は引き戸を開放して広く使えるように工夫。
キッチンのカウンター下には、ダイニング側からも台所側からも出し入れできる収納スペースを設けました。

>> この事例を詳しく見る

事例5
スケルトンリノベーションで2LDKから1LDKへ

築年数 27年
施工費用 900万円
工事期間 90日
施工地域 宮城県
「購入した中古物件の間取りを使いやすくしたい」「内装もきれいにしたい」というご依頼を受け、スケルトンリフォームで2DKから1LDKに変更しました。
豪華なアイランド型キッチンや、ヘリンボーンの床、広く使えるウォークインクローゼットなど、お客様のこだわりが詰まった素敵な空間に仕上がっています。

>> この事例を詳しく見る

>> 中古マンションリノベーションの施工事例一覧はこちら

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中古マンションをリフォーム・リノベーションする際の注意点

中古マンションをリフォーム・リノベーションする際の注意点

中古物件に限った話ではありませんが、マンションのリフォーム・リノベーションにはさまざまな制約があります。
管理会社や施工業者と一緒に確認することが大事ですが、ご自身でも以下のようなルールを把握しておくと安心でしょう。

「間取り変更」や「水回りの移動」ができない場合がある

リフォームのタイミングで「間取りを見直したい」「キッチン・トイレなどの水回り設備を移動したい」という方も多いかと思います。
ただし「耐震性を確保するための間仕切り壁は、外せない」「配管位置を動かせない」といった理由で、希望通りに工事できない場合があることを念頭に置いておきましょう。

ちなみに水回り設備を移動できる場合であっても、近隣の方とトラブルにならないか事前にイメージしておくのが無難です。
例えば、トイレを移動した場所が「隣室や下階の寝室に近い所になってしまうと、夜中に使用する際に迷惑がかかってしまうかもしれません。

可能であれば、ご近所の間取りも事前に把握しておくと安心でしょう。

>> 中古マンションのリノベーションでよくある後悔と対策
>> 中古住宅を購入してリノベーションするメリットデメリットとは?段取りや注意すべきポイントを解説
>> リノベーションでの失敗とは?原因と失敗を防ぐポイントを解説

床材は防音仕様の物を選ぶ必要がある

本記事の最初のほうで、防音対策に関するお話しをしましたが、マンションでは基本的に「床材の防音レベル(遮音等級)」が決められています。
床をリフォームする際には、マンションの規約などをチェックした上で、新しい床材を選択しましょう。

共用部のリフォームは不可

ほかのマンションの住人の方も利用する「共用部」(建物のエレベーター駐車場など)は、個人の方がリフォームすることはできないため、ご注意ください。

また(共用廊下に面する)玄関ドアの外側部分 や、(ベランダと繋がる)なども、共用部として扱われるのが基本です。
ただし先ほど防音・断熱対策としてご紹介した「内窓」については、室内側(=専有部)と見なされ、リフォームの許可がおりるパターンが多いです。
(※専有部などの定義は建物によって異なるため、管理会社などに確認いただく必要があります。)

いずれの工事であっても、建物のルールなどをリフォーム会社と一緒に確認するのがよいでしょう。

>> リノベーションを成功させるポイントとは?
>> マンションの玄関リフォームのポイントについて詳しく知りたい!

マンションの住宅ローンが残っていても、リフォームローンの審査は通る?

マンションの住宅ローンが残っていても、リフォームローンの審査は通る?

ところで「リフォームローンを利用したいけど、まだマンションを買ったときの住宅ローンが残っている」という方は、少なくないかもしれませんね。
そのような場合であっても、リフォームローンの追加融資を受けられる例は、もちろんあります。

しかし、できれば「リフォーム一体型」(=物件購入費とリフォーム費用をまとめて借り入れ可能)の住宅ローンに借り換える方法を推奨します。
現在利用されているローンよりも金利が安くなることがあり、また物件購入費と工事費のローンを一本化することで、残高が管理しやすいという魅力もあります。

>> リフォームローンの選び方!担保の有無・金利相場・おすすめは?
>> 中古マンション購入時のポイント

リフォーム業者によっては、ファイナンシャルプランナーなどの有資格者が在籍していたり、提携ローンを勧めてくれたりすることがあるため、相談してみるとよいですね。

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中古マンションのリフォーム・リノベーションで補助金は使える?

中古マンションのリフォーム・リノベーションで使える補助金

ここで、中古マンションのリフォームやリノベーションで活用しやすい、補助金(助成金)制度の例を見てみましょう。
(※以下は、いずれも2022年7月時点の情報です。応募状況などによっては、内容が変更になる可能性があります。)

全国共通で利用できる補助金制度の例

全国共通で申請可能な制度は、主として「省エネ性を高めるリフォーム」を行う際に対象となりやすいです。

こどもみらい住宅支援事業
※2022年11月28日、補助金額が上限に達したため、交付申請および交付申請の予約の受付を終了しました。
※2023年3月下旬より実施していた、「こどもエコすまい支援事業」は、予算上限に達したため、2023年9月28日をもって交付申請(予約を含む)の受付を終了しました。詳しくは公式ホームページをご確認ください。


住宅の所有者などの方が対象の工事を発注される場合に、世帯を問わず利用できます。
内窓の新設・交換や、節水型トイレやエコキュートの設置など、省エネ化を目的としたリフォームを行う際に、対象となる可能性があります。

◎申請期限:〜2023年3月31日(予定)
※原則、すべてのリフォーム工事完了後に、申請する
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
高性能建材(窓や断熱材など)を用いる断熱リフォームで、利用できる場合があります。
内窓の設置などで、リビングを中心に断熱改修する際などが対象です。

◎公募期間:〜2022年8月10日
次世代省エネ建材の実証支援事業
「断熱パネル」あるいは「潜熱蓄熱建材」を室内側から導入して断熱リフォームをする場合に、補助対象となる可能性があります。
(上記と一緒に実施する際に限り「調湿建材」を用いる工事なども対象)

◎公募期間:~8月26日(一次)/2022年9月5日~10月21日(二次)/2022年10月31日~11月30日(三次)

>> 省エネリフォームの補助金について詳しく知りたい!

地域によって利用できる補助金(助成金)制度の例

都道府県や市区町村など、自治体によっては独自の補助金(助成金)制度を設けている場合があります。

比較的「省エネリフォーム」や「高齢者の方がお住まいの住宅」を対象としていることが多いですが、そのほかのリフォームでも申請OKの制度も見られます。

【東京都渋谷区】住宅簡易改修支援事業
渋谷区に住民登録をしている個人の方で、区内にある住宅に居住している(かつ対象住宅を所有している方)などが対象です。
「壁・床・天井などの内装リフォーム」や「水回りの設備交換」などの簡易工事を行う際に利用可能ですが、区の協定業者に施工してもらう必要があります。

◎申請期限:〜2023年1月31日
(※申請後に着工、〜2023年3月15日に完工の必要あり)
【山口県宇部市】新しい生活様式に対応した住宅リフォーム補助金
市内にお住まいの個人の方が、新型コロナウイルス感染症対策在宅ワークスペース確保のためにリフォームする場合などに、利用できます。
「間仕切りの設置」や「手洗い器の新設」といった工事が対象になります。
市内に店舗や営業所を有する業者に施工してもらうことなどが条件です。

◎申請期限:〜2022年11月30日
(※申請後に着工、〜2023年1月31日に完了報告書提出の必要あり)

>> どんなリフォーム・リノベーションが補助金の対象になりやすい?
>> 東京都が実施する2024年版リフォームの補助金制度一覧!申請方法や併用についてご紹介

国や地元の補助金についての知識があるリフォーム業者であれば、利用できる制度についてアドバイスしてくれることもあるため、気軽に問い合わせてみましょう。

リフォーム・リノベーション業者選びの4ポイント

最後に、相性のよい施工業者を探す際の大切なポイントについて、お話ししておきましょう。

マンションリフォーム・リノベーション業者選びのポイント1

1. マンションの施工に詳しい会社やスタッフが◎

施工会社によって「一戸建てのリフォーム専門」「店舗改装の経験が豊富」など、得意分野が異なるものです。
そのため、まずはマンションの施工知識がある業者を探すことが重要です。

管理規約にきちんと合った工事をするためにも、マンションの工事経験に長けた事業者を選びましょう。

2. 希望内容に似た工事の経験があると安心

希望内容に似たマンションリフォーム経験があると安心

マンションの経験が豊かな会社であっても「設備の交換工事の依頼が多い」「TOTOのトイレを安価で提供できる」「デザインにこだわったプランも可能」など、対応できる内容は多種多様です。

過去の施工実績の写真を見せてもらうなど、ご自身が希望するリフォームやリノベーションと似た工事の例があるかを確認することで、よりマッチする業者かどうか判断できるでしょう。

3. 見積書の書き方や説明が丁寧

見積書の作成や、提案内容についての説明をしてもらう際に「丁寧で分かりやすいか」もチェックしてみましょう。
工事費用の内訳など、疑問点や不明点があれば尋ねてみてください。

質問したことに対し、納得できる説明をしてくれる親切なスタッフであれば、何かあったときにも相談にのってもらいやすいでしょう。

4. 複数の業者に見積もりを依頼し、比較する

「安心して工事を任せられそうか」「マナーのよい業者であるか」「見積書の価格は適正か」などを判断するためには、複数の業者を比較するのが一番です。
多少は時間がかかってしまうものではありますが、3〜5社くらいに見積もりを依頼し、提示される内容を見比べるのも大事なことです。

いくつもの会社に見積もりを頼むことは、決して失礼な行為ではありませんから、遠慮せず試してみてくださいね。

>> リフォーム会社の選び方・比較する際のポイント
>> リフォームの相見積もりのポイントや注意点

例えば、一つの業者から「キッチンの移動はできない」と断られた後、別の会社に調査してもらったところ実現可能なリフォームと判明し、無事にご希望の場所へキッチンを移せたという施工例があります。
「難しい工事かもしれない……」と思われる場合でも、複数の施工業者に見てもらうことで解決する場合があるのです。

マンションリフォーム・リノベーション業者選びのポイント2

工事のプランだけではなく、金額やデザインなど、諦められない点がある際は、親身になってくれる業者をぜひとも探してみましょう。
「補助金を利用してリフォームしたい」「できる限り安く抑えてほしい」「リビングはおしゃれにしたい」などの理想を伝えることで、期待以上の提案をしてもらえるかもしれませんよ!

ご家族みんなで毎日過ごす場所だからこそ、価格にも仕上がりにも満足できる、素敵なリフォーム・リノベーションを目指してくださいね。

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