平屋のリフォーム・リノベーション費用相場!工事内容別の価格帯や施工事例もご紹介

更新日:2024年09月06日

和風な雰囲気の平屋

「快適に暮らせるおしゃれな平屋にリフォーム・リノベーションしたい」という方に向けて、費用相場や施工事例をご紹介します。平屋にするメリットやデメリットも解説するので、ぜひリフォームの際の参考にしてみてください。

この記事の目次

「平屋のリフォーム・リノベーション」の費用相場/事例

ウッドデッキのある平屋

はじめに、平屋のリフォーム・リノベーションにかかる費用相場と施工事例について解説していきます。
リフォーム費用については、施工内容別に詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

平屋のフルリフォーム・リノベーションの費用相場

古風な平屋

平屋をフルリフォーム・リノベーションする場合の費用相場は、総額500~2,000万円ほどと幅があります。
例えば、内外装のリフォームや間取りの変更なども含む大きな工事では、1,000万円を超える可能性が高いです。

大規模な工事を検討されている場合には、優先順位を事前に決めておき、リフォーム会社と施工内容について相談しましょう。
また、予算に合わせて施工できる範囲を絞り込んでいくと無理のないリフォームプランをつくれます。

>> リフォームとリノベーションの違いとは?施工例や費用・メリット&デメリットをご紹介

【内容別】主な平屋リフォームの費用相場

【内容別】主な平屋リフォームの費用相場

平屋のリフォームの工事箇所ごとの価格帯について解説します。
内装や外装など詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

<内装のリフォーム>

内装のリフォームにかかる費用相場について、以下の3つの施工内容別にご紹介します。

● 壁紙交換
● 床材張り替え
● 和室全体を洋室に変更

施工内容をお考えになる際の参考にしてみてください。

壁紙交換 800~1500円/㎡
床材張り替え 3~6万円/畳(フローリングの場合)
和室全体を洋室に変更 25~100万円(6~8畳)

費用の詳しい内容については、以下のサイトでも解説しています。

>> 壁紙リフォームの費用相場
>> 床の張り替えリフォーム費用相場
>> 和室を洋室にリフォームする際のポイント・費用

<水回り設備のリフォーム>

水回り設備のリフォームに関して、以下の4箇所の費用をご紹介します。

● システムキッチン
● 風呂
● トイレ
● 洗面所

水回りのリフォーム費用は、設備のグレードによって異なりますので、目安程度にお考えください。

システムキッチン 50~150万円
風呂 ユニットバス交換 = 50~150万円
在来浴室からユニットバス = 65~150万円
トイレ 15~50万円
洗面所 10~50万円

以下にて、水回りリフォームの費用についてより詳しく解説しています。

>> 水回りリフォームの費用・時期の目安
>> 水回りリノベーションの費用&水回りセット(3点・4点)のポイント

<古い平屋で必要になりやすいリフォーム>

古い平屋

築年数がある程度経過している平屋の場合は、昔ながらの間取りや建物構造のため、リフォームが必要となりやすい箇所があります。

お住まいを全体的に改修するタイミングで、間取りの見直しや、断熱性耐震性の強化、バリアフリー工事なども実施するとよいでしょう。

また単独処理浄化槽がある場合には、合併処理浄化槽へ入れ替える必要があります。

平屋でリフォームが必要となりやすい箇所の費用を、以下の表にてまとめました。

間取り変更 間仕切り壁の設置=8~25万円/箇所
ダイニング、キッチン、リビングを
LDKに変更=100~350万円
断熱リフォーム 4000円~3万円/㎡
耐震リフォーム 25~300万円
バリアフリー工事
【手すり設置・段差解消】
手すりの設置=1〜15万円/箇所(廊下)
段差の解消=1~15万円/箇所(廊下と部屋との間)
合併処理浄化槽の設置/交換 80~100万円(5人槽)

古民家のリフォームで必要となる費用の詳細については、以下のサイトでも詳しく解説しています。

>> 古民家リフォーム・リノベーションの費用
>> 浄化槽を交換/設置する費用や期間
>> 築50年の住宅リフォームの費用とよくある失敗とは?

<平屋を増築する工事>

平屋を増築したい場合は、以下の2つの方法があります。

● 1階部分の増築
● 2階を増築

基本的に、2階を増築する際は、下のフロアの補強工事も発生するため、1階のみ施工する場合よりも高額になります。

1階部分の増築 33〜39万/畳
2階を増築 50〜100万/畳

以下にて、平屋を増築する際の費用についてより詳しく解説しています。

>> 増築の費用/確認申請の注意点
>> 2階の増築リフォーム費用相場

<外壁・屋根のリフォーム>

外壁と屋根のリフォームにかかる費用相場をご紹介します。

築10年以上の建物であれば、外壁・屋根のリフォームを行うことも大切です。

外壁 20~350万円
屋根 15~260万円

外壁と屋根のリフォームに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

>> 外壁リフォーム(塗装/カバー工法/張り替え)の費用
>> 屋根リフォームの時期&費用の目安

<防犯性対策になる外構・エクステリアのリフォーム>

平屋に設置されたフェンス

外構やエクステリアのリフォーム費用について解説します。

生活スペースが1階に集約される平屋では、外構・エクステリア部分の防犯性を確保することも大切です。

外からの目隠し対策になる「フェンス」や、侵入防止効果がある「門扉」「門柱」を設置しましょう。
夜間に暗くなりやすい場合には「照明付きの門柱」を導入するのもおすすめです。

目隠しフェンス 1万2,500円〜2万7,000円/m(アルミ製)
門扉 19~36万円
門柱 10~20万円

外構やエクステリアのリフォームに関する情報は、以下の記事でも詳しく解説しています。

>> 目隠しフェンスの価格と施工例
>> 門扉リフォームの価格・注意点
>> 門柱のデザイン・設置時の注意点&リフォーム費用

<窓の防犯対策リフォーム>

ここでは、窓の防犯対策のリフォームにかかる費用相場をご紹介します。
平屋は2階以上ある住宅よりも防犯対策に力を入れておく必要があります。

窓の外側に「雨戸」や「窓用シャッター」を設けるのも良いですね。

内窓の追加 8~30万円/箇所
窓ガラス交換 5~15万円(防犯タイプ)
雨戸の設置 2~15万円/箇所
窓用シャッターの設置 手動:6~16万円/箇所
電動:10~35万円/箇所

窓のリフォームについて、以下の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

>> 内窓リフォームの価格・おすすめ品
>> 窓・サッシリフォームの費用とポイント
>> 雨戸/窓用シャッターを取り付ける際の価格・注意点

テーブルに置かれた金

ちなみに、以下のようなリフォームを行う際は、補助金減税制度を活用できる場合があります。

● 耐震改修
● バリアフリー
● 断熱リフォーム

補助金を活用する際は、制度に詳しいリフォーム会社に相談することをおすすめします。

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平屋リフォーム・リノベーションの施工事例

ここでは、当サービス『リショップナビ』加盟の施工業者が実際に平屋をリフォーム・リノベーションした例をご紹介します。
平屋リフォームのプランを検討する際の参考にしてみてください。

浴室改装と和室の珪藻土リフォーム

リフォーム費用 120万円
施工日数 30日
浴室のサイズを広くするために、一部の壁を取り除きました。
さらに、バリアフリーにするため、在来工法のお風呂をユニットバスへ変更しました。

また、和室の壁には珪藻土を施工して、明るいイメージの部屋に生まれ変わっています。

>> この事例を詳しく見る

築50年の大切な平屋をリノベーション

リフォーム費用 1,800万円
施工日数 140日
親御さんが建ててくれたお住まいを、大切に受け継いで残したいとのことで、施工依頼を受けました。
施主様の想いを尊重しつつ、コストの面にも考慮しながら、建て替えることはせずに、リノベーションさせていただきました。

建物を一度スケルトン状態(構造・骨組みのみの状態)にして、リビングや玄関、浴室などを一新しています。
また、断熱性や耐震性も見直しました。

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「2階建てから平屋へのリフォーム」の費用相場/事例

人里離れた場所にある平屋

2階建てから平屋へリフォームした場合の費用や施工事例などをご紹介します。

より暮らしやすい住宅にするために、2階建てから平屋へのリフォームをお考えの方はぜひチェックしてみてください。

2階建てを平屋にする減築リフォームの費用相場

2階建て住宅の工事

2階建ての住宅を減築して平屋へリフォームする際は、450〜2,700万円ほどを目安に考えておきましょう。

実際にかかる費用は、元の住宅の広さや、減築後に内装・外装をどこまで施工するかにもよります。
特に、築年数が経っている住宅の場合は耐震補強工事が必要になる可能性が高く、費用が高額になってしまう例も多いです。

>> 減築リフォームの費用/事例/注意点

2階建てを平屋にリフォームした事例

和風な雰囲気の平屋

当サービス『リショップナビ』の加盟業者が、2階建てを平屋に減築した事例も見てみましょう。

施工費用も記載していますので、ぜひチェックしてみてください。

2階建てを減築して平屋に

【施工前】

【施工後】

リフォーム費用 500万円
施工日数 60日
元々は2階建てだったお住まいを、家族構成の変化に合わせて減築しました。
使わなくなった2階部分を思い切って解体・撤去しています。

さらに、1階部分も間取り変更して、全面的にリノベーションしました。
二間続きの和室の一室はリビングに、残りは和洋折衷の雰囲気の和室に改装しました。

>> この事例を詳しく見る
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全体の構造が1層で成り立っている「平屋」は、日本の伝統的な民家によく見られる造りです。
近年では効率的に広いスペースを確保できることから、2階建てを選ぶ方が多い傾向にありました。

しかし、ここ最近の少子化や高齢化などに伴い、部屋数が少なく移動がしやすい平屋が再び脚光を浴びています。
二世帯住宅へのリフォームや、老後の暮らし方を視野に入れて、平屋のバリアフリー住宅を検討する方が増えつつあります。

奥行きのある和室

ですが、上記で解説した費用や事例をご覧になり、どのようなリフォームやリノベーションを行えばよいか、悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで、平屋ならではのメリット・デメリットについて以下で詳しく解説していきますので、ぜひ確認してみてください。

ご家族にとって平屋はよい住まいとなるかどうか、イメージしてみましょう。

平屋のメリット

和モダンな部屋

平屋ならではの魅力としては、以下の5つの点が挙げられます。

● 移動が楽になる
● 構造的な危険が少なくて済む
● 開放的な雰囲気の家になる
● コミュニケーションが取りやすい
● 出費が安くなる場合がある

以下にて、それぞれのメリットの内容をより詳しく解説していきます。

移動が楽になる

広いLDK

階段がなく、すべての部屋を楽にを平行移動できるのが、平屋の大きなメリットです。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、特にありがたいメリットとなります。

構造的な危険が少なくて済む

小上がりの和室があるリビング

平屋は2階以上ある住宅に比べると、地震の際の揺れが軽減されます。

また、万が一、住宅が倒壊するほどの大地震に見舞われても、平屋は2階以上ある建物に比べて危険性が少ないです。
建築物の中でも、平屋は特に地震に強いというのもメリットのひとつです。

開放的な雰囲気の家になる

広々としたリビング

平屋は、1階部分に住宅のすべてが集約しているため、デザインによっては開放的な空間にリノベーションできます。
例えば、壁を取り除いたり、天井を高くとったりして広々とした空間にすることもできます。

また、窓を増設・拡張することで、より開放的な空間になるでしょう。
すべての部屋で掃き出し窓を持てるというのは、平屋ならではのメリットです。

家族のコミュニケーションが取りやすくなる

小上がりでくつろぐ家族

2階建ての住宅とは異なり、平屋は家族の距離が近くなるためコミュニケーションがより取りやすくなります。
特に、生活スタイルの違いによって接する時間が少なくなってしまっているご家族にはおすすめの住宅デザインといえます。

メンテナンス費用や税金が安くなる可能性が高い

メンテナンス費用や税金が安くなる可能性が高い

今後のメンテナンス費用などを抑えやすいのも、平屋の長所です。

高さがある2階建ての住宅では、外壁や屋根をリフォームする際に足場を組むため、工事費とは別に費用がかかります。
一般的に足場の設置には15~20万円ほど必要になります。

一方で、平屋では足場の設置にかかるコストがかからない、または安く抑えられるのです。
また、2階建ての家を減築する場合は延床面積が減るため、固定資産税が安くなるというメリットもあります。

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平屋のデメリット&対策

夕暮れ時

住宅を平屋にするデメリットは、以下の3点です。

● 防犯対策の強化が必要になる
● 洪水時に逃げ場所がなくなる
● プライバシーが確保されにくくなる

それぞれのデメリットの内容を、以下で詳しく解説していきます。

防犯・目隠し対策が必要になる可能性がある

庭に通ずる扉

平屋は住宅全体が車や歩行者から丸見えになりやすいため、目隠し対策が必要となります。
また、2階建て住宅を平屋にするとセキュリティー性が下がってしまうため、防犯対策もより強化しておきましょう。

フェンスや門扉、窓用シャッターなどを活用して、安全性を維持することが肝心です。

>> 窓の防犯対策のリフォーム方法
>> 浴室にも窓があるなら、目隠し・防犯対策を!

洪水や床上浸水などの災害時に家の中での逃げ場がない

水害にあった住宅街

平屋は洪水や床上浸水などの際に、逃げ場がなくなりやすいという欠点があります。

2階建ての場合は、水害の際でも上階に避難できます。
しかし、平屋は1階までの高さしかないため、高い水位の洪水や床上浸水が発生した場合は危険な状態となりやすいです。

平屋へのリフォームをお考えで、特に川や海に近い場所にお住まいの方は、もしもの災害に備えた施工プランを考えましょう。

プライバシーが確保しにくい

上から見るリビング

平屋は間取りの設計上、プライバシーが確保されにくいです。
特に、二世帯同居のご予定がある方はそれぞれの世帯がリラックスして過ごせる空間となるような間取りの変更が必要です。

また、今は子どもが小さくても、将来的にはプライベート空間が必要になりますので、成長に合わせたリフォームプランを検討しましょう。

>> 二世帯住宅リフォームのポイント
>> 三世代同居・近居でおすすめのリフォーム例

平屋をおしゃれにリフォーム/リノベーションするためのポイント

ポイントを説明しようとしている人

平屋をおしゃれにリフォーム、リノベーションするためには、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

● インテリアテイストを和モダンにする
● 玄関ドアにこだわる
● 大きな窓にリフォームする
● ロフトを増設する
● ウッドデッキを設置する

以下にて、それぞれのポイントの具体的な内容を解説していきます。
ご自宅に取り入れられるポイントはないか、ぜひチェックしてみてください。

インテリアテイストを和モダンにする

現代風の和室

平屋の住宅には、和モダンのインテリアテイストがよくマッチします。

和モダンはただの和風建築ではなく、現代的なスタイリッシュさも持ち合わせているので、若い方にも受け入れられやすくおしゃれです。
和風の懐かしい雰囲気は残したまま、現代風の使い勝手がよい間取りとインテリアでより住みやすい住居にリノベーションしましょう。

>> 和風/和モダンの家にするポイントと実例

玄関ドアにこだわる

おしゃれな玄関

平屋は2階以上ある住宅よりも家全体が見渡しやすいため、目が行きやすい玄関ドアにこだわることでよりおしゃれな雰囲気を演出できます。

特に、木製の重厚感ある玄関ドアはデザイン性が高いです。
ご自宅にはどのような玄関ドアが合うのか、施工事例の画像を見ながらイメージしましょう。

また、ドアのカラーも住宅の外観のイメージを左右する大切なポイントなので、施工業者にカラーシミュレーションを依頼するのもおすすめです。

>> 玄関ドアの種類と特徴・選び方を解説!

大きな窓にリフォームする

大きい窓の平屋

平屋は見た目にも窮屈に感じやすいため、大きな窓を設けて開放感のある住宅にするとよいです。

しかし、大きな窓を設置すると断熱性や防犯性が低下する点には注意して、対策をするようにしましょう。
また、ご自宅にはどのような窓と配置が合うのかを施工業者とよく相談してリフォームすることをおすすめします。

ロフトを増設する

ロフト付きの住宅

1階部分のみで生活することになる平屋には、利便性やデザイン性を高めるためにもロフトの増設がおすすめです。

おしゃれな空間を演出できるだけでなく、1階しかない平屋にロフトを増設することで居室や収納が増えて快適さが増すためです。
どの位置にどれくらいのサイズのロフトを増設すると生活しやすくなるのかを考えて、リフォームするようにしましょう。

ウッドデッキを設置する

ウッドデッキを設置した家

平屋にウッドデッキを設置すると、アクセントとなりおしゃれ度が増します。
ウッドデッキを設置することでおしゃれな住宅になるとともに、平屋でも空間が広く感じられるようになるでしょう。

ただし、ウッドデッキはただ設置すれば終わりではなく、メンテナンスが必要になります。
メンテナンスの頻度や程度、活用方法などを踏まえた上で設置するかどうかを決めましょう。

>> ウッドデッキのリフォームの価格と素材別の施工例!

平屋をリフォーム/リノベーションする際の注意点

平屋をリフォーム/リノベーションする際の注意点

平屋をリフォームする際に注意しておきたいポイントは、以下の3つです。

● 生活動線に注意して間取りを決める
● 日当たりに注意しておく
● 新築を建てる方が安い場合がある

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説していきます。
リノベーションの前に確認して、工事の失敗を防ぎましょう。

生活動線に注意して間取りを決める

住宅の間取り図

リノベーションのプランを考える際は、生活動線に注意して間取りを決めるようにしましょう。
平屋は1階部分に居室やトイレ、浴室などがまとまって配置されるため、生活動線に注意して間取りを決める必要があるのです。

また、平屋にすることでトイレや浴室が寝室のすぐそばに配置されることになると、音や明かりで眠れなくなってしまったというケースもあります。

さらに、居室が密着しすぎてプライベート空間がなくなったという失敗例もあるため、家族が生活しやすい間取りにすることが大切です。

日当たりに注意してリフォームプランを考える

日当たりの良い部屋

平屋にリノベーションする場合は、日当たりは問題ないかよくチェックしておきましょう。

平屋にすると、周囲の環境によっては日当たりがかなり悪くなるのです。
2階建てであれば上階に太陽光が当たり洗濯物が乾きやすいですが、平屋は周囲の住宅の陰になってしまうケースもあります。

生活する上で、日当たりのよさは重要なポイントです。
快適に暮らせる日当たり具合かどうかも、リフォームやリノベーションを行う前に確認しておきたいポイントです。

リフォーム内容によっては新築を建てる方が安い場合がある

リフォーム内容によっては新築を建てる方が安い場合がある

場合によっては、平屋にリフォームするよりも新築を建てた方が費用を抑えられる場合があります。

2階以上の住宅を平屋にリフォーム、リノベーションする際に、建物の構造によっては施工費用が高額になります。
2階建て住宅を減築して平屋にする場合は450〜2,700万円ほどが相場なので、同じ金額で新築が建つケースもあるのです。

まずは、施工業者に平屋リフォームの見積もりを出してもらい、新築を建てるのとどちらがお得かを確認しましょう。

>> 中古住宅を購入してリノベーションするメリットデメリットとは?段取りや注意すべきポイントを解説

建築の知識がある業者に依頼をしよう

ここまでお話ししたような平屋のメリット・デメリットを理解した上で、最適な提案ができるリフォーム会社をぜひとも選びたいですね。

間取りの設計

平屋へのリフォームを成功させるためには、建築の知識があるリフォーム業者に相談してみることをおすすめします。

特に、「耐震改修」や「断熱化」工事を実施して、リフォーム減税も活用したい場合には、建築士在籍の会社だと手続きがスムーズです。

また、住宅を「減築」したい場合は、例外的に確認申請が必要となるケースもあります。
そのため、減築後の耐震性を見直す場合に備えて、やはり建築に詳しい施工業者に依頼する方がよいです。

デザイン性や災害時の危険性などにも配慮してくれる業者に依頼して、安心して快適に過ごせる住まいを実現しましょう。

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【この記事の要点まとめ◎】

平屋を「フルリフォーム」「リノベーション」する際にかかる費用は、いくら?
総額500~2,000万円ほどが目安です。
内装・外装を含む大規模な工事の場合は、1,000万円を超える場合が多いでしょう。
平屋で「壁紙・床」や「水回り」「外壁・屋根」などをリフォームする際にかかる費用は、いくら?
内装・水回り・外装などのリフォームや、バリアフリー・増築などの工事ごとの価格帯については、こちらに掲載しています。
減築して「2階建て」を「平屋」にリフォームする際にかかる費用は、いくら?
総額450〜2,700万円程度はかかるでしょう。
実際にかかる費用は、元の住宅の間取りや劣化状態によって異なります。
予算が不安な方は、リフォーム会社と相談しながら施工プランを決めていきましょう。

「歴史ある日本家屋」という印象が強かった平屋も、工夫次第で快適・おしゃれな空間に仕上げられます。
デザインの自由度が高いというよさを活かして、自分好みのお住まいへとリフォームしましょう。

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